Category

今週のトピックス一覧

  • 繰入金再び増、迫られる改善

    「保育園増築後に大規模改修」示すが…

    町立津南病院

     「町の財務状況で一番課題になっているのは病院とニュー・グリーンピア津南」。桑原悠町長が議会答弁で言い切るように、津南町財政の最大課題がこの二つ。特に町立津南病院について「また赤字幅が増えて来ている。ただ財務状況が改善すれば、1千万円、2千万円のプラスになる。ここを何とかすれば(見直しで削減した)目の前の福祉予算など元に戻せる」と桑原町長は3月議会で語っており、病院経営改善が持続可能な町運営に必須であるとした。一方で9月議会では「保育園増築工事後の大規模改修を検討するよう指示している」と初めて建替え時期へ言及し方針を示すが、その場合、早くても5年後以降になる。さらに「介護医療院」創設の検討を明らかにしており、病院維持に向けた姿勢の一端を示す。ただ医師確保を含め、歴代町政の課題でもあった病院運営改善は成せるのか。2期目の桑原町政の手腕が問われている。(関連記事5面)

    2024年9月14日号

  • 「地域の宝」、水路埋め立てに警鐘

    十日町高生物部、ホトケドジョウ研究

    第48回全国総合文化祭で奨励賞

    第15回県高等学校自然科学系クラブ活動報告・研究発表会のポスター発表部門で希少淡水魚研究の「妻有地域に生息するホトケドジョウの特徴」が最優秀賞を受賞した十日町高校生物部。県代表として先月3~5日、岐阜県で行われた第48回全国高等学校総合文化祭(総文)に出場し3位に次ぐ奨励賞を受賞した。

    2024年9月14日号

  • 十日町道路実現、さらに一歩

    地元協議会「連携し一刻も早く」

    用地買収調印式

     魚沼基幹病院と妻有地域を結ぶ「命の道」で、関越高速道と北陸道の2つの高速道と直接繋がることで物流や観光など経済活性化効果が期待される高規格道「上越魚沼地域振興快速道」。このうち十日町市と関越道直通ルートとなる「十日町道路」は同市北鐙坂-八箇を繋ぐ延長10・8㌔。すでにセンターライン標識の設置が行われ、3日には水沢地区伊達の用地1万5千平方㍍の用地買収がまとまったことを受け、地元の水沢地区インター推進協議会(川田一幸会長)と国交省・長岡国道事務所(岡村秀誠所長)が用地買収調印式を伊達公会堂で行った。「今回が第一弾。今後も連携し早い供用開始をめざしたい」としている。(地図は国交省資料を元に作成)

    2024年9月7日号

  • 「キツさ」が魅力、全国850人駆ける

    第17回ツールド妻有

    中里中学生も初ボランティア参加

     〇…北は岩手、西は岡山から10~70代の男女850人余が妻有路を駆けた。「走る大地の芸術祭」といわれ、河岸段丘地形や中山間地を走るため獲得標高2千㍍余の傾斜のあるキツいコースが好評の「第17回ツールド妻有」は25日、ミオンなかさとを発着点に開催。おそろいの黄色いジャージを身に付けた選手たちが面積約760㌔平方㍍の妻有地域を巡る自転車大会。

    2024年8月31日号

  • 「棚田」学ぶ、高校生交流も

    探究学習10年間プロジェクト始動

    早稲田大学 高等学院

     農林水産省「繋ぐ棚田遺産」に、全国最多14地区の棚田が認定を受ける十日町市。谷あいの傾斜地に広がる棚田は観光人気はあるが、耕作放棄地が増えているのが現実。この「棚田」を探究学習素材に、松代地域と40年余の交流がある早稲田大学系列の早稲田大学高等学院の「棚田フィールドワーク」が始動。今月26~28日は、松苧ドーミトリィ(木戸一之代表)を拠点に現地学習。10年間継続プロジェクトで、地元松代高校生との交流も実施。都市部と中山間地の高校生交流は継続し行う。都市と里山の若者を巻き込む、新たな棚田交流に関心が集まっている。

