任期満了に伴う十日町市議選は来年4月20日告示、27日投票の市長選と同時選で行うことが決まった。現定数24を5人削減し、改選定数19で実施する。すでに来春への動きが始まっている。元議長・庭野政義氏の地元で後継擁立が実現し、岡村一彦氏(62・本町7)が出馬決意を固めている。すでに地元七和地区総会で支援承認を受け、後援会づくりがスタートしている。岡村氏は「60代になり新たな挑戦をしたい気持ちがあった。住みよい十日町づくりのために頑張りたい」と決意を語る。来春の市議選改選は、定数5人減の厳しい状況で実施され、ベテラン現職の退任意向が流れるなか、今秋から年末にかけて新旧交代、現職退任表明などが相次ぐと見られている。
2024年9月28日号
「今年こそ多く帰って来てほしいが…」。サケ遡上期が本格化する前に関係者は願うが、自然環境は厳しそうだ。JR東日本は18日、サケ捕獲調査のためのトラップを宮中取水ダムの大型魚道に今年も2機設置。サケ遡上の最盛期である10月1~31日の期間、毎日朝昼晩3回調査を行う。ただサケ遡上は近年減少。JR東の調査では一昨年は141匹(調査期間9月11日~11月10日の61日間)、昨年は49匹(同10月1~31日の31日間)に留まる。日本海の海水温が高い状況が続く影響などが考えられているが、「1匹でも多く帰って来て」と願う声は多い。
2024年9月21日号
中学部活動の地域移行に伴うクラブ化が今大会の県中学駅伝に影響が出そうだ。来月から地区予選が始まるなか、女子チームを中心に力のある選手をクラブに獲得して大会に出場する動きが出ている模様だ。昨年、男女そろって3年連続4回目の全国出場をめざした十日町南中・瀧澤慶太監督は「強い選手を集めているというクラブチームがあると聞いている。過熱しすぎないといいのだが」と一部クラブチームの動きを疑問視している。
2024年9月21日号
「町の財務状況で一番課題になっているのは病院とニュー・グリーンピア津南」。桑原悠町長が議会答弁で言い切るように、津南町財政の最大課題がこの二つ。特に町立津南病院について「また赤字幅が増えて来ている。ただ財務状況が改善すれば、1千万円、2千万円のプラスになる。ここを何とかすれば(見直しで削減した)目の前の福祉予算など元に戻せる」と桑原町長は3月議会で語っており、病院経営改善が持続可能な町運営に必須であるとした。一方で9月議会では「保育園増築工事後の大規模改修を検討するよう指示している」と初めて建替え時期へ言及し方針を示すが、その場合、早くても5年後以降になる。さらに「介護医療院」創設の検討を明らかにしており、病院維持に向けた姿勢の一端を示す。ただ医師確保を含め、歴代町政の課題でもあった病院運営改善は成せるのか。2期目の桑原町政の手腕が問われている。(関連記事5面)
2024年9月14日号
第15回県高等学校自然科学系クラブ活動報告・研究発表会のポスター発表部門で希少淡水魚研究の「妻有地域に生息するホトケドジョウの特徴」が最優秀賞を受賞した十日町高校生物部。県代表として先月3~5日、岐阜県で行われた第48回全国高等学校総合文化祭(総文)に出場し3位に次ぐ奨励賞を受賞した。
2024年9月14日号
魚沼基幹病院と妻有地域を結ぶ「命の道」で、関越高速道と北陸道の2つの高速道と直接繋がることで物流や観光など経済活性化効果が期待される高規格道「上越魚沼地域振興快速道」。このうち十日町市と関越道直通ルートとなる「十日町道路」は同市北鐙坂-八箇を繋ぐ延長10・8㌔。すでにセンターライン標識の設置が行われ、3日には水沢地区伊達の用地1万5千平方㍍の用地買収がまとまったことを受け、地元の水沢地区インター推進協議会(川田一幸会長)と国交省・長岡国道事務所(岡村秀誠所長)が用地買収調印式を伊達公会堂で行った。「今回が第一弾。今後も連携し早い供用開始をめざしたい」としている。(地図は国交省資料を元に作成)
2024年9月7日号
〇…北は岩手、西は岡山から10~70代の男女850人余が妻有路を駆けた。「走る大地の芸術祭」といわれ、河岸段丘地形や中山間地を走るため獲得標高2千㍍余の傾斜のあるキツいコースが好評の「第17回ツールド妻有」は25日、ミオンなかさとを発着点に開催。おそろいの黄色いジャージを身に付けた選手たちが面積約760㌔平方㍍の妻有地域を巡る自転車大会。
2024年8月31日号
農林水産省「繋ぐ棚田遺産」に、全国最多14地区の棚田が認定を受ける十日町市。谷あいの傾斜地に広がる棚田は観光人気はあるが、耕作放棄地が増えているのが現実。この「棚田」を探究学習素材に、松代地域と40年余の交流がある早稲田大学系列の早稲田大学高等学院の「棚田フィールドワーク」が始動。今月26~28日は、松苧ドーミトリィ(木戸一之代表)を拠点に現地学習。10年間継続プロジェクトで、地元松代高校生との交流も実施。都市部と中山間地の高校生交流は継続し行う。都市と里山の若者を巻き込む、新たな棚田交流に関心が集まっている。
2024年8月31日号
「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。
2024年8月24日号
「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。
2024年8月17日号
