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  • 今週の妻有新聞最新号抜粋記事

  • 2025豪雪 住民生活圧迫、「雪のやり場がない」

    十日町市・津南町、豪雪対策本部設置、国の災害救助法適応

    松之山4㍍間近、24時間降雪101㌢、雪害発生の要警戒

     連続降雪が4日から続き十日町市と津南町に国災害救助法が適用となった。十日町市は7日午前10時半に豪雪対策本部を設置、その後も降雪が続き9日午前10時半に豪雪災害対策本部に移行。同日川西・中里・松代・松之山地域は国災害救助法の適用、十日町地域は11日午前12時半に適用となり全市が対象となった。一方、津南町でも大雪警戒本部を7日正午に立ち上げ、10日午後4時に豪雪災害対策本部に移行。国災害救助法の適用を受けた。国災害救助法適用地域では要援護世帯の緊急屋根の雪下ろしや除排雪を9~28日の20日間行う。十日町市の国災害救助法適用は令和3年(2021)以来4年ぶり。昨年、一昨年と少雪だったが、今冬は一転して2月から集中降雪により大雪模様となった。

    2025年2月15日号

  • まちづくり 公開討論会2023 開催

    2023年10月13日(金)午後7時00分開会

    会場
    津南町文化センター
    討論会出席者
    津南町議選立候補予定者

    ◆ 設問テーマに対する政策や考え方を述べて頂きます。

    2023年10月13日(金)午後6時55分から放送開始します

    YouTubeライブ配信
  • 2025豪雪 住民生活圧迫、「雪のやり場がない」

    十日町市・津南町、豪雪対策本部設置、国の災害救助法適応

     連続降雪が4日から続き十日町市と津南町に国災害救助法が適用となった。十日町市は7日午前10時半に豪雪対策本部を設置、その後も降雪が続き9日午前10時半に豪雪災害対策本部に移行。同日川西・中里・松代・松之山地域は国災害救助法の適用、十日町地域は11日午前12時半に適用となり全市が対象となった。一方、津南町でも大雪警戒本部を7日正午に立ち上げ、10日午後4時に豪雪災害対策本部に移行。国災害救助法の適用を受けた。国災害救助法適用地域では要援護世帯の緊急屋根の雪下ろしや除排雪を9~28日の20日間行う。十日町市の国災害救助法適用は令和3年(2021)以来4年ぶり。昨年、一昨年と少雪だったが、今冬は一転して2月から集中降雪により大雪模様となった。

    2025年2月15日号

  • 43歳、滝澤青葉氏が名乗り

    新人4人目、川西地域集中、現職動向に関心

     定数を5人削減し、改選定数19で臨む十日町市議選(現定数24)は4月20日告示、27日投票の市長選と同時選で行うが、今月に入り現職・吉村重敏氏が引退する中条地区から滝澤青葉(せいよう)氏(43)が10日、出馬を表明した。川治地区や「戦国時代」の様相を見せている川西地域でいまだ進退が微妙な現職もある。引退が確定している現職は2人でこのため15日現在、新人4人、現職22人の合わせて26人の出馬が見込まれているが情勢は流動的だ。

    2025年2月15日号

  • 思ったら、まっしぐら

    中町 優也さん(1984年生まれ)

