「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。
2024年8月24日号
「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。
2024年8月17日号
「地域に少しでも恩返しを」―。毎年、十日町市で行っている「四十路会」。今期の実行委員会(里見翔委員長)は、育ててくれた地域に感謝と恩返しをと、テーマを価値の見出し方とし、記念講演会を11日、越後妻有文化ホール段十ろうで開催。松代出身で売上高1100億円余、社員2500人余の日本ビジネスシステムズ(JBS)の牧田幸弘社長、3年前に十日町移住し着物リメイク商品など手がけるMitsuyoshi Design Studioの杉浦充宜代表の2講師を招き、一般開放の特別講演会を行った。里見委員長は「四十路会は地域の先輩が始めたもの。少しでも自分たちを育ててくれた地域に恩返しできるよう講演会を企画した。価値の創造はいつでも重要なテーマ。挑戦し続ける方の話が、新しい気付きに繋がれば」と話している。
2024年8月17日号
「小学校統合は、3年後の令和9年(2027)4月、遅くても入学者が激減する前の5年後の令和11年(2029)の方向で進めたい」。桑原悠町長は町内3小学校を津南小に1校化し、新しい統合小学校とする方針を初めて明かした。今年5月に上郷小と芦ヶ崎小保護者、さらに校区の保育園保護者のアンケートで6割以上が「統合を検討すべき」の結果、さらに「できるだけ早く」の意見を踏まえての決断を、先月29日は上郷小保護者、31日は芦ヶ崎小保護者を対象にした懇談会で示した。
2024年8月3日号
「音楽を楽しんで、元気になろう」。昭和23、24年生まれの6人組・親父バンドが先月20日、ラポート十日町で「真夏の夜の夢」をテーマにベンチャーズなど30曲余をノリノリで演奏し会場を盛り上げた。
2024年8月3日号
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の6、7号機再稼働に向けた動きが強まっている。東電は地元自治体の再稼働同意がないまま4月に異例の核燃料装填を行うなど、再稼働を急ぐ姿勢を見せる。柏崎市や刈羽村は再稼働容認の姿勢だが、重要となるのが立地県の「新潟県の同意」。花角英世知事は「県民に信を問う」姿勢を示し続けている。県主催で柏崎刈羽原発に対しての国の取り組み説明会が半径30㌔圏内(UPZ)7自治体で15日の長岡市から随時開催。2会場目の十日町市は20日に行い、地元はじめ魚沼エリアなどから67人が参集。「未来永劫どうにもならない核のごみを残すことになる。再稼働は絶対にしてはいけない」など、最終処分方法が決まらないままの再稼働を懸念する声が次々と上がった。
2024年7月27日号
広島と長崎に世界で初めて原爆が落とされて79年。悲惨な原爆被害を学ぼうと20日、原水爆禁止十日町市協議会と十日町市教委は両平和記念式典に参加する中学生らを対象に派遣事前学習会「とおかまち市民楽校」を開いた。今夏、広島を訪ねる生徒たちは「戦争の恐ろしさや平和の大切さについて深く学び、被爆した人たちの思いを多くの人に伝えていきたいです」などと話した。
2024年7月27日号
ロシアのミサイル攻撃で破壊された屋根の一部を旗に見立てた新作『ホストメリの彫刻』も―。13日に開幕した第9回大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2024はロシアのウクライナ侵攻を背景に、戦争とは何かを感じさせるウクライナ色を強くしたなかで開幕した。アート拠点の里山現代美術館モネにはウクライナの現代アーティスト、ニキータ・カダン氏の作品や同国(旧ソ連)出身で抑圧された社会で生きた経験や記憶を作品に制作してきたアーティスト、イリヤ・カバコフ氏のドローイングを展示。さらに21日まで「ウクライナウィーク」として同国のアニメや絵本も紹介。開会式に出席のニキータ・カダン氏は「私のテーマは抵抗」と話す。現代アートの祭典を通し、世界に戦争とは何かを問いかけている。
2024年7月20日号
「走る大地の芸術祭」といわれ、妻有地域120㌔を自転車で巡る「ツールド妻有」。第17回は、芸術祭期間中の8月25日に開く。ミオンなかさとを発着に全国から8百人余がすでにエントリーし、お揃いの「黄色いジャージ」が里山を駆け抜ける。今回のイベントに地元の中里中学校(上村みほ校長・67人)の全校生徒が運営ボランティアで関わり、ゴールの声援やエイドステーションを担う。
2024年7月20日号
全国的にもまれな「中抜け区間」となっている1級河川「千曲川―信濃川」の飯山市湯滝から十日町市宮中取水ダム間(39・65㌔)の国直轄編入を求める流域自治体で作る「千曲川、信濃川(飯山・中里間)直轄河川編入連絡協議会」(会=江沢岸生飯山市長)総会を4日、津南町の「雪国」で開き、江沢会長は「国による河川管理の一元化は極めて重要であり、早急に国直轄編入を進める必要がある」と同協議会の要望運動をさらに進める方針を述べた。
2024年7月13日号
「故郷の果樹園を守りながら、全国に喜ばれる旬のナシ(梨)を作りたい」。津南町の卸売会社・旭商事(藤ノ木正人社長)が所有する新潟・白根生まれの果樹園「旭ファーム」(新潟市南区大郷)を運営する中村孝志さん(38)、大志(だいし、29)さん兄弟は、日に焼けて真っ黒な顔から白い歯を見せた。来月11日は旭ファームで行う初めての梨狩りツアーがあり「収穫したての梨を味わってほしい」と出迎えるつもりだ。
