謹賀新年、心清々しく深呼吸。おめでたい新年第一原稿だが、大人の都合でこの原稿を書いているのはせわしい師走、世の中は何故か華やいだ気分になれないニュースばかりだ。ざっと縦読みすると…
*復興の進まない苦労の一年が過ぎようとしている能登(住民のお正月を思うと心が痛む)
*何一つ解明されず変わりない裏金問題と官房機密費の選挙流用(脱税・公金流用だよ)
*増税+物価高(ガソリンどうにかして~トリガー条項どこ行った?)
*円安…完全に行き詰まる日銀(出口なき金融政策)
*コロナ・インフルエンザ・マイコプラズマのトリプル流行と薬不足。
*年末に続いた強盗や殺傷事件
*増え続ける子ども食堂
*三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件(銀行の信頼の底が抜けたなあと思った。ご先祖様は江戸時代から続く信用で成り立つ鴻池両替商なのに)
*島根県では農家が食料安全保障と持続可能な農業を訴えてトラクターデモ。一方、国会を見てみると「国民の皆さま方は輸入した物が食べたいんです」って農水大臣が答弁していて目が点(自給率上げようとしている農家さんに大臣席に座って欲しい)
*手のひら返しのエネルギー基本計画。原子力を「依存度を低減する」としてきた素案が、「最大限活用していく」方針に変わってしまい、すっかり原発回帰(何億円も企業献金もらっただろうなあ…)
*総理大臣は衆議院のマイナ保険証の質疑で「当選したからといって私の掲げた公約通りやりません」と言う有り様…いやはや政治家もお役人も検察も裁判官も医療も銀行も報道も、日本中が私利私欲で法治と倫理の底が抜けた国になってしまったなあ…
世界に目を向けるとトランプ氏の再登場するアメリカ、アサド政権終焉後のシリアやウクライナ情勢、韓国や台湾など一斉に変わり目を感じる。 経済はドル基軸からBRICSの拡大で変わるし、エネルギーやIT、医療の技術も主導国が移り、いつまでも利権を奪い合っている日本は追米従属の立ち位置のまま後進国になっていくのか。国民生活はギリギリ、沈没寸前の泥船に乗っている気分だ。
おっと、ボヤキばかりじゃ暗くなる。新年くらい宝船に乗らないと…と言うわけで冬至の日、冬至点の時刻に一足お先に新年の願い事をした。
どうか皆様が明るく穏やかに健やかに笑って暮らせますように。そう言えば新年はちょうど昭和100年、節目のようで大きく世の中が変わる気がする。昭和生まれの私も、ボケてはいられないな…。
2025年1月4日号
少し暖かい日の雪の上にはいろんな昆虫を見かける事がある。写真はカマドウマのカゲロウの仲間だが、なぜ雪の上にいるんだろうか…
蜘蛛の仲間も晴れている雪の上にはよく見かけるが、もちろん雪の上だから動きは相当遅い。
2025年1月4日号
流れが来ている、そう感じる数字に驚いた。新潟県立中高一貫校が誕生して23年。その県は「当初の目的は達成した」と中高一貫校のあり方を全面的に見直す方針を打ち出した。それは「閉校」であり「再編」であり、高校の統廃合だ。
その中高一貫校のひとつ、開校19年の津南中等教育学校の今年4月入学の選抜志願者倍率は「1・41」。定員80に対し113人の入学希望者が集まった。この数字はしっかりと、深く考え、次なる行動を起さなくてはならない驚異の数字だ。
「先ずは定員を上回ること」、地元に津南中等を持つ津南町の桑原悠町長は、見直しの県方針が出て以降、機会があるごとに述べている。その日頃のジャブが効いたのか、1倍を大きく上回る志願倍率になった。新潟県教委は10年先を見越した中高一貫校を含む「高校再編」を示し、その具体的な取り組み方針プランを3月、公表する方針だ。今回の津南中等の「実績」は、軽々に3月プランに「再編校」として載せられない数字の実績だが、県は3年ごとに見直す方針。この定員超過をこの先も維持するには、やはり「広域連携の運動」が必要だろう。
