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妻有新聞掲載記事一覧

  • 「あの日 あの時」、三十一字に想い込め

    短歌会『雪影』の貝澤圭子さん

    第26回NHK全国短歌大会で特選一席10選に

     第26回NHK全国短歌大会で、応募1万4677点から特選一席10選に津南町の貝澤圭子さん…

    2025年4月19日号

  • 似た状況下での十日町市長選

     似たような局面が、頭を過ぎった。3・11のフクシマ原発事故の福島県で1994年から数年、30年前ほどに起こった発電事業者と地元福島県知事の攻防だ。東京電力の福島原発の電気はすべて首都圏に送られていた。地元福島県民は東北電力の電気を使い、いまもこの構図は変わっていない。ここ妻有の地と同じではないか。JR東・宮中取水ダムによる「JR東・信濃川発電所」で発電の電気は、首都圏の大動脈・山手線を動かしている。少し上流の東京電力・信濃川発電所の電気は、首都圏はじめ関東エリアを広くカバーしている。だが、妻有の人たちが使う電気は東北電力の電気。似たというより、全く同じ状況だ。
     30年余り前の福島県知事は佐藤栄佐久氏。今年3月に死去。1994年、東京電力は福島県にビッグプレゼントを公表した。130億円余のサッカースタジアム建設。これがあの「Jヴィレッジ」。当時、東京電力は福島第1原発の2基増設を計画。それには福島県・佐藤知事の事前同意が必須だった。だが、佐藤知事は積極的ではなく、むしろ距離を置く姿勢だった。そこで東京電力が打ち出した「地域貢献策」がサッカースタジアム建設。その後も東京電力は地域振興策の名目で財政支援など「知事合意」を求め次々と手を打ち、合意にこぎつけた。これを「ごね得」と見るなら、それは間違いだ。発電事業者にすれば、発電施設の莫大な固定資産税を納めていると開き直れるが、ならば首都圏に原発を建設すればいい、となり、事実当時そうした論議が噴出した。
     同じ構図が目の前で起きている。信濃川の水を使い発電するJR東と東京電力。その電気を首都圏に送り、経済行為として莫大な利益を生み出している。その発電の地元は、どうなっているのか、ここに似た状況を見る。
     十日町市長選がいよいよ告示だ。これも争点の一つだ。

    2025年4月19日号

  • JR東 水利権問題 関口芳史市長「信頼関係の上で」 樋口明弘考える会代表「電気の地元還元を」

    十日町市長選

     「JRさんとしっかりと話を詰めていくことが必要。これは信頼関係の上で向かって行かなければならず、

    2025年4月12日号

  • 看護師への夢、志持つ生徒が一歩

    県立十日町看護専門学校、第6期生35人入学

    国試3期生91.2%合格、地元十日町に6人就職

     「新しい仲間との出会いに喜びを感じ、共に支え合いながら成長し、社会に貢献していきたいです」。

    2025年4月12日号

  • 父から継いだもの

    桐生 英樹さん(1987年生まれ)

     鍛え、引き締まった身体、焼けた肌に白い歯がキラリ。

    2025年4月12日号

  • 地域振興における都市計画の重要性

    東京のまちの変貌

    清水 裕理 (経済地理学博士)

    世界は大きく動いており、百年とも、それ以上の変革期とも言われていますが、

    2025年4月12日号

  • 城坂城スノートレッキング

    小林 幸一(津南案内人)

