戻らないサケ、遡上わずか58匹

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JR東日本・宮中取水ダム調査

10月高水温の影響か、河川環境の調査必須

北陸・甲信越地域から北海道まで11道県でサケの遡上・捕獲が前年比平均52%(国立研究開発法人水産研究・教育機構調べ、10月31日現在)と半減しているなか、中魚沼漁業協同組合(村山徹組合長)でもサケ遡上の最盛期である9月20日~11月10日までの期間に58匹(オス38匹、メス20匹)だけの遡上確認に留まり、「捕獲が少なすぎて採卵・人工授精ができなかった。昨年も49匹だけ。深刻な状況だ」(村山組合長)と危機感を強めている。同組合では「サケ回帰のデータは信濃川河川環境のバロメーター。地域から警鐘を鳴らしてほしい」と訴えている。

続きは本誌2024年11月30日号を御覧ください