先日、以前からお世話になっている市内の某歯科の先生に「妻有新聞読んでます。最近歯の話を書いてますよね」と言われ赤面。本当にお恥ずかしい話ではありますが、口腔ケアは病気とも大いに関係がありますので、今回も頑張って書きますね。私の専門分野でもある女性ホルモンと歯周病の続きです。
前回、女性ホルモンと歯周病について月経と思春期に焦点を当て、女性ホルモンのバランスが崩れると歯周病になるということを書きました。
女性はホルモンバランスが大きく変わるところでライフステージが区切られます。思春期を過ぎて性成熟期は妊娠・出産・産後があり、まず妊娠中は歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。
つわりで歯磨きが不十分になる、食生活の変化で唾液量が減り口の中をきれいに保つ働きが低下する、などの理由からリスクが高まります。もともと他人である赤ちゃんを10ヵ月お腹の中で安全に育てるために、妊娠中は免疫システムの働き自体を下げていますので、炎症が収まりにくい状態です。
妊娠後期にはエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンは月経時の10~30倍になるといわれており、このため妊娠中期から後期にかけてさらに歯肉炎が起こりやすくなります。歯肉炎の状態から50%以上の人が妊娠性歯周病になり、早産や低出生体重児のリスクが高くなります。
これまでの私の経験で、切迫早産で入院した方には、やはり妊娠前から口腔の状態が悪い方が多いように思います。そして口腔内の歯周病細菌が血中に入り込むことで胎盤を通して胎児に直接感染するともいわれているので怖い話です。油断すると出産後に本格的な歯周病に移行する場合もありますので、注意が必要です。
また、歯周病菌が腸内から見つかるという話からすると、妊婦さんの腸内環境がそのまま赤ちゃんに移っていくのは分かっている話ですので、赤ちゃんがどんな人生のスタートを切るのか、妊娠中の口腔ケアはとても大事なのが分かるかなと思います。
出産直後に出会った人の腸内細菌が赤ちゃんの腸内細菌に影響する話もありますので、分娩に立ち会う私たち医療スタッフ、もしくはご家族の方の腸内細菌並びに口腔ケアも重要です。
そして、昭和の頃はよくあった「食べ物を口の中でかみ砕いたものを赤ちゃんに与える」のは、絶対しないようにお願いします。基本的には歯垢が残存しない清潔な口の中では歯周病は起こらないか、起こっても軽度ですみますので、妊娠中は特に気をつけてプラークコントロールを行いましょう。
抗菌作用があり、オイルより濃度が薄いため妊娠中でも安心して使えるハーブウォーターでのうがいをおすすめします。
次回は更年期と歯周病の話で、ついにこのシリーズは終焉。10月12日の土曜日、午前10時~午後3時、たかき医院では女性がそれぞれのライフステージに合わせて毎日元気に健やかに過ごすための技術を国内外から集めた「フェムテックフェス」を行います。入場無料。
隣の喫茶店ではマルシェも同時開催していますので、女性も男性も興味のある方は、ふらっとお気軽に立ち寄ってみてくださいね。産婦人科医による無料相談もありますよ。
(たかき医院・仲栄美子院長)
2024年10月5日号
前回の続き…湯沢砂防事務所の清津川治水事業は、私には「はて?」と引っかかる点が多くて困っている。ホームページには「清津峡渓流保全工の推進」として上がっているが、H26年の現地調査から10年過ぎても現地は何も変わっていない。つくば市の日本工営には流域住民が頼んだ訳ではないのに巨大な模型を作って実験し、住民に見学させてくれる。どうしてこんなに時間や手前をかけているのかな? サクサク造ってしまうと大人の都合上うまくないのだろうか?同じ砂防事務所の他の現場のスピード感と違いが明らかなので、「そう(・・)いう(・・)案件」と私は思っている。この事業が完成するまでには更に5年はかかるとのこと。(その間ずっと住民の安全は現状のままだけど…)
それにスリット堰堤を造る場所も「どうしてここ?」と引っかかる。計画されている堰堤の位置は、小出・葎沢集落の上流の清津峡との間で、右岸は地元ではのげま(抜けるところと言う意味)と呼ばれている崩壊地の直下だ。この辺りは太古の昔マグマが冷えて固まった岩塊(清津峡側)とグリーンタフという海底火山の火山灰の堆積層(下流側)との境目で地質が不安定なのに…で更に左岸は公園トンネルを掘った土を積み上げたズリなのだ。堰堤を造ることで水位が上って、もろい山脚がやっかいなことになるんじゃないか? 素人の私でも心配になってしまう。土木の専門家はどう考えているか説明してほしい。