     「五つ上の兄が車好きでラジコンカーに夢中で、すっかり影響されましたね。小6の時、もらったお年玉で雑誌に載っていた大阪の店にラジコンカーを直接注文したんです。毎日、毎日待って、来た時は本当に嬉しかった。その車はこづかいで、改装しながら大切に使いましたよ」。
     これと思
    ったら、徹底的に突き進み、とことん詰めていき、納得できるまで取り組む、そういう性分の子だった。すべて先ずはやってみて、経験を通じて感覚を知り、感動を自分のものにしてきた。
     「中学の頃はバイクに憧れたね。床屋の叔父からもらったマンガ本に出ていた『湘南暴走族』にはしびれた。かっこよくって、硬派で、これぞ男だって。バイクには乗れないから、自転車に背もたれを付けて、カッコつけた。永ちゃんこと矢沢永吉さんに憧れて、親のポマードをちょっと借りてリーゼント風にして、くしをポッケにさして…、そしたら皆からは『くさーい』なんて言われましたけどね」。
     多感な時期の刺激的な出会いは、その後にも大きく影響した。そのまま高校へ。
     「硬派! といえば学ランにバイクってことで、進学先は十日町高校に決めましたが、模試で合格率10%とか出て、こりゃマズイと頑張りました」。
     十高入学後、その年の誕生日の7月、早々に原付免許を取得した。
     「叔母から譲ってもら
    ったホンダのシャリィ。いやぁー本当に嬉しかった。毎日触ったり、のったり、改造したり、もう離さない、でしたね。群馬や長野にツーリングへ行き、高校最後の春休みには静岡まで行った。修理もなんも、全部自分で、ですよ」。
     18歳になりすぐに車免許を取得、あっという間の高校3年間。進路に迷いはなかった。兄が進んだトヨタ専門学校へ。
     「高校の担任からは、趣味と仕事は分けた方がいいぞって言われたんですけどね。でも、毎日毎日、触っていても飽きない、これは趣味というより、もう天職だ、と進学先を決めました」。
     専門学校は八王子にあった。2年間の学生生活。「学校の授業で習うことは、自分がこれまでしてきたラジコン造りやバイク修理などが主で、これってもう分かっていることばかり。遊びで学んでたんだなって。卒業後はネッツトヨタ新潟・柏崎支店へ行きました。やはり社会は違いましたね。仕事と責任の重さを感じました」。
     社会人1年生、さまざまなストレスを感じた時は、車やバイクに乗り気分転換。愛車カリーナで「ドリフトの聖地」にもよく行った。

     「友だちの結婚式の二次会で出会ったんです。やはり仕事も大事ですから、ピットランドに転職したんです」。
     25歳で結婚。2年後、長男誕生、さらに長女誕生…。子どもたちとの触れ合いを大切にしたい、との思いが強くなった。
     「子どもたちともっと上手に関われるようになりたい…どうしようかと子育ての勉強をしているうち、面白くなって。よし、保育士になろうと決め、そこから猛勉強しました。でも、またです、合格率10%…、でも絶対受かってやると、義父にタンカ切ったんですよ」。
     努力が実り保育士に合格。32歳の時。だが再び、フツフツと車への思いがよみがえって来た。
     「保育園への就職前に、ちょっとのアルバイトと思ってピットランドの自動車板金部門で働いたんです。それが楽しくて、楽しくて。車体をきれいになおせた時や、塗れた時の感動、あの感覚がよみがえって来たんです。またピットランドに戻りました」。

     2021年6月、独立し『ナカマチモータース』を十日町市山本町に開業。背中を押してくれたのは妻・彩恵さん。
     「思ったら、もうやらないではすまない性分ですからね。妻もやりたいことはやった方がいいと、いつも背中を押してくれます。彩恵様ですね、感謝、感謝です」。
     経営者となり、人からの言葉や友だちからのアドバイスが身に染みるようになった。
     「これまで、あまり人の助言とか聞かなかったんですね。今になってその言葉の大切さがやっと分かったという感じです。ちょっと自分の成長を感じますよ」
     心がけは、いつも同じ。求める人たちを第一に。
     「1台1台を大切に、ていねいに扱う、この基本を大切にです。当たり前のことですが、この基本こそ大事です。これからは事業をもう少し拡げられたらいいな、なんて思っています」。
     ▼バトンタッチします
     村山遥菜さん

