今夏の「災害級の等級落ち」をアピールする絶好の場が12月1、2日、津南町に来る。ちょっと長い大会名だが『第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会inつなん』。主催は大阪に本部がある「米・食味鑑定士協会」。この国際コンクールの他に、水田環境鑑定士、調理炊飯鑑定士などコメづくりと食味を、国際的な規模での向上・普及に取り組む協会だ。毎回5千点を超える出品があり、今回の津南大会も出品受付はすでに始まっている。
この場の意義を考えたい。津南町は何をアピールするのか。今年産米は等級比率が過去最低を記録。だが、JA系などは「等級と食味は関係ない。2等米、3等米もうまい」と、JA組合長が等級落ちしたコメのごはんを食べるなど、等級落ちによる消費者心理のフォローに躍起だ。
今期の災害級の等級落ちが判明した9月末、本紙社説は「コメ等級選別の限界、食味で区別化を」を論じた。生産者のコメづくり意欲を助長する等級選別は、実は消費者にとって分かりにくい区別化だ。コメどころ新潟県の花角知事は明言した。「食味と等級選別は無関係」と等級落ち被害が判明した9月に。『ならば、生産者から消費者までの一体的な理解が得られる食味選別に統一すべき』。その場となる国際食味コンクールが津南町で開かれる。これはアピールする絶好の機会ではないか。
鑑定コンクール結果は、その優位性を決める場になるが、今期の災害級等級落ちのピンチをチャンスに変える場が、この大会だ。『従来の等級選別から、消費者・生産者が共に納得できる食味選別に』、この大会アピールを津南大会で決議してはどうか。実行委員長・桑原悠町長の出番だ。コメ食味の選別化による「生産者価格のランク付け」は、消費者ニーズに応えるだろう。今期の等級落ちのタイミングこそ、津南町からのアピール発信の好機ではないか。
2023年11月4日号
30代の子育て中のママさん農業者ふたりが新たな活動を始めている。野菜栽培や収穫交流体験など農業プロジェクト「ママ野菜」に取り組む、涌井ゆまさん(33、割野)と風巻彩香さん(30、大割野)。ふたりは共に津南町相吉の農園勤務の傍ら15㌃の農地を借り、減農薬や無農薬野菜の生産に挑戦。
2023年11月4日号
ハタケシメジは不思議な事に山奥には生えないで、人家周辺の畑やアスファルトの脇、コンクリートの脇などとおよそキノコとは思えない場所に多く出てくる。
写真の場所はキノコの名前の通りの畑。けんちん汁でも野菜炒めでも、大きなものはそのまま焼いても美味しいからいろんな料理に使えるので、写真のように大株があると本当にうれしいし楽しい。
個人的にもキノコ採りは大好きなのだが判らない種類がほとんどである。図鑑を見ても幼菌、成菌、老菌では見た目も大きく変わるし迷う事も多い。だから確実に食べられる種類だけを覚えて山歩きしている。それでも今まで食べなかった種類は慎重に調べてから口に入れているので大丈夫。
普段食べているキノコがいっぱい採れた時には仲間にも配ったりしているが、ただその人の体質などによっては気持ち悪くなったりという事があるらしい。
以前は何の問題もなかったスギヒラタケ、カタハと言っていたが今は毒キノコ扱い、でも年配の人は食べている人もいる。だからよう判らん…。
2023年11月4日号
最近、娘が昆虫図鑑を気に入って見ています。一緒になって春や夏に屋外で見かけた色々な虫の名前を探してみるとなかなか奥深いもので、大人のこちらがはまってしまいます。昨夜も夕飯を食べながら、ムカデとヤスデとゲジゲジの違いが家族で大論争となり、ついにはその昆虫図鑑が出てきてはみたものの、「おえー、気持ち悪い。食べ終わってからにしようよ」と当たり前の反応あり。そのうち、いま大大大発生中のカメムシにまで話が移る騒ぎでした。サファイアのように美しい青いカメムシが図鑑に載っていて、「ぜひお会いしてみたい!」と私が言ったら、あっけなく夫に「だけど所詮ヘクサだから」と一蹴されてしまい、昨夜の虫論争は終了となりました。
さて、最近こどもたちの味覚嗅覚を感じ取る力が低下しているという話を聞いたことがあります。もともと味覚嗅覚の力は、命に危険を及ぼすものか否かを察する能力に直結しています。(以前お恥ずかしながら、私が家では酸っぱい研究家として食べられる、食べられないの限界点を探る役目をしているお話をしたと思います)