2024年8月24日号
「できればしっかり合意していきたい。市と市の間の訴訟は避けたいと思っている」。2年前、修学旅行中の新潟市の中学生が大地の芸術祭作品を破損した問題で、新潟市と協議が未だ続いている現状だが、関口芳史市長は両市合意での解決を望んでいる姿勢を改めて示している。今月5日の定例会見で本紙の質問に答えた。
2024年8月17日号
「地域に少しでも恩返しを」―。毎年、十日町市で行っている「四十路会」。今期の実行委員会(里見翔委員長)は、育ててくれた地域に感謝と恩返しをと、テーマを価値の見出し方とし、記念講演会を11日、越後妻有文化ホール段十ろうで開催。松代出身で売上高1100億円余、社員2500人余の日本ビジネスシステムズ(JBS)の牧田幸弘社長、3年前に十日町移住し着物リメイク商品など手がけるMitsuyoshi Design Studioの杉浦充宜代表の2講師を招き、一般開放の特別講演会を行った。里見委員長は「四十路会は地域の先輩が始めたもの。少しでも自分たちを育ててくれた地域に恩返しできるよう講演会を企画した。価値の創造はいつでも重要なテーマ。挑戦し続ける方の話が、新しい気付きに繋がれば」と話している。
2024年8月17日号
「小学校統合は、3年後の令和9年(2027)4月、遅くても入学者が激減する前の5年後の令和11年(2029)の方向で進めたい」。桑原悠町長は町内3小学校を津南小に1校化し、新しい統合小学校とする方針を初めて明かした。今年5月に上郷小と芦ヶ崎小保護者、さらに校区の保育園保護者のアンケートで6割以上が「統合を検討すべき」の結果、さらに「できるだけ早く」の意見を踏まえての決断を、先月29日は上郷小保護者、31日は芦ヶ崎小保護者を対象にした懇談会で示した。
2024年8月3日号
「音楽を楽しんで、元気になろう」。昭和23、24年生まれの6人組・親父バンドが先月20日、ラポート十日町で「真夏の夜の夢」をテーマにベンチャーズなど30曲余をノリノリで演奏し会場を盛り上げた。
2024年8月3日号
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の6、7号機再稼働に向けた動きが強まっている。東電は地元自治体の再稼働同意がないまま4月に異例の核燃料装填を行うなど、再稼働を急ぐ姿勢を見せる。柏崎市や刈羽村は再稼働容認の姿勢だが、重要となるのが立地県の「新潟県の同意」。花角英世知事は「県民に信を問う」姿勢を示し続けている。県主催で柏崎刈羽原発に対しての国の取り組み説明会が半径30㌔圏内(UPZ)7自治体で15日の長岡市から随時開催。2会場目の十日町市は20日に行い、地元はじめ魚沼エリアなどから67人が参集。「未来永劫どうにもならない核のごみを残すことになる。再稼働は絶対にしてはいけない」など、最終処分方法が決まらないままの再稼働を懸念する声が次々と上がった。
2024年7月27日号
広島と長崎に世界で初めて原爆が落とされて79年。悲惨な原爆被害を学ぼうと20日、原水爆禁止十日町市協議会と十日町市教委は両平和記念式典に参加する中学生らを対象に派遣事前学習会「とおかまち市民楽校」を開いた。今夏、広島を訪ねる生徒たちは「戦争の恐ろしさや平和の大切さについて深く学び、被爆した人たちの思いを多くの人に伝えていきたいです」などと話した。
2024年7月27日号
ロシアのミサイル攻撃で破壊された屋根の一部を旗に見立てた新作『ホストメリの彫刻』も―。13日に開幕した第9回大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2024はロシアのウクライナ侵攻を背景に、戦争とは何かを感じさせるウクライナ色を強くしたなかで開幕した。アート拠点の里山現代美術館モネにはウクライナの現代アーティスト、ニキータ・カダン氏の作品や同国(旧ソ連)出身で抑圧された社会で生きた経験や記憶を作品に制作してきたアーティスト、イリヤ・カバコフ氏のドローイングを展示。さらに21日まで「ウクライナウィーク」として同国のアニメや絵本も紹介。開会式に出席のニキータ・カダン氏は「私のテーマは抵抗」と話す。現代アートの祭典を通し、世界に戦争とは何かを問いかけている。
2024年7月20日号
「走る大地の芸術祭」といわれ、妻有地域120㌔を自転車で巡る「ツールド妻有」。第17回は、芸術祭期間中の8月25日に開く。ミオンなかさとを発着に全国から8百人余がすでにエントリーし、お揃いの「黄色いジャージ」が里山を駆け抜ける。今回のイベントに地元の中里中学校(上村みほ校長・67人)の全校生徒が運営ボランティアで関わり、ゴールの声援やエイドステーションを担う。
2024年7月20日号
全国的にもまれな「中抜け区間」となっている1級河川「千曲川―信濃川」の飯山市湯滝から十日町市宮中取水ダム間(39・65㌔)の国直轄編入を求める流域自治体で作る「千曲川、信濃川(飯山・中里間)直轄河川編入連絡協議会」(会=江沢岸生飯山市長)総会を4日、津南町の「雪国」で開き、江沢会長は「国による河川管理の一元化は極めて重要であり、早急に国直轄編入を進める必要がある」と同協議会の要望運動をさらに進める方針を述べた。
2024年7月13日号