春日寛さん、1千万円寄付
東京十日町会・前会長「ふるさとの文化を応援したい」
東京十日町 会の会長を20年余り務め、東京都中央区で法律事務所を構えている春日寛前会長(89)は、今年で退任。5月10日にラポート十日町で開いた同会主催の「山菜と田舎ごっつおを味わう会」で春日前会長は「十日町市の文化の発展・継承のために」と十日町市文化協会連合会に1千万円を寄付した。
昨秋、市文化協会設立30周年記念の第九コンサートを観賞し、演奏に感激。文化協会の和久井工会長とは昔からの知人だった事もあり、同協会に寄贈を決めた。春日前会長は「昔は歳をとったらふるさとに帰る人が多かった。歳をとり、ふるさとに住むというよりも金銭的支援という形で民謡や舞踊、着物などの文化の継承や発展のためになれば」と語っている。
寄贈を受けた同連合会・和久井工会長は「一円でも無駄にしないよう5年、10年と春日さんの思いが伝えられるよう、十日町市の文化振興のために使っていきたい」と話した。