先日、トレッキングの最中に出くわした少し黄色味のある模様のアオダイショウ。
細い木の枝に伝わってこちらを見ていたので、そーっと指を出してアオダイショウの、のど裏をなでて見たが特に嫌がりもせずに逃げもしなかったのだが…。
2025年5月24日号
これが放射能の汚染実態なのだろう。
春の美味、山菜シーズンの最中、直売所など店頭販売する山菜・コシアブラからセシウムを検出したと、今月すでに2件の発表があった。十日町市と湯沢町だ。東日本大震災のフクシマ原発事故が振り撒いた放射性物質の一つ、セシウム。事故から14年経つが、いまも自然界に存在し、セシウムを多く採取するというコシアブラから検出されている現実は、「フクシマ原発事故」が続いている、ということだ。
事故発生後、放射性物質の雲・プルームの流れを当時の気象条件を加え、見える化したデータがある。フクシマ原発の建屋が水素爆発した3月15日、大気の流れは太平洋から陸地に向って吹き、放出の放射性物質は気流に乗って陸地内部に流れた。新潟県は国境の三国山脈が流れを遮り大量のプルーム被害を免れた。だが一部は上信越国境の山脈を越え流れ込み、山麓の山菜や野生動物からセシウムが出ている。
森林に流れ込んだ放射性物質は針葉樹の細葉に付着。落葉する紅葉樹に付着したセシウムは落葉と共に林床に堆積。雨で流されるが、いまだ残るのが山菜や熊など野生動物などを通じて検出されている。放射性物質・セシウムの放射能半減期は30年という。
「原発の電気を使う首都圏の消費者が、その電気が不要なら柏崎刈羽原発は不要になる。首都圏の消費者しだい」。地元県議から度々こうした発言を聞く。先日は「首都圏に聞いたが回答がなかった」という。ならば、東京のど真ん中、日比谷公園で「原発電力は必要ですか集会」を開いてはどうか。そこまで言うのであれば、そこまでやってほしい、それが地域代表の政治家ではないか。
原発問題は、再稼働議論が中心だが、根本部分の「放射性廃棄物の処理」が全くめどが立っていない現実を直視してほしい。それが全てのスタートだ。
2025年5月24日号
消費税減税や物価高騰などによる国民生活への影響緩和策などで与野党議論が進む…
2025年5月17日号
ニュー・グリーンピア津南(NGP)の土地と建物売却方針を津南町が示すなか、2社が購入に名乗りを上げ、今後の展開に注目が集まっている…
2025年5月17日号
「日本文化や日本人が元々持っている精神性はすごいんですよ」。30歳で日本を離れヨーロッパで生活、現在はベルリン在住10年目で、日本舞踊のパフォーマーとして活躍する…
2025年5月17日号
津南町が決断を迫られている。ニュー
・グリーンピア津南の行方だ。開業40年の「中古物件」の引き受け手を、町委託の仲介コンサル会社が2社見つけた。1社は現経営会社だが、資金投入し同じ社名ながら別会社となり、土地建物を買収し経営継続すると手を上げた。もう1社は外資系で、国際ブランドのホテル経営に関わる上場民間資本。だが、どちらも町議会の同意ハードルは高そうだ。土地売却が焦点になっている。問題視するなら具体案を示し、並列的な議論を交わす必要がある。
売却に応札した2社は共に土地買収が条件。40年経過の建物の資産価値はゼロといわれる。ホテル経営を継続し観光事業をめざす2社にとって、買収価値は土地。民間企業の厳しさがそこにある。
町議会内にある「土地は売却しない」は、この応札のリセットの意味だ。ではどうするのか。具体的プランは出ていないが、町が財政投入を継続し、ホテルを核とした観光事業に取り組み業績アップをめざす方針のようだ。土地売却はしない、そのプランを示してほしい。
土地売却を問題視する動きには、外野席からも声が掛かり元町長まで関わっている状況は、事をさらに複雑化している。ただ、町民レベルでこの問題を考えるには判断材料が複雑で、多くの課題を含んでおり、択一という単純選択ができにくい内容だ。
町が示した2択は、今月中に交渉優先順を決め具体的な協議に入る。現賃貸契約は9月末で満了。7月中に売却先を決定し議会同意を得る方針だ。
この問題、津南町の根幹に関わる重要な選択になる。だが限られた時間しかない。判断を下す時は刻々と迫っている。町民レベルで判断できるのか、町民代表の町議会は真っ当な判断ができるのか。事は、重要な曲面を向かえている。決断をするのは、津南町の人たちである。
2025年5月17日号
ニュー・グリーンピア津南(NGP)の土地と建物の売却方針を決めた津南町。今年9月30日、同津南を運営する津南高原開発(樋口明社長)との10年間の賃貸借契約が満了する。…
2025年5月10日号
