「命の拠点」、安心支える地域医療

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十日町市支援事業で「ほり内科クリニック」、来月開院

 医師不足が深刻度を増す十日町医学圏に新たな地域医療を支える拠点がまたひとつ加わる。県立十日町病院に勤務していた内科医が独立、8月1日に十日町市山本町に『ほり内科クリニック』を開院する。院長は堀好寿医師(よしひさ、45)。今年3月に閉院した大熊内科医院を引き継ぐ形で施設を改修した。十日町市が医療施設の整備、診療体制の継続確保などに取り組む医師らに補助金を交付する『十日町市医療施設設備等支援事業』の支援も開業を後押し、同事業による独立開業は4医院目で、持続可能な地域医療を支える大きな力になっている。堀医師は「十日町病院時代、スタッフが医師を支えてくれる姿勢に感動した。十日町で頑張ろうという気持ちになった」と十日町病院での経験が十日町市に根を下ろす要因になったと話す。昨年11月の村岡整形外科クリニックに続き、豪雪地域の地域医療に新たな「命の拠点」が誕生する。住民の「暮らしの安心感」が増すことになる。

続きは本誌2024年7月13日号を御覧ください