     津南町自然に親しむ会で栄村の城坂城にスノーシューを履いてトレッキングして来ました。

    2025年4月12日号

  • 続く選挙、有権者意識が試される

     選挙は民主主義のコスト。今年から来年へと選挙が続く。今月は栄村議選、十日町市長選と市議選の同日選だ。7月は参院選。今月18日の県議会の結果によっては原発再稼働の賛否を問う県民投票もある。県議会が県民投票条例を否決した場合、花角知事は新たな手法で「信を問う」ことになる。知事選の前倒しもありうる状況になれば、7月の参院選にぶつける可能性もある。原発再稼働同意の姿勢を示し知事辞職、知事選で信を問う…、衆院選もあるかも…巷間のシナリオは勝手に描く。新年度がスタートしたが、上半期は激動の半年になる予感だ。
     まだ続く。来年春は統一地方選。4月には県議選がある。十日町市・津南町選挙区の現職2人は、いずれも自民。7期のベテランの進退に関心が集まるが、続投は色濃いが、与野党という色分けではない「新たな人材」を待望する雰囲気が漂い始めている。
     さらに続く。来年夏7月は津南町長選がある。全国最年少の女性町長は2期7年の現在進行形だ。懸案の保育園、小学校の再編方針が具体化し、住民説明で具体的なスケジュールを示し、今年6月の町議会で再編実現のための補正予算を提案するか、関心が集まる。
     人口減少は自治体運営のすべての分野に影響している。特に津南町は自治体が経営する町立病院を抱え、「町民の命を守るコスト」と、経営赤字を積み重ねることが許される状況にないことが、さらに行財政を圧迫している。さらに懸案は観光拠点、ニュー・グリーンピア津南の行方。先月、町長名で今後の方針資料が全町配布された。人口8500人余の自治体の中でのグリーンピアの位置づけは理解できるが、「どうするのか?」の疑問符への言葉は見つけられなかった。懸案が続く津南町は、来年夏、節目を迎える。
     選挙は連動する、という。まさに有権者意識が試される。

    2025年4月12日号

  • 小嶋武夫氏が十日町市議選出馬断念

    十日町市議選(告示20日、投票27日)に出馬予定だった川西地域・小嶋武夫氏(76、5期)は、出馬を断念する意向を示した。
    8日にメディアに出馬断念のFAXを送付。
    「巣唾を予定していたが、立候補を見合わせることにさせて頂きます」とし、さらに「みなさまから特に農業振興や地域づくりに、ご期待の声をいただきましたが、このところ病院への行き来も増えており、務めを果たし得るか不安もあります。どうぞご理解下さいますようお願い申し上げます」と理由を説明。
    さらに「農業基盤のまちづくりを訴えて来たので、その思いを別の形で果たしたいと思う」としている。
    立候補予定者は現在、新人7人、現職18人の計25人(定数19)。

  • 5選挑む現職 関口市長、三度の樋口明弘氏

    困惑する市民、「多選か、政策か」 

    十日町市長選

     告示日まであと「15日」の十日町市長選(4月20日告示、27日投票)。立候補を表明しているのは現職で4期在職中の関口芳史市長(66)と、市長選三度目の挑戦となる不動産業代表の樋口明弘氏(77)で、一騎打ちが濃厚。

    2025年4月5日号

  • 「あの日 あの時」、三十一字に想い込め

    短歌会『雪影』の貝澤圭子さん

    第26回NHK全国短歌大会で特選一席10選に

     第26回NHK全国短歌大会で、応募1万4677点から特選一席10選に津南町の貝澤圭子さん…

    2025年4月19日号

  • 似た状況下での十日町市長選

     似たような局面が、頭を過ぎった。3・11のフクシマ原発事故の福島県で1994年から数年、30年前ほどに起こった発電事業者と地元福島県知事の攻防だ。東京電力の福島原発の電気はすべて首都圏に送られていた。地元福島県民は東北電力の電気を使い、いまもこの構図は変わっていない。ここ妻有の地と同じではないか。JR東・宮中取水ダムによる「JR東・信濃川発電所」で発電の電気は、首都圏の大動脈・山手線を動かしている。少し上流の東京電力・信濃川発電所の電気は、首都圏はじめ関東エリアを広くカバーしている。だが、妻有の人たちが使う電気は東北電力の電気。似たというより、全く同じ状況だ。
     30年余り前の福島県知事は佐藤栄佐久氏。今年3月に死去。1994年、東京電力は福島県にビッグプレゼントを公表した。130億円余のサッカースタジアム建設。これがあの「Jヴィレッジ」。当時、東京電力は福島第1原発の2基増設を計画。それには福島県・佐藤知事の事前同意が必須だった。だが、佐藤知事は積極的ではなく、むしろ距離を置く姿勢だった。そこで東京電力が打ち出した「地域貢献策」がサッカースタジアム建設。その後も東京電力は地域振興策の名目で財政支援など「知事合意」を求め次々と手を打ち、合意にこぎつけた。これを「ごね得」と見るなら、それは間違いだ。発電事業者にすれば、発電施設の莫大な固定資産税を納めていると開き直れるが、ならば首都圏に原発を建設すればいい、となり、事実当時そうした論議が噴出した。
     同じ構図が目の前で起きている。信濃川の水を使い発電するJR東と東京電力。その電気を首都圏に送り、経済行為として莫大な利益を生み出している。その発電の地元は、どうなっているのか、ここに似た状況を見る。
     十日町市長選がいよいよ告示だ。これも争点の一つだ。

