照井 麻美(津南星空写真部)
「ゴールデンカムイ」という映画はご覧になりましたか? 明治時代の北海道を舞台にした漫画が原作の映画なのですが、実は津南町にある「見玉公園」がロケ地となっており、冒頭のシーンで数カット見玉公園だと分かる形で使われています。
私は見玉公園からも見える中津川流域の柱状節理が好きで、今回は見玉よりもう少し上流にある高倉山と結東集落の景色をお届けします。
撮影時期は去年の2月26日で、東秋山林道に入り見倉集落に到着する手前で撮影しました。例年3月を目の前にすると雪も落ち着き、気持ちがいい晴れの日が続くようになり、雪が積もっていると岩肌の陰影がはっきりと見えるようになり、この時期しか見られない光景を目の当たりにすることができました。
ふり返ってみると去年の今頃は結東の観測地点で積雪が2mあり、道路の両脇には高い雪壁ができていましたが、今年は去年のおよそ半分です。
すでに地面の見えた所からはフキノトウが顔を出し始め、雪の季節が少なくて少し寂しいような気もしていますが、気温も高く暖かな日差しを感じると春が待ち遠しくなるのでした。
続きは本誌2024年3月2日号を御覧ください