でも私が特大の? マ
ークをつけた疑問点は、「スリット堰堤と集落付近の護岸工事をセットにしないと治水効果がない」という説だ。実はこの堰堤のスリットの幅は4mもある。両端にコンクリートの壁があって真ん中は水も土砂も流木も流れる。はて? これ造る意味あるの? 同じことを河川工学の先生は言われていて、砂防ダムに頼らず護岸工事を主体にしたいと。どこかにこのセットでの治水方法の先駆的な例があったら見に行きたい。
写真は大正時代の清津峡入り口付近。竿を使って飛び移っていた大きな岩は今ではとても小さくなっている。欠けたり砂利で埋まったからだ。うちの裏も以前は深い淵だったが今は随分浅くなっている。小出集落付近はどこも河床が上がっている。川の在り様はいつも同じでなく変化する。無限に運ばれてくる大量の砂利は速やかに下流に流したい。だから川を横断する構造物はできるだけ造らないでほしい。次回は他の治水手段はないの? の考察をしてみよう。
2024年10月5日号
最近、夕方になるとカワウの群れが寝ぐらへと向かう姿を良く見る事がある。Vの字の形でかなりの数が夕焼けの中を通過している。
春に繁殖を抑えるために巣を壊したりして数が増えないようにしているが、そこは野生生物、やはり数が多いといつも思っている次第。幸い、カワウの寝場所は河原の河川敷なので糞公害は無いとおもうのだが、ただ漁協の方たちには頭の痛い問題だと思っている。
カワウは潜水能力が高いため水中で小魚を狙うが、放流した稚魚なども相当の被害が出るかもしれないので悪者扱いされているのが実情。カワウの数が少なければ良いが繁殖率が旺盛。共存の道はあるんだろうか⁉
2024年10月5日号
「高市氏にならなくてよかった」。支持者から、何を言ってるんだ、と大声が飛んできそうだが、新総裁決定後の世論に多く見られ、聞かれた言葉だ。だが、その新首相・石破氏の言動には落胆した。総裁選の勢いはどこへ行ったのか。やはり自民体質は変わっていない、その印象を強くさせる石破新首相の「豹変ぶり」。持論をぶつけ合う、石破氏の得意とする舞台ではないのか。野田氏の言葉を借りれば、「なぜ逃げる」。
独特の言い回しは、煙に巻く論法とはちょっと違う石破話術。結論にたどり着くまでの言葉の羅列は、相当なる多分野から言葉を引っ張り出し、結論へと導いていく。この話法は、実は野田氏も得意とする。だけに、「がっぷり四つに組んで」議論したかったのだろう。だが自民首脳陣は石破氏の個人的な思いを押さえつけ、政治資金不記載問題の追及、統一教会問題などの論争舞台を避ける道を選び、早期解散、今月27日投開票を決めてしまった。あれだけ言葉に勢いを持たせ、モヤモヤを抱いていたこの国の人たちの溜飲を下げてくれると思ったが、全くの見当違いだった。
まさに政治の秋となった。ここ新5区はさらに事情が複雑だ。2人の現職は共に「傷負い」。新たに選挙区に入った魚沼エリアの南魚沼市・魚沼市・湯沢町の有権者の思いを考えると、なんともやりきれない。「いったい、誰の名前を書けばいいんだ。いや、書きたい名前が無いじゃないか」。そうだろう。選挙区再編後の初めての衆院選のステージは、あまりにもお粗末だ。
だが、選ばなくてはならないのが有権者の責務。魚沼圏の課題は明確だ。地域医療体制、高規格道整備、雪対策、さらに魚沼米。この4点の課題には政治力が不可欠だ。政治は継続、だが政権政党の政治は人で変わる。政権交代の先の姿が見えない現実もある。短期決戦の選挙、選択肢を見極めたい。
2024年10月5日号
任期満了に伴う十日町市議選は来年4月20日告示、27日投票の市長選と同時選で行うことが決まった。現定数24を5人削減し、改選定数19で実施する。すでに来春への動きが始まっている。元議長・庭野政義氏の地元で後継擁立が実現し、岡村一彦氏(62・本町7)が出馬決意を固めている。すでに地元七和地区総会で支援承認を受け、後援会づくりがスタートしている。岡村氏は「60代になり新たな挑戦をしたい気持ちがあった。住みよい十日町づくりのために頑張りたい」と決意を語る。来春の市議選改選は、定数5人減の厳しい状況で実施され、ベテラン現職の退任意向が流れるなか、今秋から年末にかけて新旧交代、現職退任表明などが相次ぐと見られている。
2024年9月28日号
『フランスに行くか、娘を選ぶか』。この言葉が人生のターニングポイントになった。
高卒後、好きな音楽をめざしギターの専門学校に上京しその後は、ブランド商品を扱う会社に入り、バイヤーを担当。その会社で上司に言われたのが『フランスで一緒に仕事をしないか』。だが、その時付き合っていた女性が居た。思い切って父親に会うと、言われたのが、あの言葉だ。
