最近小4の娘と「体温対決」をしています。我が家では、赤い顔をしている、くしゃみばかりしている…
2025年5月10日号
市町村合併から20年。二十歳を向かえている歳月の流れ。歴史に「if」は禁句だが、この20年の流れを想うと、「もし、あの時…」の場面が思い出される。
2005年4月、新生十日町市が誕生した。その前年、旧十日町市、旧中魚沼郡、旧東頸城郡の5市町村は、合併協議会で最後の詰めの協議に入っていた。その最大案件は「新市の名前」。前年2004年3月22日、松代総合センターで開いた合併協議会の議題は「新市名を決める」。当時の市町村長ら委員26人が投票で決めた。結果は「十日町市14票」、「美雪市12票」、わずか2票差。選外には「奥越後市」「妻有野市」などがあった。
当時の本紙は報じている。『傍聴席の十日町市関係者は一応に安堵の表情。対照的だったのは中里村や川西町関係者。じっと目を閉じたり、天井を見上げたり、落胆の表情を見せていた』。その表情は「課題の多さ」があった証左でもあった。
その一つが「周辺部が廃れる」。旧町村は「新市名だけでも変えてほしかった。結局、十日町市への吸収合併になってしまった」。この言葉、20年が経過し、どうなっているか見渡せば、その言葉の意味がストンと落ちる。
「たら・れば」は禁句、それが歴史の検証だ。だが…と考える、いや考えてしまう旧町村の住民の声がある。先月の市議選でも同じ住民の思いを聞いた。「結局、20年経って、十日町市の中心部だけが良くなり、私たちのような町村部は置いてけぼりだ。支所の職員数は減り、病院へ行くにも遠くなった。そのうち議員も居なくなるのでは。合併して良かったのか、どうか…」。
5選の関口市長にも同じような声は届いているのだろう。おそらく最後の4年間になるであろう市長職。合併から20年、いまだ「旧」が付く地域名を、「まるごと十日町市」にできるのか。
2025年5月10日号
選択は「継続」だった。任期満了(4月30日)に伴う十日町市長選は27日投票。5選をめざした現職・関口芳史氏(66)、不動産業・樋口明弘氏(77)の三度目の一騎打ちとなり、関口市長が倍以上の大差を付け、5選を決めた。…
2025年5月3日号
3月27日、私たちは14万3千余筆の署名を携えて、県知事に「柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民投票条例」制定を求めました。…
2025年5月3日号
同時選となった十日町市の市長選・市議選。有権者は何を選択したのか。
そのメッセージの一端が市議選に表れている。その一つが共産3議席維持。定数5人減の改選定数19で臨んだ市議選。6人超過の25人が出馬し、まさに「予断を許さない」情勢で投票日になだれ込み、結果はご覧の通り。その市民メッセージのもう一つは市職員を辞して出馬した元職員の上位当選。その得票に市議選候補の各選対は、選管発表に驚きの声を上げた。ここにも市民メッセージが読み取れる。
告示1ヵ月余前の「切羽詰まった出馬表明」となった市長選。その1ヵ月前、新年度予算を異例とも取れる骨格予算編成し、進退を示さずに時間だけが過ぎ、何かに押し出されるように5選出馬を表明した現職。「私でいいのか」が、まさに市長選争点となったが、市民は市政刷新より、5選を選んだ。
だが、市議選の結果は、市長選に対するメッセージが含まれているのではないか。なぜ骨格予算だったのか、多選に弊害はないのか、進退表明をあいまいに時間浪費した責任はないのか、1ヵ月前の表明はシナリオ通りだったのではないか…。市議選の結果から読み取れる市民の疑問が浮かんでくる。
選挙戦最終日、関口選対は本町通りで最後の街宣をした。熱を帯び、言葉に力を込め、「この関口にやらせてください」と、掲げる政策の言葉の後に、必ずこのフレーズを入れていた関口市長。あの時、熱弁の温度が上がるにつれ、集まった聴衆からは、冷めた雰囲気が広がり漂った印象だ。それは、「これだけの熱があるなら、なぜもっと早く5選出馬を表明しなかったのか」。市民・有権者はよく見ている。