    2025年2月15日号

  • 動きがとれない県民の命の話

    県民投票実現を

     スーパーの食品売り場に立って「高~い!」と叫びたくなる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。他の事は我慢できても食品が高いのは節約できないだけに気が滅入る。日本のエンゲル係数が43年ぶりに28・3%の高水準になったとのニュース。(43年前って上越新幹線ができた頃?)庶民はお財布と相談の毎日…。
     一方で石破茂首相は日米首脳会談で1兆ドル(約151兆円)アメリカに投資を表明。日本の国家予算は115兆円だ。これ、誰が払うの?買収でなくて投資って民間企業間の話だよね。税金使うなら日本の産業(農林水産業)にもっと投資して自給率上げようよ。若者や子どもたちに投資して人口増やそうよ。落とし穴のように陥没する道路や古くなったインフラはどうするの?過去最高の税収はどこいった? 確定申告の作業をしながら何だか虚しくなってしまうのは私だけかな…。
     たくさんの情報に触れ、何が正しく何を信じるかを選び、分からない事は調べ、続報を追い、立場の違う視点からも考える…そんな面倒な作業からそろそろ離れたいと思う年齢になった。もうどうでもいいや…と思えるくらい分からない世の中になった。
     でもね、こんな末期的な国の中で、大事なことは自分たちで決めるという基本の基を忘れず活動している人がいる。先週の本紙オピニオン欄で齋木さんが書かれているように『柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会』の署名が15万筆を超え、県民投票条例案が県議会にあがる。発起人はじめ署名集めに歩いて下さった方々の不断の努力に頭が下がる。足元の問題にコツコツ取り組む姿勢が世の中を変えていくんだろうな…。
     国民民主党の玉木氏が原発を視察して「総理自ら動くべき時」と再稼働を注文した。世界最大規模の原発を止めておくのは勿体ないという理由だそうだ。新潟県民と話をしただろうか。(電力総連から国民民主党に多額の献金の報道も…)
     この原稿を書いている数日間、雪が降り続いて積雪は3㍍を超え、豪雪災害対策本部が設置された。こんな道路や鉄道の状態で原発事故が起きたら速やかに避難できるだろうか。
     首都圏の電気料金が高い安いって話ではなく、子どもや高齢者、妊婦など動きがとれない県民の命の話をしてほしい。
     県議の皆さん、どうか県民の声を聴く県民投票条例の制定を考えて下さい。県議会が住民投票(条例)を肯定することは、議会の存在意義を否定することではありません。投票結果の尊重だけで、新潟県民の思いは国に伝わるから。

    2025年2月15日号

  • 雪繭

    小林 幸一(津南案内人)

     秋山郷和山集落の対岸にあった「もっきりや」は昨年から和山集落に引っ越しましたが、冬季間の行き来は中津川にワイヤーを渡し、小さな籠を吊るした籠渡し「野猿」でした。
     野猿に乗ってロープを引っ張ると野猿は中津川の上空に飛び出します。中間地点に差し掛かると上流に白い饅頭のような雪形が見えてきます。何処にでもあるようで、これだけ形の整った雪型は見たことがありません。私はこれを「雪繭」と名付け、絵や写真で創作しましたが、昨年苗場酒造の新銘柄に「雪繭」として提案したところ、なんと一番の売れ筋の「醸す森」のリブランドとして「ゆきのまゆ」の銘柄で売り出されることになりました。
     ブランド名がひらがなになった理由として「繭」の漢字が女性向けでなかったことが想像できますが、この漢字には草冠の下で糸と虫が仲良く並び、まさにまゆのイメージにピッタリの漢字になっています。新宿にあるモード学園コク―ンタワーはこれから世界に飛び出す学生たちを繭の外観でイメージしました。新ブランドの「ゆきのまゆ」が日本一雪の降る町のお酒として世界に向けて旅立つことを期待します。

