四度決戦、命運は魚沼の行方

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「傷負い」両現職、新5区34万票、困惑の有権者

衆院選27日投開票

 衆院解散、総選挙は今月15日公示、27日投票で行うが、選挙区再編の新潟県小選挙区5つは、与野党伯仲の選挙戦になっている。特にここ新5区は、前回選で小選挙区勝者の立憲現職・梅谷守氏(50)と比例復活の自民現職・高鳥修一氏(63)との四度目の対決が濃厚。特に今回、自民本部が打ち出した「政治資金不記載問題」に牴触する現職の比例重複立候補を禁止したため、544万円の不記載が党本部規定に該当する高鳥氏は比例区立候補が出来ず、まさに「背水の陣」。一方の梅谷氏も今年早々の新年行事で有権者に日本酒を配り、公選法違反で告発を受けている身だ。新5区の現職2人は共に「傷負い」状態で、有権者の選択を困惑させている。両現職ともすでに選対を立ち上げ臨戦態勢に入っているが、新たに新5区入りの魚沼3市町7万9千人余の有権者への浸透が、勝敗に大きく影響すると見られ、両選対は魚沼エリアの攻勢に力を入れている。

続きは本誌2024年10月12日号を御覧ください