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妻有新聞掲載記事一覧

  • 原発再稼働、私たちが決める

    議会は逃げるな

    齋木 文夫 (年金生活者)

     「柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例の制定」を求める署名は全県で15万筆に達しました。

    2025年3月22日号

  • なじょもんとヤマナラシ

    中沢 英正(県自然観察保護員)

     「農と縄文の体験実習館なじょもん」の駐車場脇に2本のヤマナラシの大木が並んで立っている。館ができた20年前からそこに存在していたものだ。

    2025年3月22日号

  • 小中学校を選べる時代に

     小学校から中学校へは、19年前に開校の県立津南中等学校が進路先の一つになっている。小学校も8年前に地元の熱意で開校した「まつのやま学園」は地域外から入学できる。さらに来年4月にはお隣、長野県栄村に開校の文科省認定の義務教育学校「さかえ小中学校」に入学できる。いずれも通学は保護者責任となっているが。
     さかえ小中学校は文科省認定の特任校指定を受け、独自カリキュラムによる特色化ができる小中一貫校だ。義務教育9年間を従来の6・3制ではない学制導入ができ、教科担任制による小学・中学の枠を超えた教育環境を作ることができる。英語など語学教育も充実が可能で、まさに「オリジナル教育」の場が誕生する。この教育の場は、津南町からでも十日町市からでも県外からでも、入学できる。
     小学校は長らく校区・学区制が取られ、居住エリアにある学校に通うのが当たり前だった。だが、子どもたちの多様性、教育の場の多様化などにより、私立以外でも公立小学校への入学も「選べる時代」になっている。この中山間地と呼ばれる地でも、3つのタイプが違う小学校から選び、入学できる時代になった。ただ前述した通り「通学は保護者責任」となっている。
     津南町は2年後、町立小学校を1校にする方針。「統合が決まっているなら、統合前から統合先の小学校に通わせたい」、もっともな親の思いだろう。だが、現ルールでは「特別事情」が許せば…となっている。昨年からの地域保護者の説明会では「統合先に通わせたい」の声は少なくない。再編統合に目途が付いたが、新たな課題が持ち上がっている津南町教育行政だ。声の中には、さかえ小中学校へ…もある。
     義務教育9年間。ようやくなのか、ついになのか、小学校教育の場が「選べる時代に」なってきた。教育行政は大きな転換期に来ている。

    2025年3月22日号

  • 十日町市議選立候補予定者

    2025年3月15日号

  • 新人7人に、激戦必至の短期決戦

    現職19人再出馬か、7人超過か、さらに新人も

     新人7人が揃い踏み―。現行の定数24から5人削減し定数19で争われる市議選は市長選と同日程の4月20日告示、27日投開票で行われる。3月に入り予想される新人7人が出揃う状況となった。出馬が注目されていた男性元市職員・俵山裕氏(49、下川原町)は9日、立候補を表明

    2025年3月15日号

  • 「わぁー、ラプンツェルだ」

     〇…「映画のシーンそのもの」と、どよめきが起きた。第49回つなん雪まつり

    2025年3月15日号

  • くつろぎのひと時を、どうぞ

    村越 二三子さん(1954年生まれ)

     「波乱万丈の人生」。人の生きざまを表す言葉だが、まさにその通りの時を刻んできた。25歳の時、子宮がんを発症。自分の生き方を考える転機にもなった。

    2025年3月15日号

  • 純粋を重んじるか、継承を重んじるか

    新保広大寺節

    松崎 房子 (元ゆずり葉編集委員)

     3月2日(日)、渋谷のNHKホールへ出かけた。中々当たらないチケットがゲットできた。毎年この時期に開催されるNHK主催25回目になる『地域伝統芸能まつり』を見せて貰った。

    2025年3月15日号

  • 好景気で奉納

    小林 幸一(津南案内人)