十日町・津南エリア、さらに南魚沼・湯沢・北魚エリア。この全魚沼エリア唯一の県立中高一貫校が津南中等校。新潟県内公立高校の大学進学率でも、トップ3の常連校になっている。教育関係者は「あの県境で、通学に不便な地の学校が、なぜ…」と首を傾げる津南中等校の実績である。生徒と先生の関係性の良さ、それが学習効果を上げ、生徒の自主性が育ち、「夢の実現」の通り、目標突破を果たしている。それを支える地元津南町の支援。通学補助、学生宿舎の設置など、まさに「官学協働モデル」が津南中等校と言える。
広域連携の時だろう。県へのアピールの好機。先ずは隣人から。桑原町長、関口市長とのスクラムの時ですよ。
2025年1月4日号
世界最大規模の東京電力・柏崎刈羽原発の6、7号機再稼働に向け、国が本腰を入れ始めている。今年9月は原子力関係閣僚会議で、国負担で同原発30㌔圏外へ放射線状に伸びる6方向の道路の拡幅や橋梁の耐震化を進める方針を示し、さらに高齢者らが一時避難する放射線防護施設の整備範囲を30㌔圏内に拡大する方針を打ち出している。さらに立地自治体の柏崎市や刈羽村は再稼働を求める姿勢を強める一方、花角英世知事は再稼働は「県民に信を問う」姿勢を崩していない。県内では「再稼働は県民投票で決めよう」とする署名活動が始まっているなか、原発再稼働を巡り多方面で動きが活発化している。
2024年12月21日号
◎…ぷぅんとワラの匂い香るなか、新年を迎えるための作業に熱が入った。津南町老人クラブ連合会による「しめ縄づくり講習会」14日に町社会福祉協議会で開催。津南町や十日町市から20人余りが参加。中には30代の参加もあり、ワラ職人の手ほどきを受けしめ縄づくりに挑戦。徐々にできあがる手作り工芸を見て「良い新年を迎えられるかな」と願っていた。
2024年12月21日号
昆布巻き、煮豆…伝統の郷土食を受け継いでいる。「お料理するお母さんの横で、見て味わって習ってきました。私の得意分野も取り入れ、品揃えが増えています」。義母・ヨキさんは1931生まれながら、手作り品を次々と生み出し、お店に並べ、次代につないでいる。「クリスマスには自家製タレに漬け、ローストしたチキンを毎年40本ほど用意し、お客様に喜んでもらっています」。
東京世田谷生まれ。手細工が好きな子だった。「バック作りとかお料理とか、何かしら手を動かして作るのが好きでした」。世田谷・東横学園卒後、服飾関連の『エス モードジャポン東京校』に進学。「父方の母、祖母は和装助士でした。その影響が大きいかもしれません」。
服飾のパターンやデザインを総合的に学び、日々の課題に取り組む。「スタイル画やデザインを描き、縫物は持ち帰り、気が付くとスズメが鳴き始めて朝だっーって。大変だ
ったけど楽しかったですね」。
卒業後はアパレルメーカー・NICOLEに専門職・パタンナーアシスタントで入社、21歳だった。「1枚の布に服の型紙をパズルみたいにはめて印刷していく仕事で、ペアでの業務でしたが次第に息があって楽しかったですよ」。印刷の生地を裁断しボディーにピンを止め洋服に仕立てるよう調整していく。「生地を合わせるために多くのピンを使うので、ボディーの下はピンだらけで、後の片付けが大変でした」と笑う。
上司のパタンナーの紹介でスタイリスト・アシスタントに転職。その頃、専門学校時代から付き合っていた十日町市出身の亨さんと結婚、25歳。「アシスタントは体力勝負でしたね、ショップにプレス用の洋服を取りに行って、また返して、コレクション前は泊まりで仕事して、まるで合宿みたいで楽しかったなぁ」。
33歳の時、長女出産。「娘が7ヵ月の時でした。自然の中で子育てしたいと夫が話し、私もそう思い、十日町に来ました」。
時々来訪していた十日町、「移り住んだのは11月でした。雪が降る前で、雪国生活は初めてでしたが、子どもと雪遊びしながら冬を乗り越えましたね」。
春を迎え、出会いがあった。「娘と散歩していたら、同じくらいの子を抱っこしている方と会い、話すと同じ11月に長岡から引っ越してきた方で、近所に住んでいると知りました」。ママ友同士、話題には事欠かない。「もう子どもたちは成人しましたが、その方とは今も仲良くしてもらっています」。