なぜこどもたちのその能力が低下してしまっているかというと、合成香料の匂いに慣れ過ぎているから、というのが一番のようです。おうちで使っている柔軟剤の香りは良い匂いと感じるのに、自然のお花の香りなどを「くさい」というこどもが増えてきているとのこと。皆さんのおうちでは合成香料の入ったものを使いすぎてはいませんか? なるべくこどものうちは家の外に出て、自然のいろいろな匂いに触れさせる(体験し考え記憶する)ようにして、生きるための力を育んであげてください。
とはいえ、昨年おバカな事件がありまして、自宅のブルーベリーの木に季節外れの実がたくさんついているものですから、どうしたものかとウキウキして数個収穫し、娘に食べさせよう、その前に自分がと口に入れたところ、どうもブルーベリーではないと気づき、慌てて調べたところ、どうも毒のある実なのではないかという疑惑が浮上。今日でみんなとお別れかもしれない、と母に言ったら、あっさり呆れられ、娘に言ったら「ちゃんと図鑑で調べてから、お外のものは口に入れた方が良いと思うよ」とたしなめられ、結局吐きも下しも何も起こらなかった酸っぱい研究家は、まだまだ修行が足りないと感じた次第です。
外来でも最近「あれは取ってきたキノコのせいかもしれない」という貴重な体験を教えてくださる方がいらっしゃいますので、収穫の秋、どうぞ皆様気を付けて楽しんでくださいね。ちなみにヤギにとってブルーベリー、特に葉っぱは毒のようです。
さて、大量発生のカメムシですが、実は私にとってはさほど臭いと感じない種類の匂いだったりします。よくパクチーに似た匂いと表現されていますが、パクチーがそんなに嫌いではないからかもしれません。私はお会いしたことがありませんが、カメムシの種類によっては青りんごやバニラの匂いに似た匂いを出すものをあるそうですよ。「所詮カメムシだけど」とまた夫には言われてしまいそうですが、考えるとワクワクします。
新型コロナの後遺症でどうも嗅覚が、という方にも自然の良い香りをかぎ続けると治りが良いといわれているアロマ療法もありますので、どうぞ香りで何かお困りの方がいらっしゃいましたら、当院のメディカルアロマ診療部までお気軽にご相談くださいね。
(たかき医院・仲栄美子医師)
2023年11月4日号
任期満了(11月9日)に伴う津南町議選は17日告示、22日投開票し、改選議席12に対し16人が出馬、激戦の5日間を経て、新人3人、現職7人、元職2人の新メンバーが決まった。来月10日に初顔合わせの全協を開き、議長など議会人事を決める初議会は全協の1週間後を予定している。
2023年10月28日号
「中里に愛着を」―。2005年の「平成の大合併」から18年。中里の名が薄れているなか、「中里を忘れないで」と中里地域まちづくり協議会・地域活性化推進部会(杉谷清之部会長)では、中里村時代に話題となったイベントなど懐かしい映像をデジタル化、11月11、12日、中里地区文化祭に合わせユーモールで上映する。題して『懐かしい映像上映会』。
2023年10月28日号
激戦の津南町議選は、新人3人が入り、現職3人が落選する波乱の結果となった。定数12に16人が出馬、5日間の選挙期間、街には連呼の声が響いたが、その街宣活動をいっさい行わず 「SNS選挙」に徹した女性新人がいた。「まったく得票数は予想もできない」と他選対関係者の見方をよそに、351票の6位当選を果たした。選挙戦を振り返り、高齢化率43%を超える人口8740人余の町で、SNS選挙にどう取り組んだのか。 (敬称略)
2023年10月28日号
記者の性分なのか、あっち、こっちとレッテル張りをしたくなる。津南町議選の結果は、有権者が「世代交代、議会刷新」を求めた証しであると共に、桑原町政への疑問符は依然として強い、とする開票結果である。
「桑原町政への疑問符」は、現職で臨んだ候補個々の前回票と比較すると分かる。桑原町長の行政手法を疑問視する再選した現職2人は、前回を上回る得票を集めている。さらに選挙戦最終日、劣勢が伝わる現職の応援演説に入った桑原町長だが、その候補は惜敗している。
一方、今回の町議選では「町長の推し」が各所で見られ、感じられ、有権者には「あの候補は町長が推している」と巷間話として伝わった。有権者の視点も「町長派・非町長派」という構図で今回の選挙戦を見た有権者はいる。