任期満了に伴う十日町市議選は来年4月20日告示、27日投票の市長選と同時選で行うことが決まった。現定数24を5人削減し、改選定数19で実施する。すでに来春への動きが始まっている。元議長・庭野政義氏の地元で後継擁立が実現し、岡村一彦氏(62・本町7)が出馬決意を固めている。すでに地元七和地区総会で支援承認を受け、後援会づくりがスタートしている。岡村氏は「60代になり新たな挑戦をしたい気持ちがあった。住みよい十日町づくりのために頑張りたい」と決意を語る。来春の市議選改選は、定数5人減の厳しい状況で実施され、ベテラン現職の退任意向が流れるなか、今秋から年末にかけて新旧交代、現職退任表明などが相次ぐと見られている。
2024年9月28日号
「今年こそ多く帰って来てほしいが…」。サケ遡上期が本格化する前に関係者は願うが、自然環境は厳しそうだ。JR東日本は18日、サケ捕獲調査のためのトラップを宮中取水ダムの大型魚道に今年も2機設置。サケ遡上の最盛期である10月1~31日の期間、毎日朝昼晩3回調査を行う。ただサケ遡上は近年減少。JR東の調査では一昨年は141匹(調査期間9月11日~11月10日の61日間)、昨年は49匹(同10月1~31日の31日間)に留まる。日本海の海水温が高い状況が続く影響などが考えられているが、「1匹でも多く帰って来て」と願う声は多い。
2024年9月21日号
中学部活動の地域移行に伴うクラブ化が今大会の県中学駅伝に影響が出そうだ。来月から地区予選が始まるなか、女子チームを中心に力のある選手をクラブに獲得して大会に出場する動きが出ている模様だ。昨年、男女そろって3年連続4回目の全国出場をめざした十日町南中・瀧澤慶太監督は「強い選手を集めているというクラブチームがあると聞いている。過熱しすぎないといいのだが」と一部クラブチームの動きを疑問視している。
2024年9月21日号
「町の財務状況で一番課題になっているのは病院とニュー・グリーンピア津南」。桑原悠町長が議会答弁で言い切るように、津南町財政の最大課題がこの二つ。特に町立津南病院について「また赤字幅が増えて来ている。ただ財務状況が改善すれば、1千万円、2千万円のプラスになる。ここを何とかすれば(見直しで削減した)目の前の福祉予算など元に戻せる」と桑原町長は3月議会で語っており、病院経営改善が持続可能な町運営に必須であるとした。一方で9月議会では「保育園増築工事後の大規模改修を検討するよう指示している」と初めて建替え時期へ言及し方針を示すが、その場合、早くても5年後以降になる。さらに「介護医療院」創設の検討を明らかにしており、病院維持に向けた姿勢の一端を示す。ただ医師確保を含め、歴代町政の課題でもあった病院運営改善は成せるのか。2期目の桑原町政の手腕が問われている。(関連記事5面)
2024年9月14日号
第15回県高等学校自然科学系クラブ活動報告・研究発表会のポスター発表部門で希少淡水魚研究の「妻有地域に生息するホトケドジョウの特徴」が最優秀賞を受賞した十日町高校生物部。県代表として先月3~5日、岐阜県で行われた第48回全国高等学校総合文化祭(総文)に出場し3位に次ぐ奨励賞を受賞した。
2024年9月14日号
魚沼基幹病院と妻有地域を結ぶ「命の道」で、関越高速道と北陸道の2つの高速道と直接繋がることで物流や観光など経済活性化効果が期待される高規格道「上越魚沼地域振興快速道」。このうち十日町市と関越道直通ルートとなる「十日町道路」は同市北鐙坂-八箇を繋ぐ延長10・8㌔。すでにセンターライン標識の設置が行われ、3日には水沢地区伊達の用地1万5千平方㍍の用地買収がまとまったことを受け、地元の水沢地区インター推進協議会(川田一幸会長)と国交省・長岡国道事務所(岡村秀誠所長)が用地買収調印式を伊達公会堂で行った。「今回が第一弾。今後も連携し早い供用開始をめざしたい」としている。(地図は国交省資料を元に作成)
2024年9月7日号
〇…北は岩手、西は岡山から10~70代の男女850人余が妻有路を駆けた。「走る大地の芸術祭」といわれ、河岸段丘地形や中山間地を走るため獲得標高2千㍍余の傾斜のあるキツいコースが好評の「第17回ツールド妻有」は25日、ミオンなかさとを発着点に開催。おそろいの黄色いジャージを身に付けた選手たちが面積約760㌔平方㍍の妻有地域を巡る自転車大会。
2024年8月31日号
農林水産省「繋ぐ棚田遺産」に、全国最多14地区の棚田が認定を受ける十日町市。谷あいの傾斜地に広がる棚田は観光人気はあるが、耕作放棄地が増えているのが現実。この「棚田」を探究学習素材に、松代地域と40年余の交流がある早稲田大学系列の早稲田大学高等学院の「棚田フィールドワーク」が始動。今月26~28日は、松苧ドーミトリィ(木戸一之代表)を拠点に現地学習。10年間継続プロジェクトで、地元松代高校生との交流も実施。都市部と中山間地の高校生交流は継続し行う。都市と里山の若者を巻き込む、新たな棚田交流に関心が集まっている。
2024年8月31日号
「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。
2024年8月24日号
「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。
2024年8月17日号