返事は、「結婚します」。生まれ、育ててくれた十日町市に戻り、所帯を持つと共に、魚沼木材協同組合に入り、建築業を下支えしている。
全く未知の業界の建築業。若い自分にとって何も分からない業界なだけに、がむしゃらになれた。早や20数年、建築業界に身を置きながら、厳しい現実と向き合う日々だ。
「職人不足」、
「なり手不足」…人の暮らしを支える根源的な業種・職人が激減している現実を目の当たりにしている。魚沼木材協同組合は製材業者が共同で丸太を購入する為に設立。しかし時代の流れで今では工務店が9割を占める事業体。初心者にとって大工職人との付き合いは、なかなか厳しいものだった。
『なにやってらんだ、こんな事もしらねぇんか、出直して来い』…など、職人気質がむき出しの業界だが、そのぶっきらぼうの中に、いつも「愛情」を感じていた。『いいか、分からなければ、聞くことだ。そうすれば教えてやら』。その言葉の通り、何度も何度も聞くと、ていねいに教えてくれ、それが自分の自信・知識につながった。商品の配達から営業まで担当するようになり、少しずつ信頼関係が出来ていった。
家づくりも時代と共に変わって来た。だが、「一人ひとりの思いは違っていても、家づくりという事は同じです。でも、その家は一つとして同じものはありません。職人の皆さんは、そこをとても大事にしています」。人口減少で家づくりは減少し、中魚沼地域では25年前に比べ新築着工棟数は4分の1まで落ち込んでいる。「家づくりから、新たな需要を掘り起こす取り組みが必要になっています」。
役員になり、組合加盟60社余りを回る。各社の事情は様々だが、共通する一つが職人不足。「若い人たちは建築という仕事には関心がありますが、年間通じての安定性や福利厚生の部分を先ず考えるようで、雇用体制が課題です」。
5月から11月が建築ラッシュ。大工職人は時には昼夜なく働く。だが冬季は「休業状態」。出稼ぎや冬季解雇、スキー場で働く人も。苦い経験もある。「入組2年目の冬でした。大工さんの工場へ行くと車の塗装をしてました。『おい石、どっかに仕事ねぇーか、大工してぇーよ』と言われたんですが、自分には何もできない、それが悔しかったですね」。だがその時思った。「いつか必ずお世話になった恩を返したい」と。
伝統業である建築をなんとかしたい思いは人一倍強い。「新築やリフォームのほかに、他の形でこの伝統業、大工職人の技を使った仕事が作れないかと考えています。特に冬場の空く時間で出来る事が無いかとアイデアを出し合い、伝統ある建築業をもっと元気にしたいと今は動いています」。それは市外、県外、国外へも視野を広げている。「先ずはチャレンジです。何事も挑戦しなければ始まらないですから」。
次代を担う子どもたちから建築に目を向ける場を創り出している。木工教室、まちの産業発見塾、建前体験などの各催事に出店しPR。「小さい時のモノ創り体験の喜びは、大きくなった時に記憶がよみがえり、将来の仕事の選択肢になってもらえれば嬉しい。大工職人の技術の素晴らしさ、その魅力を多くの人からもっと知ってもらいたいですね」。
地震など災害による住宅被害は年々増している。「頼りになるのは身近な大工さんですよ。職人不足は地域の防災にもつながります。この伝統業、大工職人を後世につなげる取り組み、皆さんで取り組みませんか」。
▼バトンタッチします
斉木宏幸さん
2024年9月28日号
いつも好きなことを書いているように思われているらしいが、こちらはこちらで苦労がある。
まず、これでも遠慮しながら書いている。2つ目には、原稿を書いてから発行日までのタイムラグによって的外れなものになることがある。3つ目に、「オピニオン」全体のバランスを見、私の個性が出ていて、読者から喜んで読んでいただけるものを書きたい。原発問題を3回続けて書いたくせに。4つ目に、年取って原稿を書くのに時間がかかる。まだまだあるが、本題である。
私は「十日町・津南地域自治研究所」という小さな会の代表になっている。自治研で6月に「エネルギー問題連続講座」を開き、本紙でも大きく取り上げていただいた。
講演後、一人の参加者から「学習会でなく運動を始める段階だ」と発破をかけられ、私は7月6日本欄で振り返り記事を書き、「柏崎刈羽原発再稼働は県民投票で」とタイトルを付けた。
それがいよいよ実現する。11月から「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」が各市町村で一斉に県民投票条例の制定を求める署名活動に入るのだ。十日町市・津南町でも態勢が整いつつある。
