南雲 敏夫(県自然観察指導員)
毒キノコで有名なツキヨタケ、毎年あちこちでこのキノコでの食中毒が発生している。確かに一見するとムキタケやヒラタケと間違いやすいのも事実。
それらのキノコと違ってツキヨタケは名前の通り、傘の裏側が発光する。これを見た事がある人はほとんどいないと思われるが…。
この写真は採ってきたばかりの新鮮なツキヨタケを真っ暗な部屋に置いて撮影したもので、少しでも周囲に明かりがあると光るのが判らないほど微光である。
真っ暗な部屋だと、傘裏がわずかにぼーっとした淡い光が見える。
カメラをバルブ撮影で感度を上げて30秒ほど露出をかけて撮影。そうするとこのような緑色の鮮やかな写真が撮れる。
今年は終わりだが興味ある人は来年狙って見てはいかが。