奇跡が起きた。歩けるようになった

contents section

92歳女性、週一回座るリハビリで

Vol 102

 「奇跡が起こる」瞬間に立ち会ったことはありますか? 奇跡とはいっても、自分がただ「そんなことあるわけない」と硬く信じ込んでいるだけで、人生には100%必ずということは絶対にない! ということを思い出させられる出来事が時に起こることを「奇跡」というのかもしれません。
 ちょっと調べてみると、「奇跡(良いこと)が起こる前兆」というのがあり、それは①四ツ葉のクローバーを見つける ②流れ星を見る ③へびを見る ④鳥のフンが落ちてくる ⑤立て続けに物が壊れる ⑥雷が落ちるのを目撃する ⑦朝にクモを見る ⑧二重の虹を見る ⑨ゾロ目の数字をよく見る ⑩寝ても寝ても眠い ⑪嫌なことが続く ⑫イメチェンしたくなる、などだそうです。
 最近たかき医院で、「奇跡のようだ!」とご本人だけでなくご家族まで喜んだお話があり、職員と一緒に感激したその話を今日は皆さんにお伝えします。
 奇跡を起こした張本人は92歳の女性。少し前からその娘さんが、当院に設置している座るだけで骨盤底筋を鍛えられる器械にかかるために通院していました。この器械は約30分、週に1回程度6回座ると、骨盤底筋が鍛えられ尿漏れや頻尿が改善していくというものです。骨盤底筋だけでなくお尻や太ももの裏側の筋肉、インナーマッスルも一緒に鍛えてくれるので、ヒップアップや腰痛改善などの目的で使用される方もいます。娘さんが、とても良いのでお母さんにもかからせてあげたい、とある日連れてこられたのがきっかけでした。実はご本人さんは、背骨の圧迫骨折をして2ヵ月入院し、寝たきりになっていたことで歩けなくなり、リハビリをしても改善せず、自宅が高床式の3階建てだったこともあり、退院したら施設の入所を強く勧められたのだそうです。確かに、1回目に来た時は車から車椅子に移すのも2人がかり、車いすから器械に移すのも2人がかりでした。ところが、2回目に来た時、何かにつかまっていれば横歩きができるようになっており、車から玄関の中までは娘さんのサポートで歩いて入ってきました。3回目には車いすが全くいらないくらいに歩けるようになり、向かいに住んでいる娘さんが、ある朝チャイムが鳴るので出てみたら、ご本人さんが玄関先に立っていたという衝撃の事件があったそうです。足腰に自信がなくなってきたなと思っていて、自分にも奇跡の起きる瞬間を体験したい方は当院まで気軽にお問い合わせください。
 最後にちょっと宣伝です! 今年9月28日、段十ろうにて、縄文の聖地「十日町」に「人生、心の豊かさ・美しさ」を伝える作家、アーティスト、ファッションデザイナーなど幅広い分野で活躍をする方々が集うイベントが開催されます。縄文をテーマに「新しい時代の豊かさ、美に触れる」ことで、このイベントでも間違いなく奇跡が起こることでしょう。「ヒラクハジマル」で検索してください。7月28日からウェブで、29日からは段十ろう窓口で予約開始になります。ぜひご参加くださいね。(たかき医院・仲栄美子院長)
 子どもたちから災害に対する備えと意識をと十日町青年会議所やセーフネットぼうさい、十日町市社会福祉協議会がネットワークを組み、毎年管内の小中学校で開いている「越後妻有防災プログラム」。今年は水沢中で開き、生徒たちは防災学習や消火器操作、地震、豪雨など模擬体験した。
 「自分の命は自分で守ろう」と防災学習の講義を受けた後、生徒たちは国交省・湯沢砂防事務所らの協力で用意された降雨体験装置や煙体験ハウス、土石流体感3Dシアターで災害を模擬体験。生徒たちは「普段からの災害の備えがいかに大切かを実感しました。今回の体験を防災にいかしていきたいです」などと話していた。