    2025年2月15日号

  • 除排雪、冬の公共事業

     国県道、市町村道の除排雪は当たり前だ。土木分野の公共事業は冬期間、休眠状態が多く、その「事業力」をこの地に暮らす住民の暮らしを支える除排雪に導入する、それが「冬の公共事業」。建築・建設・土木の事業者の多くは、雪処理する小型から大型重機や除排雪機械を持つ。これを公共事業としてフル活用する方策はできないか。
     今回の大雪で十日町市、津南町は豪雪対策本部を立ち上げた。さらに国災害救助法の適用で除排雪費用など国費対応になる。ただ対象はいわゆる生活弱者、限られた世帯だ。一方で対象外の「準対象者」といえる除排雪困難者は多い。高齢者世帯、様々な事情で親子だけの世帯など救済対象外の世帯も大雪が生活を圧迫し、経済的な困窮度を増している。だが、なかなか声を上げられないのが現実だ。
     春になり雪が融けると、この苦しみを忘れてしまう雪国。昭和の56豪雪、59豪雪、平成の18年豪雪など過去の積雪記録を見れば、あの日・あの時の雪の労苦がよみがえるが、実感としては遠い過去になってしまう。だが、忘れてしまうとされる雪の苦労は今後、さらに増す状況にあるという。
     全国的な大雪ニュースで関心度が増しているのが今後の気象予測。地球温暖化が言われた当時、同時に小さなニュースが流れた。雪の降り方の将来予想だ。『雪そのものは少なくなる傾向だが、一方で日本海の海水温の上昇で水蒸気を含んだ雲が連続的に大量発生し、冬はそこに寒気が入り込むと、局地的にこれまで以上の大雪が度々発生する確率が高い』。今冬はまさにこれが大当たり。1週間余り降り続けた雪で、積雪3㍍超えの地域が続出している。来季も可能性が高いという。
     「冬の公共事業」、どうシステム化するか、行政の知恵の出し所だ。暮らしやすい雪国づくり、まさに国の地方創生事業になるのでは。

    2025年2月15日号

  • 議会陳情、異例の名指し非難

    改選まで3ヵ月、12月定例会中、鈴木議長は受理

     十日町市議会の改選まで3ヵ月を切ったなか、現職市議を名指しで非難する陳情書が昨年12月の市議会定例会開会中に提出され、議長が受理していたことが明らかになった。2022年12月、市が突然、明石の湯閉館方針を出し、多くの市民反発を受け結局継続された「明石の湯問題」で、当時の職員の不当解雇問題に関係した現職市議の言動を問題視した管理運営のクロステン(十日町地域地場産業振興センター=理事長・関口芳史市長)が12月定例会開会中の12月12日、鈴木一郎議長に現職市議を名指し非難する「迷惑行為に関する陳情書」を提出、鈴木議長はこれを受理した。陳情書にある迷惑行為は『解雇職員への個別面談会の場に突然、勝手に入室し「あなたたちを守るために来た」のような事を叫んだ』や『就業規則を出せ、などと威圧的な怒鳴り声が続いた』など6点を列挙し、市議会に対し『市議会議員として不適切な行為。市議会議員に広く周知徹底し、市議会において厳正な対応をお願いしたい』と要望。名指しされた市議・滝沢貞親氏(65)は「退職を迫られた職員の方々からは、ありがとうと言われた。クロステン側の認識とは異なる点が多々ある。何らかの対応を考えたい」と法的な対応も検討している。市議会からは「改選近くにこうした個人を名指し非難する陳情はありえないこと。なぜ今頃になっての議会陳情なのか」と疑問視する声があり、明石の湯利用者からは「市の政策の失敗を棚に上げ、何を言っているんだという印象だ。クロステンからの陳情の形だが、そのトップは関口市長、市長選がらみに見える」など、不信感が広がっている。

    2025年2月8日号

  • 喜勢社長「しっかり理解頂いた上で必要な手続きを」

    JR東「水利権」、市長選どう影響

     水利権更新の地元還元、争点化なるか―。現職・関口芳史市長(65)の進退表明は未だないが、4日の定例会見では進退を問われ「熟慮中。心が定まった時に」と、出馬意欲を滲ませる発言をしている。三度目の挑戦となる樋口明弘氏(75)が昨年4月に名乗りをあげるなか、今年6月に水利権更新を迎えるJR東日本・宮中取水ダムでの「発電の地元還元」による電気料抑止での企業誘致や新規事業創出を訴えている。一方で、昨年4月就任のJR東・喜勢陽一社長(60)は1日に津南町を訪れた際に水利権更新で「今回の更新は地元の皆さんにしっかりとご理解いただいた上で、必要な手続きに臨ませて頂きたい」と姿勢を語っている。

    2025年2月8日号