北陸・甲信越地域から北海道まで11道県でサケの遡上・捕獲が前年比平均52%(国立研究開発法人水産研究・教育機構調べ、10月31日現在)と半減しているなか、中魚沼漁業協同組合(村山徹組合長)でもサケ遡上の最盛期である9月20日~11月10日までの期間に58匹(オス38匹、メス20匹)だけの遡上確認に留まり、「捕獲が少なすぎて採卵・人工授精ができなかった。昨年も49匹だけ。深刻な状況だ」(村山組合長)と危機感を強めている。同組合では「サケ回帰のデータは信濃川河川環境のバロメーター。地域から警鐘を鳴らしてほしい」と訴えている。
2024年11月30日号
年齢や性別、障がいの有無などに関係なく「誰でも行きたいところに行ける環境」を作る意識醸成を図るユニバーサルデザイン。長崎・諫早市の鎮西学院大・山口弘幸教授(46)は、2021~2022、さらに今年「苗場山麓ジオパーク学術研究時奨励事業助成金」を受け、ユニバーサルデザイン実現に向けた環境整備提言や情報発信、さらに人材育成を検討している。その一環で今月16日に津南町なじょもんで行ったジオガイド研修会でユニバーサルデザインとは何かを講義。さらに同館芝生広場や川の展望台、見玉公園など参加者が車いすに乗り散策するなど実体験。「普段と目線が全然違う」と驚いていた。
2024年11月30日号
没頭すると寝食を忘れてのめり込む。「30代の初めまでは音楽に没頭していました。集中すると止まらなくなるので、家族ができてから、音楽は封印しています」。
31歳の時、同じ職場が縁で出会った里花さんと結婚。「娘が1歳にな
った時、自然の中で子育てをしたいという妻の希望で、松代に引っ越しました」。2015年、加茂市から家族3人で移住。妻の両親と二世代で暮らす。
生まれも育ちも加茂市。「加茂小、加茂中、加茂高、でしたねー」。8歳上の兄、6歳上に姉がいる。「兄がバンド活動でエレキギターをやっていて、触らせてもったのがきっかけです」。
兄への憧れからエレキギターを初め、独自でテクニックを研究、のめり込んだ。「末っ子だったので、兄や姉の後を追う引っ付き虫でしたね。だから引っ込み思案だった。でもギターは、やりたいと自分で始めたものです」。
高校時代は授業が終わると家へ直行。同級生4人と毎日ギター練習。「兄がボーカル担当でライブハウスで演奏もしました。あの頃はグレイが流行っていて、毎日練習し18曲くらいを2時間通して演奏してましたね。今思うと、よく怒られなかったなぁーと思います」。
県内大学へ進学、新潟市内就職後も大学時代のバンド仲間とライブハウスで定期的に演奏し、ソロ活動では作詞作曲にも挑戦。さらに音楽を深めていった。「仕事が終わって、家に帰ってすぐ音楽制作。朝まで寝ないで没頭し、そのまま仕事へ行くとか、夢中でしたね」。
ギターテクニックを磨きたいと様々な音楽動画など見て学んだ。腕を見込まれ、「県内ソロシンガーのバックでギターを弾いたこともあります」。ソロ活動でCDを出したことも。「今でも楽曲の1つがカラオケに登録されています」。
新潟市で働いていた頃、職場で出会いがあり結婚を決意。「音楽はスパッと辞めました。家族に全集中です。いま思うと、あの頃は音楽に没頭しすぎていて、何歳の時に何してたっけ?って、時系列がぐちゃぐちゃです」。
小学3年、5年の娘と年少の息子の3人の父。「加茂市と違って雪は多いですが、地域の皆さんはとっても優しいですね」。松之山・松涛園に勤務。「介護職は大変なイメージもあり、初めは実家の親にも反対されたんです。でも、仕事をしなくてはいけないし、そんなことも言ってられなかったですね」。
