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妻有リポート一覧

  • 干ばつでヒビ、作付けできず

    昨年猛暑で発生、地震で拡大、「行政支援」求める声

    天水田に影響

     雪解け水や雨水を水源に耕作する「天水田」が多い松之山・松代地域で、昨夏の干ばつによるひび割れ、正月の能登半島地震でひび割れ拡大、さらに今冬の少雪による水不足など自然災害の後遺症が同地の水田農業に大きく影響している。今春、田んぼに水が無く、ひび割れ田んぼで代掻きが出来ず、今期のコメ作りを諦める農業者も出ており、農家減収が懸念され対策が急務になっている。 (相澤由加理)

    2024年6月8日号

  • 職人技活きる、国内シェア8割製品も

    十日町市中条「ホクホク機械」

    製菓機械製造、メロンパン用カットやタルト成形など

     生産額600億円を誇った1970年代の十日町織物を織機などで支えてきた十日町機械工業が織物の衰退とともに1997年(平成9年)に姿を消したが、どっこい製菓機械製造会社として事業を引き継いでいるのがホクホク機械(髙橋政隆社長)。経営的に厳しかったコロナ禍を乗り越え、順調に製菓・食品機械の製造に取り組んでいる。「メロンパン用カット機械は国内シェア8割。その一方で1、2台だけの機械といった受注も多い」と髙橋社長。雪国から全国お菓子づくりの『縁の下の力持ち役』を担っている。

    2024年5月4日号

  • 軌道と灌漑水路

    小林 幸一(津南案内人)

     津南町自然に親しむ会のスノーシ
    ュートレッキングで穴藤の鉄橋跡を見た際に、対岸にも石垣のような遺構が残っているので調査しようにも川は渡れず、周囲は崖に囲まれているので、翌週に見玉の石落としの方から向かってみました。
     法務局の地図ビューアーでは百年前と思われる山道が登記されているので、残雪の中に旧道を探し、荒れ果てた山道を川原まで降りると灌漑水路跡や軌道跡がハッキリと残っていました。
     中津川電源開発では新潟県知事から水利使用の許可が下りた際に、正面ヶ原への旧用水への補給が義務付けられていましたが、工事軌道と合わせて工事をしたために8カ所の隧道の管理上の問題や、中津川に近いことから大水で何度も流されました。
     他にも水門の開閉権が電力会社側にあったことから十分な用水は得られず幾度も水不足になりました。(津南町史より)
     今までの
    写真エッセイの中から中津川発電所工事をまとめたレポートが「津南学vol.12」の中に掲載して頂きました。「秋山郷の電源開発―百年後の出逢い」と題した33ページに及ぶ集大成ですので興味のある方はご覧ください。

    2024年4月6日号

  • 出生わずか「23人」、深刻度増す

    国立社人研推計、26年後人口『4713人』

    津南町2023年

     人口減に直結する出生数の減少が深刻だ。津南町で昨年生まれた新生児の届出がわずか「23人」だったことが衝撃を生んでいる。年間出生数が20人台になったのは、もちろん初めて。これまでの最少出生数の2021年(令和3年)38人から、いっきに15人も減った。急速に進む少子化を象徴する事態が波紋を呼んでいる。

    2024年3月9日号

  • 地域医療に光、新規医院開業3件目

    整形外科医・村岡治医師29日開業、市支援も後押し

    元十日町病院医師

     新たな地域医療を支えるクリニックがまた一つ加わる。県立十日町病院に勤務していた整形外科医が独立、今月29日に開業する。その思いは、「地域の皆さんの人柄がすごく温かくて。治療に当たると感謝の言葉を多く頂き、医師としてやりがいを感じる」。さらに開業を後押しするのが、十日町市の医療機関の施設整備で限度額5千万円、設備整備で1千万円など新規開院や診療継続を補助する『十日町市医療施設整備等支援事業』。2017年度制度開始後、同事業を利用する開業は今回で3件目。これまで眼科医、内科医と外科医、そして今回の整形外科医が独立開業に至っている。住民の人柄と行政支援により、医師不足に悩む豪雪地の地域医療の、一筋の光明になっている。