先日、トレッキングの最中に出くわした少し黄色味のある模様のアオダイショウ。
細い木の枝に伝わってこちらを見ていたので、そーっと指を出してアオダイショウの、のど裏をなでて見たが特に嫌がりもせずに逃げもしなかったのだが…。
2025年5月24日号
これが放射能の汚染実態なのだろう。
春の美味、山菜シーズンの最中、直売所など店頭販売する山菜・コシアブラからセシウムを検出したと、今月すでに2件の発表があった。十日町市と湯沢町だ。東日本大震災のフクシマ原発事故が振り撒いた放射性物質の一つ、セシウム。事故から14年経つが、いまも自然界に存在し、セシウムを多く採取するというコシアブラから検出されている現実は、「フクシマ原発事故」が続いている、ということだ。
事故発生後、放射性物質の雲・プルームの流れを当時の気象条件を加え、見える化したデータがある。フクシマ原発の建屋が水素爆発した3月15日、大気の流れは太平洋から陸地に向って吹き、放出の放射性物質は気流に乗って陸地内部に流れた。新潟県は国境の三国山脈が流れを遮り大量のプルーム被害を免れた。だが一部は上信越国境の山脈を越え流れ込み、山麓の山菜や野生動物からセシウムが出ている。
森林に流れ込んだ放射性物質は針葉樹の細葉に付着。落葉する紅葉樹に付着したセシウムは落葉と共に林床に堆積。雨で流されるが、いまだ残るのが山菜や熊など野生動物などを通じて検出されている。放射性物質・セシウムの放射能半減期は30年という。
「原発の電気を使う首都圏の消費者が、その電気が不要なら柏崎刈羽原発は不要になる。首都圏の消費者しだい」。地元県議から度々こうした発言を聞く。先日は「首都圏に聞いたが回答がなかった」という。ならば、東京のど真ん中、日比谷公園で「原発電力は必要ですか集会」を開いてはどうか。そこまで言うのであれば、そこまでやってほしい、それが地域代表の政治家ではないか。
原発問題は、再稼働議論が中心だが、根本部分の「放射性廃棄物の処理」が全くめどが立っていない現実を直視してほしい。それが全てのスタートだ。
2025年5月24日号
消費税減税や物価高騰などによる国民生活への影響緩和策などで与野党議論が進む…
2025年5月17日号
ニュー・グリーンピア津南(NGP)の土地と建物売却方針を津南町が示すなか、2社が購入に名乗りを上げ、今後の展開に注目が集まっている…
2025年5月17日号
「日本文化や日本人が元々持っている精神性はすごいんですよ」。30歳で日本を離れヨーロッパで生活、現在はベルリン在住10年目で、日本舞踊のパフォーマーとして活躍する…
2025年5月17日号
津南町が決断を迫られている。ニュー
・グリーンピア津南の行方だ。開業40年の「中古物件」の引き受け手を、町委託の仲介コンサル会社が2社見つけた。1社は現経営会社だが、資金投入し同じ社名ながら別会社となり、土地建物を買収し経営継続すると手を上げた。もう1社は外資系で、国際ブランドのホテル経営に関わる上場民間資本。だが、どちらも町議会の同意ハードルは高そうだ。土地売却が焦点になっている。問題視するなら具体案を示し、並列的な議論を交わす必要がある。
売却に応札した2社は共に土地買収が条件。40年経過の建物の資産価値はゼロといわれる。ホテル経営を継続し観光事業をめざす2社にとって、買収価値は土地。民間企業の厳しさがそこにある。
町議会内にある「土地は売却しない」は、この応札のリセットの意味だ。ではどうするのか。具体的プランは出ていないが、町が財政投入を継続し、ホテルを核とした観光事業に取り組み業績アップをめざす方針のようだ。土地売却はしない、そのプランを示してほしい。
土地売却を問題視する動きには、外野席からも声が掛かり元町長まで関わっている状況は、事をさらに複雑化している。ただ、町民レベルでこの問題を考えるには判断材料が複雑で、多くの課題を含んでおり、択一という単純選択ができにくい内容だ。
町が示した2択は、今月中に交渉優先順を決め具体的な協議に入る。現賃貸契約は9月末で満了。7月中に売却先を決定し議会同意を得る方針だ。
この問題、津南町の根幹に関わる重要な選択になる。だが限られた時間しかない。判断を下す時は刻々と迫っている。町民レベルで判断できるのか、町民代表の町議会は真っ当な判断ができるのか。事は、重要な曲面を向かえている。決断をするのは、津南町の人たちである。
2025年5月17日号
ニュー・グリーンピア津南(NGP)の土地と建物の売却方針を決めた津南町。今年9月30日、同津南を運営する津南高原開発(樋口明社長)との10年間の賃貸借契約が満了する。…
2025年5月10日号