だが、である。若い候補者からの言葉は、今後の津南町の歩みを示唆する感覚を受けた。「町長派、非町長派などという見た方は、津南町にとってなんの意味もなさない。なんのプラスにもならない」。とかく区別化をしたがる記者の性分からいくと、実態がそうだから、と言いたくなるが、今回の津南町議選の経過と結果を見ると、そんな区別化という低次元ではない政治意識の変化が進んでいる現実を見た思いだ。
イデオロギーの論点で町政を見たところで、それは国政・県政という流れの中でのあり様で、町政という限られたエリアの政治では、目の前に迫る山積する町政課題に立ち向かうしかないという現実がある。それには何が必要か。チーム力だろう。
津南町議会に新しい12人が誕生した。現職、元職も新しいスタートだ。桑原町政との関係性は今後の議員活動で示されるが、先人たちの言葉がある。『是々非々』。当然のことだが、低次元のレッテル張りの無意味さを考えたい。
「オール津南」で臨めるか、正念場だ。
2023年10月28日号
ケヤキは日本ではよく知られた樹木である。樹形の良さから公園や道路沿いなど身近なところに植えられることが多いお馴染さんだ。
材は耐久・耐朽性に優れ、木目が美しいことから寺社の建材や彫刻材として重宝されてきた。
知名度抜群の樹木だが、花や果実の事となるといささか事情が違ってくる。見たことがないっていう人が多く、中には「花が咲くんですか…」などという人もいる。それは花・果実ともとにかく地味で小さいためだ。
花が咲くのは春、葉の展開と同時だ。雄花と雌花があり、新小枝の下部に雄花が、上部に雌花がつく(写真左)。どちらも長さ5ミリほど。雄花は花粉を出し終えるとポロポロと落下する。
受粉を終えた雌花は秋に向けて果実を成熟させていく。10月頃に熟す果実も長さ5ミリほど、小枝ごと風に運ばれていく(写真右)。
極小の果実が千年以上の歳月をかけ、直径4~5メートルの姿にまで成長する過程は人知の及ばないドラマである。
2023年10月28日号
福島第1原発の処理水海洋放出が始まって2ヵ月になる。この間、海外の反応は放出に反対する中国、水産物輸入規制を発表したロシア、それにアメリカでも沿岸で捕れる魚などから放射性物質が見つかれば、莫大な損害賠償問題になると報道している。海は繋がっているから当然だ。
私が処理水放出について問題視しているのは2点、一つ目は原子炉建屋に流れ込む地下水を止めることを先にしないと、いつまでたっても汚染水は減らない(処理水放出は終わりがない)ということ。事故から12年、汚染水は増え続けタンクは1000基を超える。流れ込む地下水を止める壁について東電は「今、検討を始めようとしている段階」(2020年検討会議事録)とか、「恒久対策について、しっかり検討してまいります」(2021年)とか、「少し検討を始めていますけど、いつ、何をというところまで、まだちょっと」(2022年)、そして今年の検討会で今後の見通しについて、止水壁は2028年以降のイメージしかない。これって全くやる気なしの引き延ばし?増えたら捨てればいいという一番安価な方法を選んだとしか思えない。
放出して汚染水が減れば廃炉が進んだとするのだろうか? 原発から出た放射性物質はまた無主物だと言い張るのだろうか?
二つ目は関係者との約束を果たしたと言えるのかということ。政府と東電は2015年、福島県漁連に「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分もしない」と約束している。今回の放出はこの約束を反故にするもので、地元以外にも北海道のホタテなど全国の漁業に影響が及んでいる。政府の決定通り実行して東電は漁業者への責任をはたせるのか。
2017年、原子力規制委員会は東電に対して、7つの論点を提示した。その1番目が「福島第一原発の廃炉を主体的に取り組み、やり切る覚悟と実績を示すことができない事業者に、柏崎刈羽原発を運転する資格はない」というもの。今回の海洋放出を見るだけでもとてもこの組織に世界最大規模の原発を稼働させることはできない。
6月16日、福島第1原発の処理水海洋放出について、国などに再考を求める議員発議の意見書を賛成多数で可決した津南町議会に敬意を表したい。柏崎刈羽原発の30㌔圏内には十日町市も含め44万人が暮らしている。花角知事は3つの検証(事故原因・健康、生活への影響・避難の方法)について「議論を進めていく際、重要な材料となる」と述べている。
命を守るためにはっきりと意思表示する時ではないだろうか?
