カワウの群れ

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南雲 敏夫(県自然観察指導員)

 最近、夕方になるとカワウの群れが寝ぐらへと向かう姿を良く見る事がある。Vの字の形でかなりの数が夕焼けの中を通過している。
 春に繁殖を抑えるために巣を壊したりして数が増えないようにしているが、そこは野生生物、やはり数が多いといつも思っている次第。幸い、カワウの寝場所は河原の河川敷なので糞公害は無いとおもうのだが、ただ漁協の方たちには頭の痛い問題だと思っている。
 カワウは潜水能力が高いため水中で小魚を狙うが、放流した稚魚なども相当の被害が出るかもしれないので悪者扱いされているのが実情。カワウの数が少なければ良いが繁殖率が旺盛。共存の道はあるんだろうか⁉