南雲 敏夫(県自然観察指導員)
今回は久々に昼間にキツネの写真が撮れた。夜行性のキツネが日中に姿を見せるのはあまりないが、この日は天気も良いし、ちょうど春うららのような気温と雰囲気であった。
動物たちもやはり長い冬の厳しい期間を耐えて暖かくなると油断するのかは分からないが、山からの農道を楽しそうにスキップしながら下りてくるのを確認、キツネ当人は嬉しそうにスキップしていたのかはわからないけれど…、見ていてそんな感じに受けた。
急いで車を止めてカメラ持ってそっと陰から近づいて撮影。
一瞬、こちらを見ていたがなんとか2回シャッターを切った途端にキツネは「あっ見つかった…」と思ったのか猛ダッシュで逃げて行った。
わずかの時間でもこういう場面での動物たちとのやりとりはとても楽しい時間。
このキツネ、イヌ科だと知っている人は案外と少ない。もちろんタヌキもイヌ科、だから犬の病気が流行ると野生のキツネやタヌキも被害を受ける事になる。