南雲 敏夫(県自然観察指導員)
少し暖かい日の雪の上にはいろんな昆虫を見かける事がある。写真はカマドウマのカゲロウの仲間だが、なぜ雪の上にいるんだろうか…
蜘蛛の仲間も晴れている雪の上にはよく見かけるが、もちろん雪の上だから動きは相当遅い。
ケムシの仲間のカケカレハなども雪の上でよく見かける種である。動きが悪いところに雪が積もったらいったいどうなるんだろうかと、余計なお世話とは思うが命があるものだから少し気にかかる。
もちろん春先になればセッケイカワゲラなどの定番の昆虫が出てくるが、それならば理解できる。セッケイカワゲラが仲間の死骸を数匹で食べていたのを見た事もあるし。
しかしやはの雪国で暮らしている昆虫たちは、雪の中でもなにかしらの生きる術を持っているんだろうなとも思う。