昨年末に規制委が運転禁止命令を解除してから、国、東電による再稼働準備は急ピッチで進みつつある。柏崎・刈羽の再稼働同意はほぼ間違いない。残るは県の同意だけ。
花角知事は「県民の信を問う」と繰り返すばかりで、その手法は明らかにしていない。県知事が迷っておられるのなら、県民投票をお勧めしたい。
この4月、福島第一原発事故の現地を見てきた。大勢の人が故郷に戻れず、強制避難区域9町村の産業は立ち直れない。770㌧のデブリのほんの数グラムの取り出しでもたついているようでは廃炉の見通しは暗い。
この重大事故を見れば、県知事一人の判断、専門家の答申、議会の意見など、空しいばかりだ。
地方自治とは、自分たちのことは、自分たちで決めること。それには、県民投票しかない。県議会で県民投票条例を作らせるためには、圧倒的な数の署名が必要になる。どうかご協力を。
また、自治研では11月4日に全国農民運動連合会会長の長谷川敏郎氏を招いて農業講演会を開催する。この地域では農業が主産業で、農業の発展なくして地域の未来はない。全国農民連会長とともにこの地の農業について考えよう。
別途、ご案内します。
2024年9月28日号
カラムシは繊維を採るために古くから栽培されてきた植物である。その葉を食草として繁栄してきた昆虫が「フクラスズメ」という蛾と「アカタテハ」という蝶である。
フクラスズメの幼虫(左・写真)は派手な色合いだからよく目だつ。時々大発生して、カラムシを丸坊主にしてしまうことがある。近づくと上半身を細かく振って威嚇するのが嫌だ。捕まえようとすると地面に落っこちて逃げ延びる。
アカタテハの幼虫(右・写真)も人目を引く。といっても幼虫自体の色合いは地味だ。目だつのは葉を綴って作る巣である。カラムシの葉は裏に綿毛が密生することから白い袋がぶら下がったように見えるのだ。その中で蛹となる。
秋に発生したものはどちらも成虫となって越冬する。暖冬だと途中で目覚めてしまい命を落とすことも多い。
2024年9月28日号
「日々一生懸命なだけです。私が頼りないから、いろんな方が助けてくれたおかげで今があります」。今月1日に開業10年を迎えた津南町正面の菓子店『ママのおやつ』店主の早河史恵さん(52、羽倉)は微笑んだ。これからも地域の食材を取り入れたお菓子作りに変わらず挑み続けるつもりだ。
夫が代表を務める農業法人フェアリーズファーム(早河聖光社長)の6次産業化をめざす菓子店として始まったママのおやつ。津南産コシヒカリ米粉使用のロールケーキやシュークリーム、自家産卵使用のプリンの3種類から始まった。開店後から史恵さんの出身地である神奈川県に住む洋菓子シェフの指導を受けながらレシピを増やし、今は4百種余になった。「外に名前が出ることを好まない先生なので名前は出せんが、日本の洋菓子界をけん引してきた方。SNSを通し社長と縁が生まれ、指導を受け続けています」。
2024年9月28日号
秋は政治の季節、いつ頃からか呼称が付いた。与野党対決、その代名詞は衆院総選挙。特に小選挙区制になってから対決の構図はより鮮明になっている。だが、この小選挙区制、政権与党にとっては政権維持の最良の選挙制度だ。事実、自民・公明の自公政権の維持・継続はこの小選挙区制が後押ししているといえる。まして比例復活、惜敗率復活など、救済措置が議席維持、政権維持を支えている。選挙制度改正は、そうそう簡単には出来ないが、この秋、初秋になるか晩秋になるかは不確定だが、衆院選は確実にある。それも現行制度の小選挙区制で。自公政権に対抗する野党、立憲民主を軸にした野党戦力が、どれだけ集結できるか、この一点に掛かっている。
一足早く立憲民主の代表が決まった。その顔は、自民・安倍首相との党首討論で「売られたケンカを買ってしまった」野田氏が返り就いた。あの時、政治の流れが急展開し、その時の衆院選で民主は下野し、自公政権が復活し、その後は安倍政治が続き、次々と「解釈変更」や「制度改悪」で国の行政システムを変え、政権者の都合が良い国のシステムが出来上がってしまった。その弊害多き政治状況を、今度の衆院選でどう改善できるか、それもこれも獲得する議席数で全てが決まる。やはり、現行の小選挙区制は時の政権維持のための選挙制度だ。
注目は野党共闘・協力の実現の進度だろう。衆院新潟新5区。現状は共に現職の立憲・梅谷守氏と自民・高鳥修一氏の4度目の対決が濃厚だ。だが、両氏とも「傷」を持つ身だ。第三の候補が手を上げれば、ここ新5区は全国注視の選挙区になるだろう。見渡せば、居ないことはないようだ。
政治の秋。全山紅葉のように熱く燃えるのか、秋冷のように有権者の視線は冷え冷えするのか。次の時代の選択の選挙、それが今度の衆院選だ。
2024年9月28日号