4年余の実務を経て介護福祉士資格を取得。9年目に知人の紹介で不老閣へ転職。「タイミングでした。大変なことも楽しいことも勿論あります。ただ、関わったお年寄りの方がリハビリで機能向上すると嬉しく思いますね。どうしたら機能が上がるかを考え、突き詰めるのが好きなんでしょうか」。
音楽は封印しているが、新しく手にしたものがある。「家族。それと、家族の歴史を記録するカメラですね」。義母がキャノンを持っていた。シャッターを押すといい音が響く。「あの感触、カメラっていいなって。家族貢献にもなりますし」。
現在の愛器はニコンD780。「今までいろいろなカメラを更新してきましたが、D780はフルサイズだから室内に強く、子どもたちの何気ないしぐさやイベントに役立ちます。カメラの趣味をさせてもらって感謝です」。撮影した写真は家では勿論、子どもや愛猫の写真は職場にも飾られ入所者に喜ばれている。
「我が子が生まれ、人生がガラッと変わりました。音楽にのめり込んだことは、自分の糧でもありますし、音楽があったから自分の自信にもなっています。日々成長する子どもたち、その姿をカメラで撮る、楽しいですねぇ」。
▼バトンタッチします
田邉孝一さん
2024年11月30日号
今年は、世界中で多くの選挙が行われた注目の年で、米国、ロシア、台湾、韓国、インド、インドネシア、メキシコ、EUなどで、選挙が実施された選挙イヤーでした。
今年の初めごろは、日本では選挙の予定がなく、安定した政権が続くと余裕を感じていましたが、急転直下、10月に解散による衆議院選挙が行われ、結果は与党が負け、政権が一気に不安定化してしまいました。
そこに、アメリカ・ファーストを掲げるトランプ氏が米国の大統領選挙に勝利して復活。うまく対峙するため、日本の首相には、今まで以上のリーダーシップが求められています。
トランプ次期大統領の今後の政策を知るため、選挙中に行われた演説を、フルで聞きなおしてみました。
演説で、最初に最も時間をかけて話がなされたのは、不法移民の問題でした。メキシコ国境からの不法移民により多くの国民が職を奪われ、侵略という言葉まで出るほど、大きな問題として捉えられていました。来年1月20日の就任1日目に、国境の壁の建設を強化すると発言しています。
次に演説で力が入っていたのは、物価高に対する政策でした。具体的な対策について述べられており、物価高の主な原因は、太陽光などの自然エネルギーや電気自動車の利用にコストがかかりすぎていることとし、それならば米国の石油産業を復活させることで、コストを下げるとしています。
これらの移民と物価高の問題は、日本でも問題になり始めており、半歩あるいは一歩先をいく米国で、思い切った対策を打ち出すとされるトランプ次期大統領の動きや、それによりもたらされる成果を、十分に参考としていくことが重要と思います。
さらに気になるのが、いま米国にとっての最大の貿易赤字国である中国に対する強硬姿勢が、どのくらいになるかということです。今後、経済面と安全保障面の両面において、世界や東アジアでの緊張感が増すことになるかもしれません。
また、国内産業を守るため、トランプ次期大統領は、国外からの輸入品に今までより高い関税を、どの国に対しても課すのではないかとされています。日本の輸出産業にどれくらいの影響がでるか…ディール(取引)外交を得意とするトランプ次期大統領ですので、ハードな交渉が考えられます。
大きな時代の転換点を迎えているとされているいま、来年はそのことがより感じられ表面化してくる年になるかもしれないと思いました。
2024年11月30日号
毒キノコで有名なツキヨタケ、毎年あちこちでこのキノコでの食中毒が発生している。確かに一見するとムキタケやヒラタケと間違いやすいのも事実。
それらのキノコと違ってツキヨタケは名前の通り、傘の裏側が発光する。これを見た事がある人はほとんどいないと思われるが…。