長男出産後、夫の実家の商店の手伝いを始める。お客さん対応では方言に困ったことも。「お母さんや地域の人が教えてくれました。着物も十日町に住まなかったら着る機会はなかったかも、ですね」。娘の入学式に着物をと相談すると、多くの人が世話してくれた。「着付は出会ったママ友のお母さんでしたが、本当に地域の皆さんが優しくて、支えて頂きながらここまで来ています」。
服飾の経験から洋服直し『GOOD REPAIRS(グッド リペアーズ)』を始め、口コミで広がっている。「直し技術をもっと深めたいです。主人やお客様が色々なアイディアを出してくれるので、意見を参考にしながら取り組んでいます。人と人のつながりが幸せを運んでくれていると感じ、本当にありがたいです」。
▼バトンタッチします
太田留美さん
2024年12月21日号
17日、経済産業省は「エネルギー基本計画」改定案を公表した。東電福島第一原発事故以降、明記してきた「原発依存度を低減する」という文言を削除し、原発建て替えの要件も緩和する。
2024年12月21日号
秋も深まった頃、草やぶの中で着衣にいろんな植物の果実や種子がくっついてくる。それらの愛称を「ひっつきむし」と呼ぶ。
その中でもお馴染みさんがアメリカセンダングサである。名のとおり北アメリカ原産の外来種だ。
田畑の周りや道端など身近で見られ、群生することが多い。
果実はそう果と呼ばれ(写真左)、扁平で先に2本の突起がつく。その突起に逆刺があってそれでくっつくのだ。釣り針の返しみたいで取るのに厄介だが、子供達には「バカ」の名で人気の遊び相手である。
それに似た果実をつけるのがコセンダングサだ。こちらも北アメリカ原産の外来種で、関東以西に多いが、苗場山麓でも見かけるようになった。
そう果(写真右)には2~4本の突起がつくが、それに逆刺があるところは前者と同じ。
どちらも一年草で、たくさんの種子を蒔き散らし勢力拡大に余念がない。
2024年12月21日号
謹賀新年、心清々しく深呼吸。おめでたい新年第一原稿だが、大人の都合でこの原稿を書いているのはせわしい師走、世の中は何故か華やいだ気分になれないニュースばかりだ。ざっと縦読みすると…
*復興の進まない苦労の一年が過ぎようとしている能登(住民のお正月を思うと心が痛む)
*何一つ解明されず変わりない裏金問題と官房機密費の選挙流用(脱税・公金流用だよ)
*増税+物価高(ガソリンどうにかして~トリガー条項どこ行った?)
*円安…完全に行き詰まる日銀(出口なき金融政策)
*コロナ・インフルエンザ・マイコプラズマのトリプル流行と薬不足。
*年末に続いた強盗や殺傷事件
*増え続ける子ども食堂
*三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件(銀行の信頼の底が抜けたなあと思った。ご先祖様は江戸時代から続く信用で成り立つ鴻池両替商なのに)
*島根県では農家が食料安全保障と持続可能な農業を訴えてトラクターデモ。一方、国会を見てみると「国民の皆さま方は輸入した物が食べたいんです」って農水大臣が答弁していて目が点(自給率上げようとしている農家さんに大臣席に座って欲しい)
*手のひら返しのエネルギー基本計画。原子力を「依存度を低減する」としてきた素案が、「最大限活用していく」方針に変わってしまい、すっかり原発回帰(何億円も企業献金もらっただろうなあ…)
*総理大臣は衆議院のマイナ保険証の質疑で「当選したからといって私の掲げた公約通りやりません」と言う有り様…いやはや政治家もお役人も検察も裁判官も医療も銀行も報道も、日本中が私利私欲で法治と倫理の底が抜けた国になってしまったなあ…
世界に目を向けるとトランプ氏の再登場するアメリカ、アサド政権終焉後のシリアやウクライナ情勢、韓国や台湾など一斉に変わり目を感じる。 経済はドル基軸からBRICSの拡大で変わるし、エネルギーやIT、医療の技術も主導国が移り、いつまでも利権を奪い合っている日本は追米従属の立ち位置のまま後進国になっていくのか。国民生活はギリギリ、沈没寸前の泥船に乗っている気分だ。