    2023年11月18日号

  • 再エネ「地熱発電」に熱視、秋山郷でも

    屋敷地区で2千メートル掘削、地元合意後に県申請へ

    近く協議会創設

     世界情勢変化によるエネルギー確保不安のなかで、関心がより高まっている「再生可能エネルギー」。特に地熱発電は地下にある熱水と蒸気を取り出し、蒸気で発電機をまわし発電するため、二酸化炭素排出量はほぼゼロ、安定的に24時間発電が可能で期待は大きい。秋山郷屋敷では再生可能エネ事業を取り扱う東京の投資会社が関わる地熱発電所の開発計画が浮上、栄村に申請届が出ている。ただ栄村は6月末発生の北海道・蘭越町の地熱発電所事故を受け、安全確保への懸念が高まったことから慎重な姿勢をみせている。一方、十日町市松之山では、温泉を使った地熱発電「コミュニティ発電・ザ・松之山温泉」が発電業者と地元温泉街との連携により3年前から稼働。運営会社には地元住民が役員に入り、今年10月からは国固定価格買取制度(FIT)に基づいた売電を開始。エネルギーの地産地消に向け、新たな段階に入っている。

    2023年11月11日号

  • 有権者「もう連呼の時代じゃない」

    「SNS選挙」に挑んだ女性新人

    津南町議選

     激戦の津南町議選は、新人3人が入り、現職3人が落選する波乱の結果となった。定数12に16人が出馬、5日間の選挙期間、街には連呼の声が響いたが、その街宣活動をいっさい行わず 「SNS選挙」に徹した女性新人がいた。「まったく得票数は予想もできない」と他選対関係者の見方をよそに、351票の6位当選を果たした。選挙戦を振り返り、高齢化率43%を超える人口8740人余の町で、SNS選挙にどう取り組んだのか。      (敬称略)

    2023年10月28日号

  • JR水利権更新、小千谷と連携し

    小千谷市議と懇談会、「10年前、10年後、重要な契機になる」

     水利権の更新を2年後、2025年6月に向えるJR東・信濃川発電所・宮中取水ダム(十日町市宮中)。今年4月に市民グループが設立した『信濃川水系の水利権を考える会』は、十日町市の市民や市議に対して「今度の水利権更新は重要な契機になり、地元還元など地元メリットを求めていくべきだ」と賛同を求める活動を広げる。

    2023年9月23日号

  • 「愛する人と…」支えたい、財源課題も

    十日町トラブルシューターネットワーク

     「ふつうの場所で愛する人との暮らしを」をと障がいのある人に寄り添う活動を展開する十日町トラブルシューターネットワーク(十日町TS)は、障がいのある人の恋愛や結婚、出産、育児などに本格的な支援に乗り出している。組織的な活動は管内初。「障がいを問題と捉えず、愛する人との結婚など支援していきたい」と取り組む。

    2023年9月16日号

  • 干ばつでヒビ、作付けできず

    昨年猛暑で発生、地震で拡大、「行政支援」求める声

    天水田に影響

     雪解け水や雨水を水源に耕作する「天水田」が多い松之山・松代地域で、昨夏の干ばつによるひび割れ、正月の能登半島地震でひび割れ拡大、さらに今冬の少雪による水不足など自然災害の後遺症が同地の水田農業に大きく影響している。今春、田んぼに水が無く、ひび割れ田んぼで代掻きが出来ず、今期のコメ作りを諦める農業者も出ており、農家減収が懸念され対策が急務になっている。 (相澤由加理)

    2024年6月8日号

  • 職人技活きる、国内シェア8割製品も

    十日町市中条「ホクホク機械」

    製菓機械製造、メロンパン用カットやタルト成形など

     生産額600億円を誇った1970年代の十日町織物を織機などで支えてきた十日町機械工業が織物の衰退とともに1997年(平成9年)に姿を消したが、どっこい製菓機械製造会社として事業を引き継いでいるのがホクホク機械(髙橋政隆社長)。経営的に厳しかったコロナ禍を乗り越え、順調に製菓・食品機械の製造に取り組んでいる。「メロンパン用カット機械は国内シェア8割。その一方で1、2台だけの機械といった受注も多い」と髙橋社長。雪国から全国お菓子づくりの『縁の下の力持ち役』を担っている。

    2024年5月4日号

  • 軌道と灌漑水路

    小林 幸一(津南案内人)

     津南町自然に親しむ会のスノーシ
    ュートレッキングで穴藤の鉄橋跡を見た際に、対岸にも石垣のような遺構が残っているので調査しようにも川は渡れず、周囲は崖に囲まれているので、翌週に見玉の石落としの方から向かってみました。
     法務局の地図ビューアーでは百年前と思われる山道が登記されているので、残雪の中に旧道を探し、荒れ果てた山道を川原まで降りると灌漑水路跡や軌道跡がハッキリと残っていました。
     中津川電源開発では新潟県知事から水利使用の許可が下りた際に、正面ヶ原への旧用水への補給が義務付けられていましたが、工事軌道と合わせて工事をしたために8カ所の隧道の管理上の問題や、中津川に近いことから大水で何度も流されました。
     他にも水門の開閉権が電力会社側にあったことから十分な用水は得られず幾度も水不足になりました。(津南町史より)
     今までの
    写真エッセイの中から中津川発電所工事をまとめたレポートが「津南学vol.12」の中に掲載して頂きました。「秋山郷の電源開発―百年後の出逢い」と題した33ページに及ぶ集大成ですので興味のある方はご覧ください。