この写真は採ってきたばかりの新鮮なツキヨタケを真っ暗な部屋に置いて撮影したもので、少しでも周囲に明かりがあると光るのが判らないほど微光である。
真っ暗な部屋だと、傘裏がわずかにぼーっとした淡い光が見える。
カメラをバルブ撮影で感度を上げて30秒ほど露出をかけて撮影。そうするとこのような緑色の鮮やかな写真が撮れる。
今年は終わりだが興味ある人は来年狙って見てはいかが。
2024年11月30日号
人口減少が止まらない。これはもはや生き物的な要因ともいえるのでは。最たるは未婚率の上昇。換言すれば出生数の激減。十日町市の年間出生数は2百人を割り、津南町に至っては20人前後。栄村はひと桁だ。この状況をみても人口減少は必然であり、社会的な要因より、もっと根源性を感じる。
来年2025年、5年に一度の国勢調査がある。その結果は驚きの数値が出るだろう。5年前、2020年データでは十日町市・津南町・栄村の未婚率、男女で大きな開きがあるが、30代男性で4割を超え、40代も4割前後の数値で、単純に男女平均は出せないが、未婚率は30代で3割を超えているだろう。
「結婚だけが人生ではない」。この言葉は、未婚率上昇を分析するどんな説明より、説得があり、返す言葉を失う最強の言葉だ。確かに、その通りだ。我が人生を歩む、それを誰も咎めることはできない。その人生観こそ、本道であろう。
だが、現実に目を向けざるをえない。市町村別の行政運営を前提にしている以上、自治体の人口推移はその行政運営の根幹を成す。全国の自治体が大合唱する「移住・定住の促進」になるが、それは所詮、限られた人の数の異動でしかないのが現実。同じ状況にあるのが「ふるさと納税」。その自治体に入るべき税金が、この制度により他の自治体の財源になっている。移住・定住も同じ側面を持っている。
未婚率の上昇を嘆いたところで、当事者意識が高揚しない限り、婚姻率の上昇は期待できないし、これを政策的に進めるには、人権問題が大きく影響してくる。だが、「手を拱いていられない」現実が、市町村にはある。
さて、どうするか。首都圏ではマッチングアプリでの出会い、結婚の割合が急上昇している。いやはや、いよいよAI支配の社会到来か。
2024年11月30日号
少子化が進み、地域の小中学校や県立高校再編が避けられない状況が指摘されるなか、津南町教育委員会は津南・芦ヶ崎・上郷の3小学校統合を「3年後の令和9年(2027)4月、遅くとも入学者激減前の5年後の令和11年(2029)4月」の方針を今夏8月に初めて示している。学校設置者の桑原悠町長と島田敏夫教育長は、統合対象校区で2回目の住民懇談会を開催。上郷小校区は先月29日(参加18人)、芦ヶ崎小校区は同31日(同27人)に実施。第1回と同じく桑原町長と島田教育長が質問に答える形で行い、さらに保育園や小学校保護者や地域住民が車座になり語るグループワーク。住民意見は「子どもが少なくなり統合はやむを得ない」が大勢を占める。一方で「統合先の津南小学校も新しい学校になるという意識を持ってほしい」と、津南小を合わせた『3小学校統合で新たな小学校』を創る意識醸成を求める強い声が上がっており、町がどう対応するか注目される。
2024年11月23日号
全国2位に輝いた。全国の理容・美容に取り組む専門学生の祭典・第16回全国理容美容学生技術大会(理美容甲子園)は31日、大阪市で開催。この中の「美容部門まつ毛エクステンション競技」で、準優勝に当たる銀賞を新潟理容美容専門学校2年・飯塚紗羽さん(19、十日町高卒)が獲得。「理美容甲子園出場を決めたのは3月。9ヵ月間の練習で2位になり、ほっとしたのと解放された感じがあるぐらいで、まだ実感がわきません」と微笑む。理美容甲子園準優勝の次は、来年3月の美容師免許の国家試験合格をめざし、技術アップに励んでいる。
