これって開戦前夜
藤ノ木信子 (清津川に清流を取り戻す会)
内閣官房の国民保護ポータルサイトには武力攻撃から身を守る事態への対処として全国の緊急時避難施設が載っている。例えば私の住んでいる集落なら清津峡小学校になっていて、ミサイルなどの飛来時には避難することになる。う~ん… これって戦争の準備じゃないの? でも地下構造物と違って、校舎は窓が多い造りで危なくない? と一人でブツブツ…
他にも化学物質や生物兵器、核兵器の対処法も書いてあるが、どれも同じ口と鼻をハンカチでふさいで逃げ、避難した部屋で窓を目張りするイラストが描いてある。国民の命を守る方法としてこれで大丈夫? つまり命を守る具体策を国は自治体に丸投げして予算をつけてないのではないか? 一方で今年度の防衛費と防衛力強化関連経費の合計額は約8兆900億円(GDP比で約1・6%)に上る。【ありたけの金を御国へ捧げませう】 【黙って働き笑って納税】 先週、国会衆院本会議では有事で食料危機に陥ったとき、農家に増産を指示する食料供給困難事態対策法が可決した。これも戦争の準備では?今まで減反や農作物輸入や種苗法など農家をいじめて食料自給率を落としておいて、今度は生産計画に従わないと氏名を公表して罰金ですよ。いやはや既に戦争は始まっているのかもしれない。【増産は土の戦士の殊勲甲】
27日の夜、沖縄県では「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中や地下に避難して下さい」とJアラートが響いた。2日前に予め北朝鮮から海上保安庁に対し、人工衛星を打ち上げると通報があった。冷静に見ればミサイルと人工衛星が同じ警報? わざと戦争の危機感を煽ってない? と思う。警報慣れしてしまうよ。【敵より怖い心のゆるみ】
憲法改正をめぐって岸田総理は、「緊急事態・混乱の中で、国会などの機能を維持できるのかは、今まさに国民に問うべきテーマ。時代にそぐわない部分、不足している部分については、果断に見直しを行っていかなければならない」と言う。いやいや緊急時には現行法でも対処できる。緊急事態条項を含む憲法改変は必要ない。憲法遵守義務を負う立場の総理が拙速に改変を言い出すのは戦争準備のため? 緊急時となれば国民の権利や自由は制限され、権限は政府に集められる。【進め一億火の玉だ】
このところのニュースを見ていると昔の戦争標語が頭の中をグルグル回って開戦前夜みたいな気分になってしまう。さて一杯飲んで気分転換しようかなあ…【酒で乱すな銃後の護り】