2023年10月28日号
今夏の「災害級の等級落ち」をアピールする絶好の場が12月1、2日、津南町に来る。ちょっと長い大会名だが『第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会inつなん』。主催は大阪に本部がある「米・食味鑑定士協会」。この国際コンクールの他に、水田環境鑑定士、調理炊飯鑑定士などコメづくりと食味を、国際的な規模での向上・普及に取り組む協会だ。毎回5千点を超える出品があり、今回の津南大会も出品受付はすでに始まっている。
この場の意義を考えたい。津南町は何をアピールするのか。今年産米は等級比率が過去最低を記録。だが、JA系などは「等級と食味は関係ない。2等米、3等米もうまい」と、JA組合長が等級落ちしたコメのごはんを食べるなど、等級落ちによる消費者心理のフォローに躍起だ。
今期の災害級の等級落ちが判明した9月末、本紙社説は「コメ等級選別の限界、食味で区別化を」を論じた。生産者のコメづくり意欲を助長する等級選別は、実は消費者にとって分かりにくい区別化だ。コメどころ新潟県の花角知事は明言した。「食味と等級選別は無関係」と等級落ち被害が判明した9月に。『ならば、生産者から消費者までの一体的な理解が得られる食味選別に統一すべき』。その場となる国際食味コンクールが津南町で開かれる。これはアピールする絶好の機会ではないか。
鑑定コンクール結果は、その優位性を決める場になるが、今期の災害級等級落ちのピンチをチャンスに変える場が、この大会だ。『従来の等級選別から、消費者・生産者が共に納得できる食味選別に』、この大会アピールを津南大会で決議してはどうか。実行委員長・桑原悠町長の出番だ。コメ食味の選別化による「生産者価格のランク付け」は、消費者ニーズに応えるだろう。今期の等級落ちのタイミングこそ、津南町からのアピール発信の好機ではないか。
2023年11月4日号
30代の子育て中のママさん農業者ふたりが新たな活動を始めている。野菜栽培や収穫交流体験など農業プロジェクト「ママ野菜」に取り組む、涌井ゆまさん(33、割野)と風巻彩香さん(30、大割野)。ふたりは共に津南町相吉の農園勤務の傍ら15㌃の農地を借り、減農薬や無農薬野菜の生産に挑戦。
2023年11月4日号
ハタケシメジは不思議な事に山奥には生えないで、人家周辺の畑やアスファルトの脇、コンクリートの脇などとおよそキノコとは思えない場所に多く出てくる。
写真の場所はキノコの名前の通りの畑。けんちん汁でも野菜炒めでも、大きなものはそのまま焼いても美味しいからいろんな料理に使えるので、写真のように大株があると本当にうれしいし楽しい。
個人的にもキノコ採りは大好きなのだが判らない種類がほとんどである。図鑑を見ても幼菌、成菌、老菌では見た目も大きく変わるし迷う事も多い。だから確実に食べられる種類だけを覚えて山歩きしている。それでも今まで食べなかった種類は慎重に調べてから口に入れているので大丈夫。
普段食べているキノコがいっぱい採れた時には仲間にも配ったりしているが、ただその人の体質などによっては気持ち悪くなったりという事があるらしい。
以前は何の問題もなかったスギヒラタケ、カタハと言っていたが今は毒キノコ扱い、でも年配の人は食べている人もいる。だからよう判らん…。
2023年11月4日号
最近、娘が昆虫図鑑を気に入って見ています。一緒になって春や夏に屋外で見かけた色々な虫の名前を探してみるとなかなか奥深いもので、大人のこちらがはまってしまいます。昨夜も夕飯を食べながら、ムカデとヤスデとゲジゲジの違いが家族で大論争となり、ついにはその昆虫図鑑が出てきてはみたものの、「おえー、気持ち悪い。食べ終わってからにしようよ」と当たり前の反応あり。そのうち、いま大大大発生中のカメムシにまで話が移る騒ぎでした。サファイアのように美しい青いカメムシが図鑑に載っていて、「ぜひお会いしてみたい!」と私が言ったら、あっけなく夫に「だけど所詮ヘクサだから」と一蹴されてしまい、昨夜の虫論争は終了となりました。