先日、以前からお世話になっている市内の某歯科の先生に「妻有新聞読んでます。最近歯の話を書いてますよね」と言われ赤面。本当にお恥ずかしい話ではありますが、口腔ケアは病気とも大いに関係がありますので、今回も頑張って書きますね。私の専門分野でもある女性ホルモンと歯周病の続きです。
前回、女性ホルモンと歯周病について月経と思春期に焦点を当て、女性ホルモンのバランスが崩れると歯周病になるということを書きました。
女性はホルモンバランスが大きく変わるところでライフステージが区切られます。思春期を過ぎて性成熟期は妊娠・出産・産後があり、まず妊娠中は歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。
つわりで歯磨きが不十分になる、食生活の変化で唾液量が減り口の中をきれいに保つ働きが低下する、などの理由からリスクが高まります。もともと他人である赤ちゃんを10ヵ月お腹の中で安全に育てるために、妊娠中は免疫システムの働き自体を下げていますので、炎症が収まりにくい状態です。
妊娠後期にはエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンは月経時の10~30倍になるといわれており、このため妊娠中期から後期にかけてさらに歯肉炎が起こりやすくなります。歯肉炎の状態から50%以上の人が妊娠性歯周病になり、早産や低出生体重児のリスクが高くなります。
これまでの私の経験で、切迫早産で入院した方には、やはり妊娠前から口腔の状態が悪い方が多いように思います。そして口腔内の歯周病細菌が血中に入り込むことで胎盤を通して胎児に直接感染するともいわれているので怖い話です。油断すると出産後に本格的な歯周病に移行する場合もありますので、注意が必要です。
また、歯周病菌が腸内から見つかるという話からすると、妊婦さんの腸内環境がそのまま赤ちゃんに移っていくのは分かっている話ですので、赤ちゃんがどんな人生のスタートを切るのか、妊娠中の口腔ケアはとても大事なのが分かるかなと思います。
出産直後に出会った人の腸内細菌が赤ちゃんの腸内細菌に影響する話もありますので、分娩に立ち会う私たち医療スタッフ、もしくはご家族の方の腸内細菌並びに口腔ケアも重要です。
そして、昭和の頃はよくあった「食べ物を口の中でかみ砕いたものを赤ちゃんに与える」のは、絶対しないようにお願いします。基本的には歯垢が残存しない清潔な口の中では歯周病は起こらないか、起こっても軽度ですみますので、妊娠中は特に気をつけてプラークコントロールを行いましょう。
抗菌作用があり、オイルより濃度が薄いため妊娠中でも安心して使えるハーブウォーターでのうがいをおすすめします。
次回は更年期と歯周病の話で、ついにこのシリーズは終焉。10月12日の土曜日、午前10時~午後3時、たかき医院では女性がそれぞれのライフステージに合わせて毎日元気に健やかに過ごすための技術を国内外から集めた「フェムテックフェス」を行います。入場無料。
隣の喫茶店ではマルシェも同時開催していますので、女性も男性も興味のある方は、ふらっとお気軽に立ち寄ってみてくださいね。産婦人科医による無料相談もありますよ。
(たかき医院・仲栄美子院長)
2024年10月5日号
前回の続き…湯沢砂防事務所の清津川治水事業は、私には「はて?」と引っかかる点が多くて困っている。ホームページには「清津峡渓流保全工の推進」として上がっているが、H26年の現地調査から10年過ぎても現地は何も変わっていない。つくば市の日本工営には流域住民が頼んだ訳ではないのに巨大な模型を作って実験し、住民に見学させてくれる。どうしてこんなに時間や手前をかけているのかな? サクサク造ってしまうと大人の都合上うまくないのだろうか?同じ砂防事務所の他の現場のスピード感と違いが明らかなので、「そう(・・)いう(・・)案件」と私は思っている。この事業が完成するまでには更に5年はかかるとのこと。(その間ずっと住民の安全は現状のままだけど…)
それにスリット堰堤を造る場所も「どうしてここ?」と引っかかる。計画されている堰堤の位置は、小出・葎沢集落の上流の清津峡との間で、右岸は地元ではのげま(抜けるところと言う意味)と呼ばれている崩壊地の直下だ。この辺りは太古の昔マグマが冷えて固まった岩塊(清津峡側)とグリーンタフという海底火山の火山灰の堆積層(下流側)との境目で地質が不安定なのに…で更に左岸は公園トンネルを掘った土を積み上げたズリなのだ。堰堤を造ることで水位が上って、もろい山脚がやっかいなことになるんじゃないか? 素人の私でも心配になってしまう。土木の専門家はどう考えているか説明してほしい。