2024年11月23日号
静かな佇(たたず)まい、だが秘める思いは熱い。マイクを握ると心のスイッチが入り、思いの丈が熱唱になる。「いやぁー、小っちゃい頃から口下手で」。ふたりの姉に抑えられていた。「7つ上と5つ上の姉ふたりです。いたずらすると『なおゆきー』って叱られていたので、だんだん無口になっていきましたね」。
松代中時代、野球部と駅伝部を兼任、自分と向き合い、自分を鍛えた。「でも、高校では帰宅部で、バイクを乗り回して、よくドライブして楽しんでいました」。卒業後の進路に悩んだ。「親元から一度は離れてみたくて、神奈川県内で就職を決め、上京しました」。
社員寮がある電気工事会社へ就職。「朝早く5時に出て、帰りは夜10時。体力的にも精神的にもしんどかったですね」。休日はひたすら寝て休むだけ。子ども時代怖かった次姉が良き相談相手に。「姉が都内に住んでいたので、遊びに行っていました」。姉弟の絆は固い。
淡々と時間が過ぎる毎日に疑問を抱く。1年半頑張ったが退職。都内の古本屋でアルバイト生活。その時だった。「バイト先の先輩から、バンド組むから一緒にやらない? って声を掛けてもらったんです」。バイト仲間とよく行ったカラオケ店。結成バンドでは声の良さをかわれ、ボーカル担当に。「男に魂って書いて、メンソールという屋号でした」。
都内のスタジオを借り、週1回の練習。「楽曲はギター担当の方の自作です。先輩はグリーン・デイが好きなので、そのような曲調ですね」。3ヵ月に一度ライブハウスで演奏。「観客は皆知り合いばかりでしたが、人前で歌うのは最高に気持ち良いです。口下手で人前で話すのは苦手ですが、歌だと気持ちを乗せ歌えるんです」。
4年余り活動し、それぞれ思い思いの進路があり解散。電気店で2年余り勤務したが、「やりたいことも無いし、帰ろうかなぁ思い、地元に戻りました」。26歳の時。そんな時、またまた声が掛かった。「松代の地元バンドづくりに誘われたんです」。同級生4人バンド『CANBALL8』を結成。ボーカルを担当。松代観音祭、松代町商工会関係イベントなどで演奏。「やっぱりライブで歌うのは、本当に気持ちがいいですね」。
職探しでも出会いが。「人と関わる仕事が良いなと思って」、松之山の介護施設・介護助手で働き始める。「全く初めての仕事で、覚えるまで大変でしたが先輩方に優しく指導していただきました」。勤めて3年目で介護福祉士の資格を取得。さらに声が掛かった。30歳で地元介護施設に転職。「来ないか? って声掛けを頂き、地元貢献できると思い転職しました。介護職は大変ですが、おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞くのは楽しいですね」。
円(まどか)さんとは友だちの紹介で出会った。29歳で結婚。小学4、3年と4歳、3人娘に囲まれる。「パパ、パパって呼んでくれるのが嬉しいし、可愛くて仕方ないですね。でも歌の練習をしていると、うるさーいって言われるので、車を走らせながら発声練習していますよ」。
声量と声質を保つには日々の発声が大切。その練習方法も自分で編み出している。
最近、自作の曲、詞にも挑戦。「家族への想いです。妻や子へ思いを込め、作っています」。
ベイビー ありがとう
ありったけの愛をくれて ベイビー 感謝してる
私のすべてなんだ
最近の作詞の一節だ。
「楽しいことは何歳になっても共有できるので、仲間と音楽に関わり続けたいですね。各地のバンドとも仲間の輪を広げ、地域を盛り上げたいです。一緒にやりませんか?」。
▼バトンタッチします
深井裕司さん
2024年11月23日号