おっと、ボヤキばかりじゃ暗くなる。新年くらい宝船に乗らないと…と言うわけで冬至の日、冬至点の時刻に一足お先に新年の願い事をした。
どうか皆様が明るく穏やかに健やかに笑って暮らせますように。そう言えば新年はちょうど昭和100年、節目のようで大きく世の中が変わる気がする。昭和生まれの私も、ボケてはいられないな…。
2025年1月4日号
少し暖かい日の雪の上にはいろんな昆虫を見かける事がある。写真はカマドウマのカゲロウの仲間だが、なぜ雪の上にいるんだろうか…
蜘蛛の仲間も晴れている雪の上にはよく見かけるが、もちろん雪の上だから動きは相当遅い。
2025年1月4日号
流れが来ている、そう感じる数字に驚いた。新潟県立中高一貫校が誕生して23年。その県は「当初の目的は達成した」と中高一貫校のあり方を全面的に見直す方針を打ち出した。それは「閉校」であり「再編」であり、高校の統廃合だ。
その中高一貫校のひとつ、開校19年の津南中等教育学校の今年4月入学の選抜志願者倍率は「1・41」。定員80に対し113人の入学希望者が集まった。この数字はしっかりと、深く考え、次なる行動を起さなくてはならない驚異の数字だ。
「先ずは定員を上回ること」、地元に津南中等を持つ津南町の桑原悠町長は、見直しの県方針が出て以降、機会があるごとに述べている。その日頃のジャブが効いたのか、1倍を大きく上回る志願倍率になった。新潟県教委は10年先を見越した中高一貫校を含む「高校再編」を示し、その具体的な取り組み方針プランを3月、公表する方針だ。今回の津南中等の「実績」は、軽々に3月プランに「再編校」として載せられない数字の実績だが、県は3年ごとに見直す方針。この定員超過をこの先も維持するには、やはり「広域連携の運動」が必要だろう。
十日町・津南エリア、さらに南魚沼・湯沢・北魚エリア。この全魚沼エリア唯一の県立中高一貫校が津南中等校。新潟県内公立高校の大学進学率でも、トップ3の常連校になっている。教育関係者は「あの県境で、通学に不便な地の学校が、なぜ…」と首を傾げる津南中等校の実績である。生徒と先生の関係性の良さ、それが学習効果を上げ、生徒の自主性が育ち、「夢の実現」の通り、目標突破を果たしている。それを支える地元津南町の支援。通学補助、学生宿舎の設置など、まさに「官学協働モデル」が津南中等校と言える。
広域連携の時だろう。県へのアピールの好機。先ずは隣人から。桑原町長、関口市長とのスクラムの時ですよ。
2025年1月4日号
世界最大規模の東京電力・柏崎刈羽原発の6、7号機再稼働に向け、国が本腰を入れ始めている。今年9月は原子力関係閣僚会議で、国負担で同原発30㌔圏外へ放射線状に伸びる6方向の道路の拡幅や橋梁の耐震化を進める方針を示し、さらに高齢者らが一時避難する放射線防護施設の整備範囲を30㌔圏内に拡大する方針を打ち出している。さらに立地自治体の柏崎市や刈羽村は再稼働を求める姿勢を強める一方、花角英世知事は再稼働は「県民に信を問う」姿勢を崩していない。県内では「再稼働は県民投票で決めよう」とする署名活動が始まっているなか、原発再稼働を巡り多方面で動きが活発化している。
2024年12月21日号
◎…ぷぅんとワラの匂い香るなか、新年を迎えるための作業に熱が入った。津南町老人クラブ連合会による「しめ縄づくり講習会」14日に町社会福祉協議会で開催。津南町や十日町市から20人余りが参加。中には30代の参加もあり、ワラ職人の手ほどきを受けしめ縄づくりに挑戦。徐々にできあがる手作り工芸を見て「良い新年を迎えられるかな」と願っていた。
2024年12月21日号
昆布巻き、煮豆…伝統の郷土食を受け継いでいる。「お料理するお母さんの横で、見て味わって習ってきました。私の得意分野も取り入れ、品揃えが増えています」。義母・ヨキさんは1931生まれながら、手作り品を次々と生み出し、お店に並べ、次代につないでいる。「クリスマスには自家製タレに漬け、ローストしたチキンを毎年40本ほど用意し、お客様に喜んでもらっています」。