でも私が特大の? マ
ークをつけた疑問点は、「スリット堰堤と集落付近の護岸工事をセットにしないと治水効果がない」という説だ。実はこの堰堤のスリットの幅は4mもある。両端にコンクリートの壁があって真ん中は水も土砂も流木も流れる。はて? これ造る意味あるの? 同じことを河川工学の先生は言われていて、砂防ダムに頼らず護岸工事を主体にしたいと。どこかにこのセットでの治水方法の先駆的な例があったら見に行きたい。
写真は大正時代の清津峡入り口付近。竿を使って飛び移っていた大きな岩は今ではとても小さくなっている。欠けたり砂利で埋まったからだ。うちの裏も以前は深い淵だったが今は随分浅くなっている。小出集落付近はどこも河床が上がっている。川の在り様はいつも同じでなく変化する。無限に運ばれてくる大量の砂利は速やかに下流に流したい。だから川を横断する構造物はできるだけ造らないでほしい。次回は他の治水手段はないの? の考察をしてみよう。
2024年10月5日号
最近、夕方になるとカワウの群れが寝ぐらへと向かう姿を良く見る事がある。Vの字の形でかなりの数が夕焼けの中を通過している。
春に繁殖を抑えるために巣を壊したりして数が増えないようにしているが、そこは野生生物、やはり数が多いといつも思っている次第。幸い、カワウの寝場所は河原の河川敷なので糞公害は無いとおもうのだが、ただ漁協の方たちには頭の痛い問題だと思っている。
カワウは潜水能力が高いため水中で小魚を狙うが、放流した稚魚なども相当の被害が出るかもしれないので悪者扱いされているのが実情。カワウの数が少なければ良いが繁殖率が旺盛。共存の道はあるんだろうか⁉
2024年10月5日号
「高市氏にならなくてよかった」。支持者から、何を言ってるんだ、と大声が飛んできそうだが、新総裁決定後の世論に多く見られ、聞かれた言葉だ。だが、その新首相・石破氏の言動には落胆した。総裁選の勢いはどこへ行ったのか。やはり自民体質は変わっていない、その印象を強くさせる石破新首相の「豹変ぶり」。持論をぶつけ合う、石破氏の得意とする舞台ではないのか。野田氏の言葉を借りれば、「なぜ逃げる」。
独特の言い回しは、煙に巻く論法とはちょっと違う石破話術。結論にたどり着くまでの言葉の羅列は、相当なる多分野から言葉を引っ張り出し、結論へと導いていく。この話法は、実は野田氏も得意とする。だけに、「がっぷり四つに組んで」議論したかったのだろう。だが自民首脳陣は石破氏の個人的な思いを押さえつけ、政治資金不記載問題の追及、統一教会問題などの論争舞台を避ける道を選び、早期解散、今月27日投開票を決めてしまった。あれだけ言葉に勢いを持たせ、モヤモヤを抱いていたこの国の人たちの溜飲を下げてくれると思ったが、全くの見当違いだった。
まさに政治の秋となった。ここ新5区はさらに事情が複雑だ。2人の現職は共に「傷負い」。新たに選挙区に入った魚沼エリアの南魚沼市・魚沼市・湯沢町の有権者の思いを考えると、なんともやりきれない。「いったい、誰の名前を書けばいいんだ。いや、書きたい名前が無いじゃないか」。そうだろう。選挙区再編後の初めての衆院選のステージは、あまりにもお粗末だ。
だが、選ばなくてはならないのが有権者の責務。魚沼圏の課題は明確だ。地域医療体制、高規格道整備、雪対策、さらに魚沼米。この4点の課題には政治力が不可欠だ。政治は継続、だが政権政党の政治は人で変わる。政権交代の先の姿が見えない現実もある。短期決戦の選挙、選択肢を見極めたい。
2024年10月5日号
任期満了に伴う十日町市議選は来年4月20日告示、27日投票の市長選と同時選で行うことが決まった。現定数24を5人削減し、改選定数19で実施する。すでに来春への動きが始まっている。元議長・庭野政義氏の地元で後継擁立が実現し、岡村一彦氏(62・本町7)が出馬決意を固めている。すでに地元七和地区総会で支援承認を受け、後援会づくりがスタートしている。岡村氏は「60代になり新たな挑戦をしたい気持ちがあった。住みよい十日町づくりのために頑張りたい」と決意を語る。来春の市議選改選は、定数5人減の厳しい状況で実施され、ベテラン現職の退任意向が流れるなか、今秋から年末にかけて新旧交代、現職退任表明などが相次ぐと見られている。
2024年9月28日号
『フランスに行くか、娘を選ぶか』。この言葉が人生のターニングポイントになった。
高卒後、好きな音楽をめざしギターの専門学校に上京しその後は、ブランド商品を扱う会社に入り、バイヤーを担当。その会社で上司に言われたのが『フランスで一緒に仕事をしないか』。だが、その時付き合っていた女性が居た。思い切って父親に会うと、言われたのが、あの言葉だ。
