小水力の適地、電気「地産地消」を

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みらい・パートナーズが2発電所建設

津南町農業用水活用

 福島第一原発事故後、より関心を集める自然エネルギー。国は温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる「2050年カーボンニュートラル」実現を掲げている。各自治体も国目標に合わせ活動を進めるなか、昨年に「ゼロカーボン戦略」を策定した津南町で、新たな小水力発電事業がスタートする。津南原高原地内に、水力発電所の開発など手がける株式会社みらい・パートナーズ」(東京・中央区、資本金8800万円。以下みらい社)が農業用水活用の水力発電所を2ヵ所(最大出力計965㌔㍗)新設する。町内の小水力発電は、農業用水活用の町直営「雑水山第二発電所」(同39㌗、2015稼働)、砂防ダム活用の関電工「上結東水力発電所」(同990㌗、2020年稼働)に続き3ヵ所目になる。

続きは本誌2024年5月25日号を御覧ください