5期、全うすると20年だ。「仕上げの任期」は、市長個人の感慨。市民生活は継続している。選挙戦最終日、多くの取り組む事業を掲げた。この選挙公約、市民はしっかり見ている。
2025年5月3日号
当 1630票 滝澤青葉 43 無新
当 1570票 水落静子 65 無現②
当 1503票 村山達也 55 無現③
当 1501票 俵山裕 49 無新
当 1383票 野沢浩平 64 公新
当 1356票 遠田延雄 76 無現④
当 1303票 大嶋由紀子 52 無現③
当 1263票 福崎哲也 52 無現③
当 1259票 鈴木一郎 73 無現⑦
当 1242票 市川直子 59 無新
当 1174票 山家悠平 38 無現①
当 1129票 富井春美 69 共現①
当 1100票 滝沢繁 70 共現②
当 1078票 星名大輔 40 無現②
当 1053票 富井高志 60 無現②
当 923票 小林正夫 77 立現➅
当 918票 樋口富行 74 共新
当 893票 中林寛暁 51 無現①
当 891票 根津年夫 57 無現②
次点 855票 滝沢貞親 65 無現①
727票 岡村一彦 63 無新
721票 山口康司 73 無現②
600票 嶋村真友子 45 無現①
481票 村山進一 75 無新
470票 鈴木祐一 59 無現①
有権者数 40,463人
当日投票者数 27,514人
投票率 68.00%(前回67.24%)
十日町市長選はきょう4月27日投票。
現職の関口芳史市長が、樋口明弘氏を破り5選を決めた。
【十日町市長選結果】
当 18570票 関口芳史 無現④ (66)5選
7886 票 樋口明弘 無新 (77)
当日有権者数 40,463人
投票者数 27,519人
投票率 68.01%(前回67・25%)
最近小4の娘と「体温対決」をしています。我が家では、赤い顔をしている、くしゃみばかりしている…
2025年5月10日号
市町村合併から20年。二十歳を向かえている歳月の流れ。歴史に「if」は禁句だが、この20年の流れを想うと、「もし、あの時…」の場面が思い出される。
2005年4月、新生十日町市が誕生した。その前年、旧十日町市、旧中魚沼郡、旧東頸城郡の5市町村は、合併協議会で最後の詰めの協議に入っていた。その最大案件は「新市の名前」。前年2004年3月22日、松代総合センターで開いた合併協議会の議題は「新市名を決める」。当時の市町村長ら委員26人が投票で決めた。結果は「十日町市14票」、「美雪市12票」、わずか2票差。選外には「奥越後市」「妻有野市」などがあった。
当時の本紙は報じている。『傍聴席の十日町市関係者は一応に安堵の表情。対照的だったのは中里村や川西町関係者。じっと目を閉じたり、天井を見上げたり、落胆の表情を見せていた』。その表情は「課題の多さ」があった証左でもあった。
その一つが「周辺部が廃れる」。旧町村は「新市名だけでも変えてほしかった。結局、十日町市への吸収合併になってしまった」。この言葉、20年が経過し、どうなっているか見渡せば、その言葉の意味がストンと落ちる。
「たら・れば」は禁句、それが歴史の検証だ。だが…と考える、いや考えてしまう旧町村の住民の声がある。先月の市議選でも同じ住民の思いを聞いた。「結局、20年経って、十日町市の中心部だけが良くなり、私たちのような町村部は置いてけぼりだ。支所の職員数は減り、病院へ行くにも遠くなった。そのうち議員も居なくなるのでは。合併して良かったのか、どうか…」。
5選の関口市長にも同じような声は届いているのだろう。おそらく最後の4年間になるであろう市長職。合併から20年、いまだ「旧」が付く地域名を、「まるごと十日町市」にできるのか。
2025年5月10日号