返事は、「結婚します」。生まれ、育ててくれた十日町市に戻り、所帯を持つと共に、魚沼木材協同組合に入り、建築業を下支えしている。
全く未知の業界の建築業。若い自分にとって何も分からない業界なだけに、がむしゃらになれた。早や20数年、建築業界に身を置きながら、厳しい現実と向き合う日々だ。
「職人不足」、
「なり手不足」…人の暮らしを支える根源的な業種・職人が激減している現実を目の当たりにしている。魚沼木材協同組合は製材業者が共同で丸太を購入する為に設立。しかし時代の流れで今では工務店が9割を占める事業体。初心者にとって大工職人との付き合いは、なかなか厳しいものだった。
『なにやってらんだ、こんな事もしらねぇんか、出直して来い』…など、職人気質がむき出しの業界だが、そのぶっきらぼうの中に、いつも「愛情」を感じていた。『いいか、分からなければ、聞くことだ。そうすれば教えてやら』。その言葉の通り、何度も何度も聞くと、ていねいに教えてくれ、それが自分の自信・知識につながった。商品の配達から営業まで担当するようになり、少しずつ信頼関係が出来ていった。
家づくりも時代と共に変わって来た。だが、「一人ひとりの思いは違っていても、家づくりという事は同じです。でも、その家は一つとして同じものはありません。職人の皆さんは、そこをとても大事にしています」。人口減少で家づくりは減少し、中魚沼地域では25年前に比べ新築着工棟数は4分の1まで落ち込んでいる。「家づくりから、新たな需要を掘り起こす取り組みが必要になっています」。
役員になり、組合加盟60社余りを回る。各社の事情は様々だが、共通する一つが職人不足。「若い人たちは建築という仕事には関心がありますが、年間通じての安定性や福利厚生の部分を先ず考えるようで、雇用体制が課題です」。
5月から11月が建築ラッシュ。大工職人は時には昼夜なく働く。だが冬季は「休業状態」。出稼ぎや冬季解雇、スキー場で働く人も。苦い経験もある。「入組2年目の冬でした。大工さんの工場へ行くと車の塗装をしてました。『おい石、どっかに仕事ねぇーか、大工してぇーよ』と言われたんですが、自分には何もできない、それが悔しかったですね」。だがその時思った。「いつか必ずお世話になった恩を返したい」と。
伝統業である建築をなんとかしたい思いは人一倍強い。「新築やリフォームのほかに、他の形でこの伝統業、大工職人の技を使った仕事が作れないかと考えています。特に冬場の空く時間で出来る事が無いかとアイデアを出し合い、伝統ある建築業をもっと元気にしたいと今は動いています」。それは市外、県外、国外へも視野を広げている。「先ずはチャレンジです。何事も挑戦しなければ始まらないですから」。
次代を担う子どもたちから建築に目を向ける場を創り出している。木工教室、まちの産業発見塾、建前体験などの各催事に出店しPR。「小さい時のモノ創り体験の喜びは、大きくなった時に記憶がよみがえり、将来の仕事の選択肢になってもらえれば嬉しい。大工職人の技術の素晴らしさ、その魅力を多くの人からもっと知ってもらいたいですね」。
地震など災害による住宅被害は年々増している。「頼りになるのは身近な大工さんですよ。職人不足は地域の防災にもつながります。この伝統業、大工職人を後世につなげる取り組み、皆さんで取り組みませんか」。
▼バトンタッチします
斉木宏幸さん
2024年9月28日号
いつも好きなことを書いているように思われているらしいが、こちらはこちらで苦労がある。
まず、これでも遠慮しながら書いている。2つ目には、原稿を書いてから発行日までのタイムラグによって的外れなものになることがある。3つ目に、「オピニオン」全体のバランスを見、私の個性が出ていて、読者から喜んで読んでいただけるものを書きたい。原発問題を3回続けて書いたくせに。4つ目に、年取って原稿を書くのに時間がかかる。まだまだあるが、本題である。
私は「十日町・津南地域自治研究所」という小さな会の代表になっている。自治研で6月に「エネルギー問題連続講座」を開き、本紙でも大きく取り上げていただいた。
講演後、一人の参加者から「学習会でなく運動を始める段階だ」と発破をかけられ、私は7月6日本欄で振り返り記事を書き、「柏崎刈羽原発再稼働は県民投票で」とタイトルを付けた。
それがいよいよ実現する。11月から「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」が各市町村で一斉に県民投票条例の制定を求める署名活動に入るのだ。十日町市・津南町でも態勢が整いつつある。