     大正8年、芦ヶ崎村で中津川水電㈱の発電所起工式が盛大に挙行され大割野の飲食業は急激に増えました。

    2025年3月15日号

  • 続・出るのか、出ないのか

     なんとも言えない雰囲気が漂っている十日町市。3月定例市議会の10日からの一般質問、新年度骨格予算など議案審議で、政策論を含む関口市長とのやり取りで感じる空気だ。市議は議案質疑をしつつ、「妙な感じだ」と懐疑心の塊になっているのではないか。それは、「4月の市長選以降、この場にいるかどうか分からない市長に、その先の市政方針や政策論を問うても…」だろう。いまだ進退表明しない十日町市のトップは、こうした事態をどう考えているのか。再び問う、「出るのか、出ないのか」。
     議会質疑の関口市長の言葉は、聞きようによってはいつも通り。それも、任期満了以降に関わる市政には、これまでの市政の延長線上にある言葉で対応し、再度市政を担う踏み込んだ言葉はなく、この点でも「いましばらく熟慮を」と進退表明しない現状に対し、相当なる意識を使っている様子が読み取れる。
     関口市政のこの4年間。様々な視点で総括できるし、立場の違いで良くも、悪くも評価されるだろう。10日の一般質問に答えた関口市長の答弁の中に、今後4年間、「私でいいのか」という言葉があった。すぐに反応した声が飛んで来た。『良い、悪いは、市民が決めること。なにを勘違いしているのか』。市民は厳しく、相当に敏感になっており、十日町市にとって良からぬ事態に進んでいる現状を、関口市長は感じているはずである。
     開会中の3月定例会の最終日は21日の金曜。提案議案の審議が終わり、最後に市長挨拶がある。注目はこの場だろう。その翌週28日は市長選・市議選立候補予定者の説明会だ。市政の両輪といわれる市議会を重視するなら、この場が最後の表明の場となる。
     『関口市長、5選出馬表明』。この新聞見出しを用意しようか…。すでに意志は固まっているのではないか。

    2025年3月15日号

  • 原発再稼働、私たちが決める

    議会は逃げるな

    齋木 文夫 (年金生活者)

     「柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例の制定」を求める署名は全県で15万筆に達しました。

    2025年3月22日号

  • なじょもんとヤマナラシ

    中沢 英正(県自然観察保護員)

     「農と縄文の体験実習館なじょもん」の駐車場脇に2本のヤマナラシの大木が並んで立っている。館ができた20年前からそこに存在していたものだ。

    2025年3月22日号

  • 小中学校を選べる時代に

     小学校から中学校へは、19年前に開校の県立津南中等学校が進路先の一つになっている。小学校も8年前に地元の熱意で開校した「まつのやま学園」は地域外から入学できる。さらに来年4月にはお隣、長野県栄村に開校の文科省認定の義務教育学校「さかえ小中学校」に入学できる。いずれも通学は保護者責任となっているが。
     さかえ小中学校は文科省認定の特任校指定を受け、独自カリキュラムによる特色化ができる小中一貫校だ。義務教育9年間を従来の6・3制ではない学制導入ができ、教科担任制による小学・中学の枠を超えた教育環境を作ることができる。英語など語学教育も充実が可能で、まさに「オリジナル教育」の場が誕生する。この教育の場は、津南町からでも十日町市からでも県外からでも、入学できる。
     小学校は長らく校区・学区制が取られ、居住エリアにある学校に通うのが当たり前だった。だが、子どもたちの多様性、教育の場の多様化などにより、私立以外でも公立小学校への入学も「選べる時代」になっている。この中山間地と呼ばれる地でも、3つのタイプが違う小学校から選び、入学できる時代になった。ただ前述した通り「通学は保護者責任」となっている。
     津南町は2年後、町立小学校を1校にする方針。「統合が決まっているなら、統合前から統合先の小学校に通わせたい」、もっともな親の思いだろう。だが、現ルールでは「特別事情」が許せば…となっている。昨年からの地域保護者の説明会では「統合先に通わせたい」の声は少なくない。再編統合に目途が付いたが、新たな課題が持ち上がっている津南町教育行政だ。声の中には、さかえ小中学校へ…もある。
     義務教育9年間。ようやくなのか、ついになのか、小学校教育の場が「選べる時代に」なってきた。教育行政は大きな転換期に来ている。