    2024年4月6日号

  • 出生わずか「23人」、深刻度増す

    国立社人研推計、26年後人口『4713人』

    津南町2023年

     人口減に直結する出生数の減少が深刻だ。津南町で昨年生まれた新生児の届出がわずか「23人」だったことが衝撃を生んでいる。年間出生数が20人台になったのは、もちろん初めて。これまでの最少出生数の2021年(令和3年)38人から、いっきに15人も減った。急速に進む少子化を象徴する事態が波紋を呼んでいる。

    2024年3月9日号

  • 地域医療に光、新規医院開業3件目

    整形外科医・村岡治医師29日開業、市支援も後押し

    元十日町病院医師

     新たな地域医療を支えるクリニックがまた一つ加わる。県立十日町病院に勤務していた整形外科医が独立、今月29日に開業する。その思いは、「地域の皆さんの人柄がすごく温かくて。治療に当たると感謝の言葉を多く頂き、医師としてやりがいを感じる」。さらに開業を後押しするのが、十日町市の医療機関の施設整備で限度額5千万円、設備整備で1千万円など新規開院や診療継続を補助する『十日町市医療施設整備等支援事業』。2017年度制度開始後、同事業を利用する開業は今回で3件目。これまで眼科医、内科医と外科医、そして今回の整形外科医が独立開業に至っている。住民の人柄と行政支援により、医師不足に悩む豪雪地の地域医療の、一筋の光明になっている。

    2023年11月18日号

  • 再エネ「地熱発電」に熱視、秋山郷でも

    屋敷地区で2千メートル掘削、地元合意後に県申請へ

    近く協議会創設

     世界情勢変化によるエネルギー確保不安のなかで、関心がより高まっている「再生可能エネルギー」。特に地熱発電は地下にある熱水と蒸気を取り出し、蒸気で発電機をまわし発電するため、二酸化炭素排出量はほぼゼロ、安定的に24時間発電が可能で期待は大きい。秋山郷屋敷では再生可能エネ事業を取り扱う東京の投資会社が関わる地熱発電所の開発計画が浮上、栄村に申請届が出ている。ただ栄村は6月末発生の北海道・蘭越町の地熱発電所事故を受け、安全確保への懸念が高まったことから慎重な姿勢をみせている。一方、十日町市松之山では、温泉を使った地熱発電「コミュニティ発電・ザ・松之山温泉」が発電業者と地元温泉街との連携により3年前から稼働。運営会社には地元住民が役員に入り、今年10月からは国固定価格買取制度(FIT)に基づいた売電を開始。エネルギーの地産地消に向け、新たな段階に入っている。

    2023年11月11日号

  • 有権者「もう連呼の時代じゃない」

    「SNS選挙」に挑んだ女性新人

    津南町議選

     激戦の津南町議選は、新人3人が入り、現職3人が落選する波乱の結果となった。定数12に16人が出馬、5日間の選挙期間、街には連呼の声が響いたが、その街宣活動をいっさい行わず 「SNS選挙」に徹した女性新人がいた。「まったく得票数は予想もできない」と他選対関係者の見方をよそに、351票の6位当選を果たした。選挙戦を振り返り、高齢化率43%を超える人口8740人余の町で、SNS選挙にどう取り組んだのか。      (敬称略)

    2023年10月28日号

  • JR水利権更新、小千谷と連携し

    小千谷市議と懇談会、「10年前、10年後、重要な契機になる」

     水利権の更新を2年後、2025年6月に向えるJR東・信濃川発電所・宮中取水ダム(十日町市宮中)。今年4月に市民グループが設立した『信濃川水系の水利権を考える会』は、十日町市の市民や市議に対して「今度の水利権更新は重要な契機になり、地元還元など地元メリットを求めていくべきだ」と賛同を求める活動を広げる。

    2023年9月23日号

  • 「愛する人と…」支えたい、財源課題も

    十日町トラブルシューターネットワーク

     「ふつうの場所で愛する人との暮らしを」をと障がいのある人に寄り添う活動を展開する十日町トラブルシューターネットワーク(十日町TS)は、障がいのある人の恋愛や結婚、出産、育児などに本格的な支援に乗り出している。組織的な活動は管内初。「障がいを問題と捉えず、愛する人との結婚など支援していきたい」と取り組む。

    2023年9月16日号