北陸・甲信越地域から北海道まで11道県でサケの遡上・捕獲が前年比平均52%(国立研究開発法人水産研究・教育機構調べ、10月31日現在)と半減しているなか、中魚沼漁業協同組合(村山徹組合長)でもサケ遡上の最盛期である9月20日~11月10日までの期間に58匹(オス38匹、メス20匹)だけの遡上確認に留まり、「捕獲が少なすぎて採卵・人工授精ができなかった。昨年も49匹だけ。深刻な状況だ」(村山組合長)と危機感を強めている。同組合では「サケ回帰のデータは信濃川河川環境のバロメーター。地域から警鐘を鳴らしてほしい」と訴えている。
2024年11月30日号
年齢や性別、障がいの有無などに関係なく「誰でも行きたいところに行ける環境」を作る意識醸成を図るユニバーサルデザイン。長崎・諫早市の鎮西学院大・山口弘幸教授(46)は、2021~2022、さらに今年「苗場山麓ジオパーク学術研究時奨励事業助成金」を受け、ユニバーサルデザイン実現に向けた環境整備提言や情報発信、さらに人材育成を検討している。その一環で今月16日に津南町なじょもんで行ったジオガイド研修会でユニバーサルデザインとは何かを講義。さらに同館芝生広場や川の展望台、見玉公園など参加者が車いすに乗り散策するなど実体験。「普段と目線が全然違う」と驚いていた。
2024年11月30日号
没頭すると寝食を忘れてのめり込む。「30代の初めまでは音楽に没頭していました。集中すると止まらなくなるので、家族ができてから、音楽は封印しています」。
31歳の時、同じ職場が縁で出会った里花さんと結婚。「娘が1歳にな
った時、自然の中で子育てをしたいという妻の希望で、松代に引っ越しました」。2015年、加茂市から家族3人で移住。妻の両親と二世代で暮らす。
生まれも育ちも加茂市。「加茂小、加茂中、加茂高、でしたねー」。8歳上の兄、6歳上に姉がいる。「兄がバンド活動でエレキギターをやっていて、触らせてもったのがきっかけです」。
兄への憧れからエレキギターを初め、独自でテクニックを研究、のめり込んだ。「末っ子だったので、兄や姉の後を追う引っ付き虫でしたね。だから引っ込み思案だった。でもギターは、やりたいと自分で始めたものです」。
高校時代は授業が終わると家へ直行。同級生4人と毎日ギター練習。「兄がボーカル担当でライブハウスで演奏もしました。あの頃はグレイが流行っていて、毎日練習し18曲くらいを2時間通して演奏してましたね。今思うと、よく怒られなかったなぁーと思います」。
県内大学へ進学、新潟市内就職後も大学時代のバンド仲間とライブハウスで定期的に演奏し、ソロ活動では作詞作曲にも挑戦。さらに音楽を深めていった。「仕事が終わって、家に帰ってすぐ音楽制作。朝まで寝ないで没頭し、そのまま仕事へ行くとか、夢中でしたね」。
ギターテクニックを磨きたいと様々な音楽動画など見て学んだ。腕を見込まれ、「県内ソロシンガーのバックでギターを弾いたこともあります」。ソロ活動でCDを出したことも。「今でも楽曲の1つがカラオケに登録されています」。
新潟市で働いていた頃、職場で出会いがあり結婚を決意。「音楽はスパッと辞めました。家族に全集中です。いま思うと、あの頃は音楽に没頭しすぎていて、何歳の時に何してたっけ?って、時系列がぐちゃぐちゃです」。
小学3年、5年の娘と年少の息子の3人の父。「加茂市と違って雪は多いですが、地域の皆さんはとっても優しいですね」。松之山・松涛園に勤務。「介護職は大変なイメージもあり、初めは実家の親にも反対されたんです。でも、仕事をしなくてはいけないし、そんなことも言ってられなかったですね」。
