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妻有新聞掲載記事一覧

  • 被害者であり、加害者であり

    日本被団協・児玉美智子副理事長

    松崎 房子 (元ゆずり葉編集委員)

     6月初旬、所属する「九条の会」の19周年の総会があった。ゲストに日本被団協の副理事長・児玉三智子さんにご参加を願った…

    2025年7月19日号

  • 月の輪カラス

    南雲 敏夫(県自然観察指導員)

     先日、川西の田んぼの作業道を走ってたところ途中で〝んんんーあれっ〟と言う感じで通り過ぎたが…

    2025年7月19日号

  • ラストチャンス、なのか

     津南町の命運がかかっている、過言だろうか。広域観光を支えて来たニュー・グリーンピア津南。開業から40年余、歴史はその存在を無情にも晒している。国の年金福祉事業団が潤沢な年金資金を使い、全国10数ヵ所に開業した保健保養リゾートホテル。運営は財団法人年金保養協会、いわば国直営的な経営。だが時代は激変、年金資金の見通しが厳しくなり、全国の施設は売却、閉鎖に追い込まれ、地域の観光拠点となっていたグリーンピア津南は、地元津南町が2億2500万円で購入。建設事業費265億円余、施設面積376㌶余の買い物だった。
     津南町は公設民営の運営方式を導入し、経営者はその時々代わったが津南高原開発が10年ごとの賃貸借契約で運営。その10年期限は9月末で満了。債務超過の現会社、頼みの金融機関もお手上げ状態のなか経営が続き、その負債総額は8億円を超えている。       
     9月末で契約が切れる。津南町は引き続き観光事業の拠点とするため、経営を受ける事業体を探すため、コンサル会社にリサーチと選定準備事業を委託。その結果2社が応札し、先週末、1社との交渉開始を決めた。その民間・イントランスは世界的なホテル展開の「インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)」誘致を進めているという。まさにビッグネームだ。
     これは津南町にとって、ラストチャンスなのか、である。建設から40年余経過の施設ながら、それを取り巻く自然環境は「超1級品」と評価されている立地。津南町は交渉を成就させたい意向だが、売却には町の財産を普通財産に変更する必要があり、その許可の場が町議会。これをチャンスと取るか、土地売却は問題と疑義を示すか、9月にそれが決まる。
     あの時…と歳月の経過後、その選択の是非を振り返る歴史的な決断になるだろう。ラストチャンス、だろう。

    2025年7月19日号

  • お知らせ

    妻有新聞創刊70周年・第3000号記念の読者プレゼント開催中!
    (4面広告欄に応募券あり)

    2025年7月12日号

  • 「トライ&エラー」がクロス探究科

    十日町高に来年度新コース1クラス

    鈴木校長「大学と研究機関繋ぐ探究学習に」

     今年創立100周年の節目を迎えている十日町高校(鈴木勇二校長、541人)。先月26日発表の2025年度から10年間で進める県立高校再編整備計画では…

    2025年7月12日号

  • 山の命をいただく

    髙橋 美佐子さん(1972年生まれ)

     狩猟免許を9年前に取った。猟では愛犬アム、シゲオの2頭が手助けする…

    2025年7月12日号

  • 産後ケア、ようやく始まった支援事業

    夜間の子育て支援カフェ『ヨナキリウム』

    Vol 124

     最近、テレビで私の顔を見た! という声をあちこちでお聞きしました…

    2025年7月12日号

  • 関税・防衛費交渉に正論で臨むのは愚策

    熱暑、群発地震、選挙と関税

    村山 朗 (会社員)

     熱暑、群発地震、選挙と関税、毎日報道される三題噺です…

    2025年7月12日号

  • ワタスゲ

    中沢 英正(県自然観察保護員)

     ワタスゲ(綿菅)は、本州の中部以北と北海道に分布するスゲの仲間である…

    2025年7月12日号

  • チャレンジ、「また人が集う場に」

    ユーモールに10年ぶり新店、江口さん夫妻

    Pizzeria Remo

     「ぜひ一度、焼き立てを食べてほしい…

    2025年7月12日号

  • 被害者であり、加害者であり

    日本被団協・児玉美智子副理事長

    松崎 房子 (元ゆずり葉編集委員)