    2025年4月19日号

  • JR東 水利権問題 関口芳史市長「信頼関係の上で」 樋口明弘考える会代表「電気の地元還元を」

    十日町市長選

     「JRさんとしっかりと話を詰めていくことが必要。これは信頼関係の上で向かって行かなければならず、

    2025年4月12日号

  • 看護師への夢、志持つ生徒が一歩

    県立十日町看護専門学校、第6期生35人入学

    国試3期生91.2%合格、地元十日町に6人就職

     「新しい仲間との出会いに喜びを感じ、共に支え合いながら成長し、社会に貢献していきたいです」。

    2025年4月12日号

  • 父から継いだもの

    桐生 英樹さん(1987年生まれ)

     鍛え、引き締まった身体、焼けた肌に白い歯がキラリ。

    2025年4月12日号

  • 地域振興における都市計画の重要性

    東京のまちの変貌

    清水 裕理 (経済地理学博士)

    世界は大きく動いており、百年とも、それ以上の変革期とも言われていますが、

    2025年4月12日号

  • 城坂城スノートレッキング

    小林 幸一(津南案内人)

     津南町自然に親しむ会で栄村の城坂城にスノーシューを履いてトレッキングして来ました。

    2025年4月12日号

  • 続く選挙、有権者意識が試される

     選挙は民主主義のコスト。今年から来年へと選挙が続く。今月は栄村議選、十日町市長選と市議選の同日選だ。7月は参院選。今月18日の県議会の結果によっては原発再稼働の賛否を問う県民投票もある。県議会が県民投票条例を否決した場合、花角知事は新たな手法で「信を問う」ことになる。知事選の前倒しもありうる状況になれば、7月の参院選にぶつける可能性もある。原発再稼働同意の姿勢を示し知事辞職、知事選で信を問う…、衆院選もあるかも…巷間のシナリオは勝手に描く。新年度がスタートしたが、上半期は激動の半年になる予感だ。
     まだ続く。来年春は統一地方選。4月には県議選がある。十日町市・津南町選挙区の現職2人は、いずれも自民。7期のベテランの進退に関心が集まるが、続投は色濃いが、与野党という色分けではない「新たな人材」を待望する雰囲気が漂い始めている。
     さらに続く。来年夏7月は津南町長選がある。全国最年少の女性町長は2期7年の現在進行形だ。懸案の保育園、小学校の再編方針が具体化し、住民説明で具体的なスケジュールを示し、今年6月の町議会で再編実現のための補正予算を提案するか、関心が集まる。
     人口減少は自治体運営のすべての分野に影響している。特に津南町は自治体が経営する町立病院を抱え、「町民の命を守るコスト」と、経営赤字を積み重ねることが許される状況にないことが、さらに行財政を圧迫している。さらに懸案は観光拠点、ニュー・グリーンピア津南の行方。先月、町長名で今後の方針資料が全町配布された。人口8500人余の自治体の中でのグリーンピアの位置づけは理解できるが、「どうするのか?」の疑問符への言葉は見つけられなかった。懸案が続く津南町は、来年夏、節目を迎える。
     選挙は連動する、という。まさに有権者意識が試される。

    2025年4月12日号

  • 小嶋武夫氏が十日町市議選出馬断念

    十日町市議選(告示20日、投票27日)に出馬予定だった川西地域・小嶋武夫氏(76、5期)は、出馬を断念する意向を示した。
    8日にメディアに出馬断念のFAXを送付。
    「巣唾を予定していたが、立候補を見合わせることにさせて頂きます」とし、さらに「みなさまから特に農業振興や地域づくりに、ご期待の声をいただきましたが、このところ病院への行き来も増えており、務めを果たし得るか不安もあります。どうぞご理解下さいますようお願い申し上げます」と理由を説明。
    さらに「農業基盤のまちづくりを訴えて来たので、その思いを別の形で果たしたいと思う」としている。
    立候補予定者は現在、新人7人、現職18人の計25人(定数19)。

  • 5選挑む現職 関口市長、三度の樋口明弘氏

    困惑する市民、「多選か、政策か」 

    十日町市長選

     告示日まであと「15日」の十日町市長選(4月20日告示、27日投票)。立候補を表明しているのは現職で4期在職中の関口芳史市長(66)と、市長選三度目の挑戦となる不動産業代表の樋口明弘氏(77)で、一騎打ちが濃厚。

    2025年4月5日号