4年余の実務を経て介護福祉士資格を取得。9年目に知人の紹介で不老閣へ転職。「タイミングでした。大変なことも楽しいことも勿論あります。ただ、関わったお年寄りの方がリハビリで機能向上すると嬉しく思いますね。どうしたら機能が上がるかを考え、突き詰めるのが好きなんでしょうか」。
音楽は封印しているが、新しく手にしたものがある。「家族。それと、家族の歴史を記録するカメラですね」。義母がキャノンを持っていた。シャッターを押すといい音が響く。「あの感触、カメラっていいなって。家族貢献にもなりますし」。
現在の愛器はニコンD780。「今までいろいろなカメラを更新してきましたが、D780はフルサイズだから室内に強く、子どもたちの何気ないしぐさやイベントに役立ちます。カメラの趣味をさせてもらって感謝です」。撮影した写真は家では勿論、子どもや愛猫の写真は職場にも飾られ入所者に喜ばれている。
「我が子が生まれ、人生がガラッと変わりました。音楽にのめり込んだことは、自分の糧でもありますし、音楽があったから自分の自信にもなっています。日々成長する子どもたち、その姿をカメラで撮る、楽しいですねぇ」。
▼バトンタッチします
田邉孝一さん
2024年11月30日号
今年は、世界中で多くの選挙が行われた注目の年で、米国、ロシア、台湾、韓国、インド、インドネシア、メキシコ、EUなどで、選挙が実施された選挙イヤーでした。
今年の初めごろは、日本では選挙の予定がなく、安定した政権が続くと余裕を感じていましたが、急転直下、10月に解散による衆議院選挙が行われ、結果は与党が負け、政権が一気に不安定化してしまいました。
そこに、アメリカ・ファーストを掲げるトランプ氏が米国の大統領選挙に勝利して復活。うまく対峙するため、日本の首相には、今まで以上のリーダーシップが求められています。
トランプ次期大統領の今後の政策を知るため、選挙中に行われた演説を、フルで聞きなおしてみました。
演説で、最初に最も時間をかけて話がなされたのは、不法移民の問題でした。メキシコ国境からの不法移民により多くの国民が職を奪われ、侵略という言葉まで出るほど、大きな問題として捉えられていました。来年1月20日の就任1日目に、国境の壁の建設を強化すると発言しています。
次に演説で力が入っていたのは、物価高に対する政策でした。具体的な対策について述べられており、物価高の主な原因は、太陽光などの自然エネルギーや電気自動車の利用にコストがかかりすぎていることとし、それならば米国の石油産業を復活させることで、コストを下げるとしています。
これらの移民と物価高の問題は、日本でも問題になり始めており、半歩あるいは一歩先をいく米国で、思い切った対策を打ち出すとされるトランプ次期大統領の動きや、それによりもたらされる成果を、十分に参考としていくことが重要と思います。
さらに気になるのが、いま米国にとっての最大の貿易赤字国である中国に対する強硬姿勢が、どのくらいになるかということです。今後、経済面と安全保障面の両面において、世界や東アジアでの緊張感が増すことになるかもしれません。
また、国内産業を守るため、トランプ次期大統領は、国外からの輸入品に今までより高い関税を、どの国に対しても課すのではないかとされています。日本の輸出産業にどれくらいの影響がでるか…ディール(取引)外交を得意とするトランプ次期大統領ですので、ハードな交渉が考えられます。
大きな時代の転換点を迎えているとされているいま、来年はそのことがより感じられ表面化してくる年になるかもしれないと思いました。
2024年11月30日号
毒キノコで有名なツキヨタケ、毎年あちこちでこのキノコでの食中毒が発生している。確かに一見するとムキタケやヒラタケと間違いやすいのも事実。
それらのキノコと違ってツキヨタケは名前の通り、傘の裏側が発光する。これを見た事がある人はほとんどいないと思われるが…。