選択は「継続」だった。任期満了(4月30日)に伴う十日町市長選は27日投票。5選をめざした現職・関口芳史氏(66)、不動産業・樋口明弘氏(77)の三度目の一騎打ちとなり、関口市長が倍以上の大差を付け、5選を決めた。…
2025年5月3日号
3月27日、私たちは14万3千余筆の署名を携えて、県知事に「柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民投票条例」制定を求めました。…
2025年5月3日号
同時選となった十日町市の市長選・市議選。有権者は何を選択したのか。
そのメッセージの一端が市議選に表れている。その一つが共産3議席維持。定数5人減の改選定数19で臨んだ市議選。6人超過の25人が出馬し、まさに「予断を許さない」情勢で投票日になだれ込み、結果はご覧の通り。その市民メッセージのもう一つは市職員を辞して出馬した元職員の上位当選。その得票に市議選候補の各選対は、選管発表に驚きの声を上げた。ここにも市民メッセージが読み取れる。
告示1ヵ月余前の「切羽詰まった出馬表明」となった市長選。その1ヵ月前、新年度予算を異例とも取れる骨格予算編成し、進退を示さずに時間だけが過ぎ、何かに押し出されるように5選出馬を表明した現職。「私でいいのか」が、まさに市長選争点となったが、市民は市政刷新より、5選を選んだ。
だが、市議選の結果は、市長選に対するメッセージが含まれているのではないか。なぜ骨格予算だったのか、多選に弊害はないのか、進退表明をあいまいに時間浪費した責任はないのか、1ヵ月前の表明はシナリオ通りだったのではないか…。市議選の結果から読み取れる市民の疑問が浮かんでくる。
選挙戦最終日、関口選対は本町通りで最後の街宣をした。熱を帯び、言葉に力を込め、「この関口にやらせてください」と、掲げる政策の言葉の後に、必ずこのフレーズを入れていた関口市長。あの時、熱弁の温度が上がるにつれ、集まった聴衆からは、冷めた雰囲気が広がり漂った印象だ。それは、「これだけの熱があるなら、なぜもっと早く5選出馬を表明しなかったのか」。市民・有権者はよく見ている。
5期、全うすると20年だ。「仕上げの任期」は、市長個人の感慨。市民生活は継続している。選挙戦最終日、多くの取り組む事業を掲げた。この選挙公約、市民はしっかり見ている。
2025年5月3日号
当 1630票 滝澤青葉 43 無新
当 1570票 水落静子 65 無現②
当 1503票 村山達也 55 無現③
当 1501票 俵山裕 49 無新
当 1383票 野沢浩平 64 公新
当 1356票 遠田延雄 76 無現④
当 1303票 大嶋由紀子 52 無現③
当 1263票 福崎哲也 52 無現③
当 1259票 鈴木一郎 73 無現⑦
当 1242票 市川直子 59 無新
当 1174票 山家悠平 38 無現①
当 1129票 富井春美 69 共現①
当 1100票 滝沢繁 70 共現②
当 1078票 星名大輔 40 無現②
当 1053票 富井高志 60 無現②
当 923票 小林正夫 77 立現➅
当 918票 樋口富行 74 共新
当 893票 中林寛暁 51 無現①
当 891票 根津年夫 57 無現②
次点 855票 滝沢貞親 65 無現①
727票 岡村一彦 63 無新
721票 山口康司 73 無現②
600票 嶋村真友子 45 無現①
481票 村山進一 75 無新
470票 鈴木祐一 59 無現①
有権者数 40,463人
当日投票者数 27,514人
投票率 68.00%(前回67.24%)
十日町市長選はきょう4月27日投票。
現職の関口芳史市長が、樋口明弘氏を破り5選を決めた。
【十日町市長選結果】
当 18570票 関口芳史 無現④ (66)5選
7886 票 樋口明弘 無新 (77)
当日有権者数 40,463人
投票者数 27,519人
投票率 68.01%(前回67・25%)