    2025年3月22日号

  • 十日町市議選立候補予定者

    2025年3月15日号

  • 新人7人に、激戦必至の短期決戦

    現職19人再出馬か、7人超過か、さらに新人も

     新人7人が揃い踏み―。現行の定数24から5人削減し定数19で争われる市議選は市長選と同日程の4月20日告示、27日投開票で行われる。3月に入り予想される新人7人が出揃う状況となった。出馬が注目されていた男性元市職員・俵山裕氏(49、下川原町)は9日、立候補を表明

    2025年3月15日号

  • 「わぁー、ラプンツェルだ」

     〇…「映画のシーンそのもの」と、どよめきが起きた。第49回つなん雪まつり

    2025年3月15日号

  • くつろぎのひと時を、どうぞ

    村越 二三子さん(1954年生まれ)

     「波乱万丈の人生」。人の生きざまを表す言葉だが、まさにその通りの時を刻んできた。25歳の時、子宮がんを発症。自分の生き方を考える転機にもなった。

    2025年3月15日号

  • 純粋を重んじるか、継承を重んじるか

    新保広大寺節

    松崎 房子 (元ゆずり葉編集委員)

     3月2日(日)、渋谷のNHKホールへ出かけた。中々当たらないチケットがゲットできた。毎年この時期に開催されるNHK主催25回目になる『地域伝統芸能まつり』を見せて貰った。

    2025年3月15日号

  • 好景気で奉納

    小林 幸一(津南案内人)

     大正8年、芦ヶ崎村で中津川水電㈱の発電所起工式が盛大に挙行され大割野の飲食業は急激に増えました。

    2025年3月15日号

  • 続・出るのか、出ないのか

     なんとも言えない雰囲気が漂っている十日町市。3月定例市議会の10日からの一般質問、新年度骨格予算など議案審議で、政策論を含む関口市長とのやり取りで感じる空気だ。市議は議案質疑をしつつ、「妙な感じだ」と懐疑心の塊になっているのではないか。それは、「4月の市長選以降、この場にいるかどうか分からない市長に、その先の市政方針や政策論を問うても…」だろう。いまだ進退表明しない十日町市のトップは、こうした事態をどう考えているのか。再び問う、「出るのか、出ないのか」。
     議会質疑の関口市長の言葉は、聞きようによってはいつも通り。それも、任期満了以降に関わる市政には、これまでの市政の延長線上にある言葉で対応し、再度市政を担う踏み込んだ言葉はなく、この点でも「いましばらく熟慮を」と進退表明しない現状に対し、相当なる意識を使っている様子が読み取れる。
     関口市政のこの4年間。様々な視点で総括できるし、立場の違いで良くも、悪くも評価されるだろう。10日の一般質問に答えた関口市長の答弁の中に、今後4年間、「私でいいのか」という言葉があった。すぐに反応した声が飛んで来た。『良い、悪いは、市民が決めること。なにを勘違いしているのか』。市民は厳しく、相当に敏感になっており、十日町市にとって良からぬ事態に進んでいる現状を、関口市長は感じているはずである。
     開会中の3月定例会の最終日は21日の金曜。提案議案の審議が終わり、最後に市長挨拶がある。注目はこの場だろう。その翌週28日は市長選・市議選立候補予定者の説明会だ。市政の両輪といわれる市議会を重視するなら、この場が最後の表明の場となる。
     『関口市長、5選出馬表明』。この新聞見出しを用意しようか…。すでに意志は固まっているのではないか。

    2025年3月15日号