この写真は採ってきたばかりの新鮮なツキヨタケを真っ暗な部屋に置いて撮影したもので、少しでも周囲に明かりがあると光るのが判らないほど微光である。
真っ暗な部屋だと、傘裏がわずかにぼーっとした淡い光が見える。
カメラをバルブ撮影で感度を上げて30秒ほど露出をかけて撮影。そうするとこのような緑色の鮮やかな写真が撮れる。
今年は終わりだが興味ある人は来年狙って見てはいかが。
2024年11月30日号
人口減少が止まらない。これはもはや生き物的な要因ともいえるのでは。最たるは未婚率の上昇。換言すれば出生数の激減。十日町市の年間出生数は2百人を割り、津南町に至っては20人前後。栄村はひと桁だ。この状況をみても人口減少は必然であり、社会的な要因より、もっと根源性を感じる。
来年2025年、5年に一度の国勢調査がある。その結果は驚きの数値が出るだろう。5年前、2020年データでは十日町市・津南町・栄村の未婚率、男女で大きな開きがあるが、30代男性で4割を超え、40代も4割前後の数値で、単純に男女平均は出せないが、未婚率は30代で3割を超えているだろう。
「結婚だけが人生ではない」。この言葉は、未婚率上昇を分析するどんな説明より、説得があり、返す言葉を失う最強の言葉だ。確かに、その通りだ。我が人生を歩む、それを誰も咎めることはできない。その人生観こそ、本道であろう。
だが、現実に目を向けざるをえない。市町村別の行政運営を前提にしている以上、自治体の人口推移はその行政運営の根幹を成す。全国の自治体が大合唱する「移住・定住の促進」になるが、それは所詮、限られた人の数の異動でしかないのが現実。同じ状況にあるのが「ふるさと納税」。その自治体に入るべき税金が、この制度により他の自治体の財源になっている。移住・定住も同じ側面を持っている。
未婚率の上昇を嘆いたところで、当事者意識が高揚しない限り、婚姻率の上昇は期待できないし、これを政策的に進めるには、人権問題が大きく影響してくる。だが、「手を拱いていられない」現実が、市町村にはある。
さて、どうするか。首都圏ではマッチングアプリでの出会い、結婚の割合が急上昇している。いやはや、いよいよAI支配の社会到来か。
2024年11月30日号
少子化が進み、地域の小中学校や県立高校再編が避けられない状況が指摘されるなか、津南町教育委員会は津南・芦ヶ崎・上郷の3小学校統合を「3年後の令和9年(2027)4月、遅くとも入学者激減前の5年後の令和11年(2029)4月」の方針を今夏8月に初めて示している。学校設置者の桑原悠町長と島田敏夫教育長は、統合対象校区で2回目の住民懇談会を開催。上郷小校区は先月29日(参加18人)、芦ヶ崎小校区は同31日(同27人)に実施。第1回と同じく桑原町長と島田教育長が質問に答える形で行い、さらに保育園や小学校保護者や地域住民が車座になり語るグループワーク。住民意見は「子どもが少なくなり統合はやむを得ない」が大勢を占める。一方で「統合先の津南小学校も新しい学校になるという意識を持ってほしい」と、津南小を合わせた『3小学校統合で新たな小学校』を創る意識醸成を求める強い声が上がっており、町がどう対応するか注目される。
2024年11月23日号
全国2位に輝いた。全国の理容・美容に取り組む専門学生の祭典・第16回全国理容美容学生技術大会(理美容甲子園)は31日、大阪市で開催。この中の「美容部門まつ毛エクステンション競技」で、準優勝に当たる銀賞を新潟理容美容専門学校2年・飯塚紗羽さん(19、十日町高卒)が獲得。「理美容甲子園出場を決めたのは3月。9ヵ月間の練習で2位になり、ほっとしたのと解放された感じがあるぐらいで、まだ実感がわきません」と微笑む。理美容甲子園準優勝の次は、来年3月の美容師免許の国家試験合格をめざし、技術アップに励んでいる。