    2024年8月31日号

  • 白根の「梨」栽培、津南企業が後押し

    旭商事の果樹園・旭ファーム

    耕作放棄地を継承・拡大、中村兄弟の挑戦

     「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。

    2024年8月24日号

  • 「訴訟は避けたい」、合意模索

    新潟市と損害賠償額折り合わず

    大地の芸術祭作品破損から2年

     「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。

    2024年8月17日号

  • JBS・牧田社長「チャレンジすべき」

    妻有の四十路会 記念講演会

    「好きを大切に」とデザイナー・杉浦氏

     「地域に少しでも恩返しを」―。毎年、十日町市で行っている「四十路会」。今期の実行委員会(里見翔委員長)は、育ててくれた地域に感謝と恩返しをと、テーマを価値の見出し方とし、記念講演会を11日、越後妻有文化ホール段十ろうで開催。松代出身で売上高1100億円余、社員2500人余の日本ビジネスシステムズ(JBS)の牧田幸弘社長、3年前に十日町移住し着物リメイク商品など手がけるMitsuyoshi Design Studioの杉浦充宜代表の2講師を招き、一般開放の特別講演会を行った。里見委員長は「四十路会は地域の先輩が始めたもの。少しでも自分たちを育ててくれた地域に恩返しできるよう講演会を企画した。価値の創造はいつでも重要なテーマ。挑戦し続ける方の話が、新しい気付きに繋がれば」と話している。

    2024年8月17日号

  • 3年後「町内1小学校」に

    芦ヶ崎・上郷統合、新たな「津南小」に

    桑原町長

     「小学校統合は、3年後の令和9年(2027)4月、遅くても入学者が激減する前の5年後の令和11年(2029)の方向で進めたい」。桑原悠町長は町内3小学校を津南小に1校化し、新しい統合小学校とする方針を初めて明かした。今年5月に上郷小と芦ヶ崎小保護者、さらに校区の保育園保護者のアンケートで6割以上が「統合を検討すべき」の結果、さらに「できるだけ早く」の意見を踏まえての決断を、先月29日は上郷小保護者、31日は芦ヶ崎小保護者を対象にした懇談会で示した。

    2024年8月3日号

  • ノリノリ、親父バンドが真夏の夜に

    高校仲間の6人、青春時代に戻って演奏

     「音楽を楽しんで、元気になろう」。昭和23、24年生まれの6人組・親父バンドが先月20日、ラポート十日町で「真夏の夜の夢」をテーマにベンチャーズなど30曲余をノリノリで演奏し会場を盛り上げた。

    2024年8月3日号

  • 繰入金再び増、迫られる改善

    「保育園増築後に大規模改修」示すが…

    町立津南病院

     「町の財務状況で一番課題になっているのは病院とニュー・グリーンピア津南」。桑原悠町長が議会答弁で言い切るように、津南町財政の最大課題がこの二つ。特に町立津南病院について「また赤字幅が増えて来ている。ただ財務状況が改善すれば、1千万円、2千万円のプラスになる。ここを何とかすれば(見直しで削減した)目の前の福祉予算など元に戻せる」と桑原町長は3月議会で語っており、病院経営改善が持続可能な町運営に必須であるとした。一方で9月議会では「保育園増築工事後の大規模改修を検討するよう指示している」と初めて建替え時期へ言及し方針を示すが、その場合、早くても5年後以降になる。さらに「介護医療院」創設の検討を明らかにしており、病院維持に向けた姿勢の一端を示す。ただ医師確保を含め、歴代町政の課題でもあった病院運営改善は成せるのか。2期目の桑原町政の手腕が問われている。(関連記事5面)

    2024年9月14日号

  • 「地域の宝」、水路埋め立てに警鐘

    十日町高生物部、ホトケドジョウ研究

    第48回全国総合文化祭で奨励賞

    第15回県高等学校自然科学系クラブ活動報告・研究発表会のポスター発表部門で希少淡水魚研究の「妻有地域に生息するホトケドジョウの特徴」が最優秀賞を受賞した十日町高校生物部。県代表として先月3~5日、岐阜県で行われた第48回全国高等学校総合文化祭(総文)に出場し3位に次ぐ奨励賞を受賞した。

    2024年9月14日号

  • 十日町道路実現、さらに一歩

    地元協議会「連携し一刻も早く」

    用地買収調印式

     魚沼基幹病院と妻有地域を結ぶ「命の道」で、関越高速道と北陸道の2つの高速道と直接繋がることで物流や観光など経済活性化効果が期待される高規格道「上越魚沼地域振興快速道」。このうち十日町市と関越道直通ルートとなる「十日町道路」は同市北鐙坂-八箇を繋ぐ延長10・8㌔。すでにセンターライン標識の設置が行われ、3日には水沢地区伊達の用地1万5千平方㍍の用地買収がまとまったことを受け、地元の水沢地区インター推進協議会(川田一幸会長)と国交省・長岡国道事務所(岡村秀誠所長)が用地買収調印式を伊達公会堂で行った。「今回が第一弾。今後も連携し早い供用開始をめざしたい」としている。(地図は国交省資料を元に作成)