東京世田谷生まれ。手細工が好きな子だった。「バック作りとかお料理とか、何かしら手を動かして作るのが好きでした」。世田谷・東横学園卒後、服飾関連の『エス モードジャポン東京校』に進学。「父方の母、祖母は和装助士でした。その影響が大きいかもしれません」。
服飾のパターンやデザインを総合的に学び、日々の課題に取り組む。「スタイル画やデザインを描き、縫物は持ち帰り、気が付くとスズメが鳴き始めて朝だっーって。大変だ
ったけど楽しかったですね」。
卒業後はアパレルメーカー・NICOLEに専門職・パタンナーアシスタントで入社、21歳だった。「1枚の布に服の型紙をパズルみたいにはめて印刷していく仕事で、ペアでの業務でしたが次第に息があって楽しかったですよ」。印刷の生地を裁断しボディーにピンを止め洋服に仕立てるよう調整していく。「生地を合わせるために多くのピンを使うので、ボディーの下はピンだらけで、後の片付けが大変でした」と笑う。
上司のパタンナーの紹介でスタイリスト・アシスタントに転職。その頃、専門学校時代から付き合っていた十日町市出身の亨さんと結婚、25歳。「アシスタントは体力勝負でしたね、ショップにプレス用の洋服を取りに行って、また返して、コレクション前は泊まりで仕事して、まるで合宿みたいで楽しかったなぁ」。
33歳の時、長女出産。「娘が7ヵ月の時でした。自然の中で子育てしたいと夫が話し、私もそう思い、十日町に来ました」。
時々来訪していた十日町、「移り住んだのは11月でした。雪が降る前で、雪国生活は初めてでしたが、子どもと雪遊びしながら冬を乗り越えましたね」。
春を迎え、出会いがあった。「娘と散歩していたら、同じくらいの子を抱っこしている方と会い、話すと同じ11月に長岡から引っ越してきた方で、近所に住んでいると知りました」。ママ友同士、話題には事欠かない。「もう子どもたちは成人しましたが、その方とは今も仲良くしてもらっています」。
長男出産後、夫の実家の商店の手伝いを始める。お客さん対応では方言に困ったことも。「お母さんや地域の人が教えてくれました。着物も十日町に住まなかったら着る機会はなかったかも、ですね」。娘の入学式に着物をと相談すると、多くの人が世話してくれた。「着付は出会ったママ友のお母さんでしたが、本当に地域の皆さんが優しくて、支えて頂きながらここまで来ています」。
服飾の経験から洋服直し『GOOD REPAIRS(グッド リペアーズ)』を始め、口コミで広がっている。「直し技術をもっと深めたいです。主人やお客様が色々なアイディアを出してくれるので、意見を参考にしながら取り組んでいます。人と人のつながりが幸せを運んでくれていると感じ、本当にありがたいです」。
▼バトンタッチします
太田留美さん
2024年12月21日号
17日、経済産業省は「エネルギー基本計画」改定案を公表した。東電福島第一原発事故以降、明記してきた「原発依存度を低減する」という文言を削除し、原発建て替えの要件も緩和する。
2024年12月21日号
秋も深まった頃、草やぶの中で着衣にいろんな植物の果実や種子がくっついてくる。それらの愛称を「ひっつきむし」と呼ぶ。
その中でもお馴染みさんがアメリカセンダングサである。名のとおり北アメリカ原産の外来種だ。
田畑の周りや道端など身近で見られ、群生することが多い。
果実はそう果と呼ばれ(写真左)、扁平で先に2本の突起がつく。その突起に逆刺があってそれでくっつくのだ。釣り針の返しみたいで取るのに厄介だが、子供達には「バカ」の名で人気の遊び相手である。
それに似た果実をつけるのがコセンダングサだ。こちらも北アメリカ原産の外来種で、関東以西に多いが、苗場山麓でも見かけるようになった。
そう果(写真右)には2~4本の突起がつくが、それに逆刺があるところは前者と同じ。
どちらも一年草で、たくさんの種子を蒔き散らし勢力拡大に余念がない。
2024年12月21日号