昨年末に規制委が運転禁止命令を解除してから、国、東電による再稼働準備は急ピッチで進みつつある。柏崎・刈羽の再稼働同意はほぼ間違いない。残るは県の同意だけ。
花角知事は「県民の信を問う」と繰り返すばかりで、その手法は明らかにしていない。県知事が迷っておられるのなら、県民投票をお勧めしたい。
この4月、福島第一原発事故の現地を見てきた。大勢の人が故郷に戻れず、強制避難区域9町村の産業は立ち直れない。770㌧のデブリのほんの数グラムの取り出しでもたついているようでは廃炉の見通しは暗い。
この重大事故を見れば、県知事一人の判断、専門家の答申、議会の意見など、空しいばかりだ。
地方自治とは、自分たちのことは、自分たちで決めること。それには、県民投票しかない。県議会で県民投票条例を作らせるためには、圧倒的な数の署名が必要になる。どうかご協力を。
また、自治研では11月4日に全国農民運動連合会会長の長谷川敏郎氏を招いて農業講演会を開催する。この地域では農業が主産業で、農業の発展なくして地域の未来はない。全国農民連会長とともにこの地の農業について考えよう。
別途、ご案内します。
2024年9月28日号
カラムシは繊維を採るために古くから栽培されてきた植物である。その葉を食草として繁栄してきた昆虫が「フクラスズメ」という蛾と「アカタテハ」という蝶である。
フクラスズメの幼虫(左・写真)は派手な色合いだからよく目だつ。時々大発生して、カラムシを丸坊主にしてしまうことがある。近づくと上半身を細かく振って威嚇するのが嫌だ。捕まえようとすると地面に落っこちて逃げ延びる。
アカタテハの幼虫(右・写真)も人目を引く。といっても幼虫自体の色合いは地味だ。目だつのは葉を綴って作る巣である。カラムシの葉は裏に綿毛が密生することから白い袋がぶら下がったように見えるのだ。その中で蛹となる。
秋に発生したものはどちらも成虫となって越冬する。暖冬だと途中で目覚めてしまい命を落とすことも多い。
2024年9月28日号
「日々一生懸命なだけです。私が頼りないから、いろんな方が助けてくれたおかげで今があります」。今月1日に開業10年を迎えた津南町正面の菓子店『ママのおやつ』店主の早河史恵さん(52、羽倉)は微笑んだ。これからも地域の食材を取り入れたお菓子作りに変わらず挑み続けるつもりだ。
夫が代表を務める農業法人フェアリーズファーム(早河聖光社長)の6次産業化をめざす菓子店として始まったママのおやつ。津南産コシヒカリ米粉使用のロールケーキやシュークリーム、自家産卵使用のプリンの3種類から始まった。開店後から史恵さんの出身地である神奈川県に住む洋菓子シェフの指導を受けながらレシピを増やし、今は4百種余になった。「外に名前が出ることを好まない先生なので名前は出せんが、日本の洋菓子界をけん引してきた方。SNSを通し社長と縁が生まれ、指導を受け続けています」。
2024年9月28日号
秋は政治の季節、いつ頃からか呼称が付いた。与野党対決、その代名詞は衆院総選挙。特に小選挙区制になってから対決の構図はより鮮明になっている。だが、この小選挙区制、政権与党にとっては政権維持の最良の選挙制度だ。事実、自民・公明の自公政権の維持・継続はこの小選挙区制が後押ししているといえる。まして比例復活、惜敗率復活など、救済措置が議席維持、政権維持を支えている。選挙制度改正は、そうそう簡単には出来ないが、この秋、初秋になるか晩秋になるかは不確定だが、衆院選は確実にある。それも現行制度の小選挙区制で。自公政権に対抗する野党、立憲民主を軸にした野党戦力が、どれだけ集結できるか、この一点に掛かっている。
一足早く立憲民主の代表が決まった。その顔は、自民・安倍首相との党首討論で「売られたケンカを買ってしまった」野田氏が返り就いた。あの時、政治の流れが急展開し、その時の衆院選で民主は下野し、自公政権が復活し、その後は安倍政治が続き、次々と「解釈変更」や「制度改悪」で国の行政システムを変え、政権者の都合が良い国のシステムが出来上がってしまった。その弊害多き政治状況を、今度の衆院選でどう改善できるか、それもこれも獲得する議席数で全てが決まる。やはり、現行の小選挙区制は時の政権維持のための選挙制度だ。
注目は野党共闘・協力の実現の進度だろう。衆院新潟新5区。現状は共に現職の立憲・梅谷守氏と自民・高鳥修一氏の4度目の対決が濃厚だ。だが、両氏とも「傷」を持つ身だ。第三の候補が手を上げれば、ここ新5区は全国注視の選挙区になるだろう。見渡せば、居ないことはないようだ。
政治の秋。全山紅葉のように熱く燃えるのか、秋冷のように有権者の視線は冷え冷えするのか。次の時代の選択の選挙、それが今度の衆院選だ。
2024年9月28日号