     6月初旬、所属する「九条の会」の19周年の総会があった。ゲストに日本被団協の副理事長・児玉三智子さんにご参加を願った…

    2025年7月19日号

  • 月の輪カラス

    南雲 敏夫(県自然観察指導員)

     先日、川西の田んぼの作業道を走ってたところ途中で〝んんんーあれっ〟と言う感じで通り過ぎたが…

    2025年7月19日号

  • ラストチャンス、なのか

     津南町の命運がかかっている、過言だろうか。広域観光を支えて来たニュー・グリーンピア津南。開業から40年余、歴史はその存在を無情にも晒している。国の年金福祉事業団が潤沢な年金資金を使い、全国10数ヵ所に開業した保健保養リゾートホテル。運営は財団法人年金保養協会、いわば国直営的な経営。だが時代は激変、年金資金の見通しが厳しくなり、全国の施設は売却、閉鎖に追い込まれ、地域の観光拠点となっていたグリーンピア津南は、地元津南町が2億2500万円で購入。建設事業費265億円余、施設面積376㌶余の買い物だった。
     津南町は公設民営の運営方式を導入し、経営者はその時々代わったが津南高原開発が10年ごとの賃貸借契約で運営。その10年期限は9月末で満了。債務超過の現会社、頼みの金融機関もお手上げ状態のなか経営が続き、その負債総額は8億円を超えている。       
     9月末で契約が切れる。津南町は引き続き観光事業の拠点とするため、経営を受ける事業体を探すため、コンサル会社にリサーチと選定準備事業を委託。その結果2社が応札し、先週末、1社との交渉開始を決めた。その民間・イントランスは世界的なホテル展開の「インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)」誘致を進めているという。まさにビッグネームだ。
     これは津南町にとって、ラストチャンスなのか、である。建設から40年余経過の施設ながら、それを取り巻く自然環境は「超1級品」と評価されている立地。津南町は交渉を成就させたい意向だが、売却には町の財産を普通財産に変更する必要があり、その許可の場が町議会。これをチャンスと取るか、土地売却は問題と疑義を示すか、9月にそれが決まる。
     あの時…と歳月の経過後、その選択の是非を振り返る歴史的な決断になるだろう。ラストチャンス、だろう。

    2025年7月19日号

  • お知らせ

    妻有新聞創刊70周年・第3000号記念の読者プレゼント開催中!
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    2025年7月12日号

  • 「トライ&エラー」がクロス探究科

    十日町高に来年度新コース1クラス

    鈴木校長「大学と研究機関繋ぐ探究学習に」

     今年創立100周年の節目を迎えている十日町高校(鈴木勇二校長、541人)。先月26日発表の2025年度から10年間で進める県立高校再編整備計画では…

    2025年7月12日号

  • 山の命をいただく

    髙橋 美佐子さん(1972年生まれ)

     狩猟免許を9年前に取った。猟では愛犬アム、シゲオの2頭が手助けする…

    2025年7月12日号

  • 産後ケア、ようやく始まった支援事業

    夜間の子育て支援カフェ『ヨナキリウム』

    Vol 124

     最近、テレビで私の顔を見た! という声をあちこちでお聞きしました…

    2025年7月12日号

  • 関税・防衛費交渉に正論で臨むのは愚策

    熱暑、群発地震、選挙と関税

    村山 朗 (会社員)

     熱暑、群発地震、選挙と関税、毎日報道される三題噺です…

    2025年7月12日号

  • ワタスゲ

    中沢 英正(県自然観察保護員)

     ワタスゲ(綿菅)は、本州の中部以北と北海道に分布するスゲの仲間である…

    2025年7月12日号

  • チャレンジ、「また人が集う場に」

    ユーモールに10年ぶり新店、江口さん夫妻

    Pizzeria Remo

     「ぜひ一度、焼き立てを食べてほしい…

    2025年7月12日号