2024年11月23日号
静かな佇(たたず)まい、だが秘める思いは熱い。マイクを握ると心のスイッチが入り、思いの丈が熱唱になる。「いやぁー、小っちゃい頃から口下手で」。ふたりの姉に抑えられていた。「7つ上と5つ上の姉ふたりです。いたずらすると『なおゆきー』って叱られていたので、だんだん無口になっていきましたね」。
松代中時代、野球部と駅伝部を兼任、自分と向き合い、自分を鍛えた。「でも、高校では帰宅部で、バイクを乗り回して、よくドライブして楽しんでいました」。卒業後の進路に悩んだ。「親元から一度は離れてみたくて、神奈川県内で就職を決め、上京しました」。
社員寮がある電気工事会社へ就職。「朝早く5時に出て、帰りは夜10時。体力的にも精神的にもしんどかったですね」。休日はひたすら寝て休むだけ。子ども時代怖かった次姉が良き相談相手に。「姉が都内に住んでいたので、遊びに行っていました」。姉弟の絆は固い。
淡々と時間が過ぎる毎日に疑問を抱く。1年半頑張ったが退職。都内の古本屋でアルバイト生活。その時だった。「バイト先の先輩から、バンド組むから一緒にやらない? って声を掛けてもらったんです」。バイト仲間とよく行ったカラオケ店。結成バンドでは声の良さをかわれ、ボーカル担当に。「男に魂って書いて、メンソールという屋号でした」。
都内のスタジオを借り、週1回の練習。「楽曲はギター担当の方の自作です。先輩はグリーン・デイが好きなので、そのような曲調ですね」。3ヵ月に一度ライブハウスで演奏。「観客は皆知り合いばかりでしたが、人前で歌うのは最高に気持ち良いです。口下手で人前で話すのは苦手ですが、歌だと気持ちを乗せ歌えるんです」。
4年余り活動し、それぞれ思い思いの進路があり解散。電気店で2年余り勤務したが、「やりたいことも無いし、帰ろうかなぁ思い、地元に戻りました」。26歳の時。そんな時、またまた声が掛かった。「松代の地元バンドづくりに誘われたんです」。同級生4人バンド『CANBALL8』を結成。ボーカルを担当。松代観音祭、松代町商工会関係イベントなどで演奏。「やっぱりライブで歌うのは、本当に気持ちがいいですね」。
職探しでも出会いが。「人と関わる仕事が良いなと思って」、松之山の介護施設・介護助手で働き始める。「全く初めての仕事で、覚えるまで大変でしたが先輩方に優しく指導していただきました」。勤めて3年目で介護福祉士の資格を取得。さらに声が掛かった。30歳で地元介護施設に転職。「来ないか? って声掛けを頂き、地元貢献できると思い転職しました。介護職は大変ですが、おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞くのは楽しいですね」。
円(まどか)さんとは友だちの紹介で出会った。29歳で結婚。小学4、3年と4歳、3人娘に囲まれる。「パパ、パパって呼んでくれるのが嬉しいし、可愛くて仕方ないですね。でも歌の練習をしていると、うるさーいって言われるので、車を走らせながら発声練習していますよ」。
声量と声質を保つには日々の発声が大切。その練習方法も自分で編み出している。
最近、自作の曲、詞にも挑戦。「家族への想いです。妻や子へ思いを込め、作っています」。
ベイビー ありがとう
ありったけの愛をくれて ベイビー 感謝してる
私のすべてなんだ
最近の作詞の一節だ。
「楽しいことは何歳になっても共有できるので、仲間と音楽に関わり続けたいですね。各地のバンドとも仲間の輪を広げ、地域を盛り上げたいです。一緒にやりませんか?」。
▼バトンタッチします
深井裕司さん
2024年11月23日号