    2024年9月7日号

  • 「キツさ」が魅力、全国850人駆ける

    第17回ツールド妻有

    中里中学生も初ボランティア参加

     〇…北は岩手、西は岡山から10~70代の男女850人余が妻有路を駆けた。「走る大地の芸術祭」といわれ、河岸段丘地形や中山間地を走るため獲得標高2千㍍余の傾斜のあるキツいコースが好評の「第17回ツールド妻有」は25日、ミオンなかさとを発着点に開催。おそろいの黄色いジャージを身に付けた選手たちが面積約760㌔平方㍍の妻有地域を巡る自転車大会。

    2024年8月31日号

  • 「棚田」学ぶ、高校生交流も

    探究学習10年間プロジェクト始動

    早稲田大学 高等学院

     農林水産省「繋ぐ棚田遺産」に、全国最多14地区の棚田が認定を受ける十日町市。谷あいの傾斜地に広がる棚田は観光人気はあるが、耕作放棄地が増えているのが現実。この「棚田」を探究学習素材に、松代地域と40年余の交流がある早稲田大学系列の早稲田大学高等学院の「棚田フィールドワーク」が始動。今月26~28日は、松苧ドーミトリィ(木戸一之代表)を拠点に現地学習。10年間継続プロジェクトで、地元松代高校生との交流も実施。都市部と中山間地の高校生交流は継続し行う。都市と里山の若者を巻き込む、新たな棚田交流に関心が集まっている。

    2024年8月31日号

  • 白根の「梨」栽培、津南企業が後押し

    旭商事の果樹園・旭ファーム

    耕作放棄地を継承・拡大、中村兄弟の挑戦

     「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。

    2024年8月24日号

  • 「訴訟は避けたい」、合意模索

    新潟市と損害賠償額折り合わず

    大地の芸術祭作品破損から2年

     「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。

    2024年8月17日号

  • JBS・牧田社長「チャレンジすべき」

    妻有の四十路会 記念講演会

    「好きを大切に」とデザイナー・杉浦氏

     「地域に少しでも恩返しを」―。毎年、十日町市で行っている「四十路会」。今期の実行委員会(里見翔委員長)は、育ててくれた地域に感謝と恩返しをと、テーマを価値の見出し方とし、記念講演会を11日、越後妻有文化ホール段十ろうで開催。松代出身で売上高1100億円余、社員2500人余の日本ビジネスシステムズ(JBS)の牧田幸弘社長、3年前に十日町移住し着物リメイク商品など手がけるMitsuyoshi Design Studioの杉浦充宜代表の2講師を招き、一般開放の特別講演会を行った。里見委員長は「四十路会は地域の先輩が始めたもの。少しでも自分たちを育ててくれた地域に恩返しできるよう講演会を企画した。価値の創造はいつでも重要なテーマ。挑戦し続ける方の話が、新しい気付きに繋がれば」と話している。

    2024年8月17日号

  • 3年後「町内1小学校」に

    芦ヶ崎・上郷統合、新たな「津南小」に

    桑原町長

     「小学校統合は、3年後の令和9年(2027)4月、遅くても入学者が激減する前の5年後の令和11年(2029)の方向で進めたい」。桑原悠町長は町内3小学校を津南小に1校化し、新しい統合小学校とする方針を初めて明かした。今年5月に上郷小と芦ヶ崎小保護者、さらに校区の保育園保護者のアンケートで6割以上が「統合を検討すべき」の結果、さらに「できるだけ早く」の意見を踏まえての決断を、先月29日は上郷小保護者、31日は芦ヶ崎小保護者を対象にした懇談会で示した。

    2024年8月3日号

  • ノリノリ、親父バンドが真夏の夜に

    高校仲間の6人、青春時代に戻って演奏

     「音楽を楽しんで、元気になろう」。昭和23、24年生まれの6人組・親父バンドが先月20日、ラポート十日町で「真夏の夜の夢」をテーマにベンチャーズなど30曲余をノリノリで演奏し会場を盛り上げた。

    2024年8月3日号