さて、最近こどもたちの味覚嗅覚を感じ取る力が低下しているという話を聞いたことがあります。もともと味覚嗅覚の力は、命に危険を及ぼすものか否かを察する能力に直結しています。(以前お恥ずかしながら、私が家では酸っぱい研究家として食べられる、食べられないの限界点を探る役目をしているお話をしたと思います)
なぜこどもたちのその能力が低下してしまっているかというと、合成香料の匂いに慣れ過ぎているから、というのが一番のようです。おうちで使っている柔軟剤の香りは良い匂いと感じるのに、自然のお花の香りなどを「くさい」というこどもが増えてきているとのこと。皆さんのおうちでは合成香料の入ったものを使いすぎてはいませんか? なるべくこどものうちは家の外に出て、自然のいろいろな匂いに触れさせる(体験し考え記憶する)ようにして、生きるための力を育んであげてください。
とはいえ、昨年おバカな事件がありまして、自宅のブルーベリーの木に季節外れの実がたくさんついているものですから、どうしたものかとウキウキして数個収穫し、娘に食べさせよう、その前に自分がと口に入れたところ、どうもブルーベリーではないと気づき、慌てて調べたところ、どうも毒のある実なのではないかという疑惑が浮上。今日でみんなとお別れかもしれない、と母に言ったら、あっさり呆れられ、娘に言ったら「ちゃんと図鑑で調べてから、お外のものは口に入れた方が良いと思うよ」とたしなめられ、結局吐きも下しも何も起こらなかった酸っぱい研究家は、まだまだ修行が足りないと感じた次第です。
外来でも最近「あれは取ってきたキノコのせいかもしれない」という貴重な体験を教えてくださる方がいらっしゃいますので、収穫の秋、どうぞ皆様気を付けて楽しんでくださいね。ちなみにヤギにとってブルーベリー、特に葉っぱは毒のようです。
さて、大量発生のカメムシですが、実は私にとってはさほど臭いと感じない種類の匂いだったりします。よくパクチーに似た匂いと表現されていますが、パクチーがそんなに嫌いではないからかもしれません。私はお会いしたことがありませんが、カメムシの種類によっては青りんごやバニラの匂いに似た匂いを出すものをあるそうですよ。「所詮カメムシだけど」とまた夫には言われてしまいそうですが、考えるとワクワクします。
新型コロナの後遺症でどうも嗅覚が、という方にも自然の良い香りをかぎ続けると治りが良いといわれているアロマ療法もありますので、どうぞ香りで何かお困りの方がいらっしゃいましたら、当院のメディカルアロマ診療部までお気軽にご相談くださいね。
(たかき医院・仲栄美子医師)
2023年11月4日号
任期満了(11月9日)に伴う津南町議選は17日告示、22日投開票し、改選議席12に対し16人が出馬、激戦の5日間を経て、新人3人、現職7人、元職2人の新メンバーが決まった。来月10日に初顔合わせの全協を開き、議長など議会人事を決める初議会は全協の1週間後を予定している。
2023年10月28日号
「中里に愛着を」―。2005年の「平成の大合併」から18年。中里の名が薄れているなか、「中里を忘れないで」と中里地域まちづくり協議会・地域活性化推進部会(杉谷清之部会長)では、中里村時代に話題となったイベントなど懐かしい映像をデジタル化、11月11、12日、中里地区文化祭に合わせユーモールで上映する。題して『懐かしい映像上映会』。
2023年10月28日号
激戦の津南町議選は、新人3人が入り、現職3人が落選する波乱の結果となった。定数12に16人が出馬、5日間の選挙期間、街には連呼の声が響いたが、その街宣活動をいっさい行わず 「SNS選挙」に徹した女性新人がいた。「まったく得票数は予想もできない」と他選対関係者の見方をよそに、351票の6位当選を果たした。選挙戦を振り返り、高齢化率43%を超える人口8740人余の町で、SNS選挙にどう取り組んだのか。 (敬称略)
2023年10月28日号
記者の性分なのか、あっち、こっちとレッテル張りをしたくなる。津南町議選の結果は、有権者が「世代交代、議会刷新」を求めた証しであると共に、桑原町政への疑問符は依然として強い、とする開票結果である。
「桑原町政への疑問符」は、現職で臨んだ候補個々の前回票と比較すると分かる。桑原町長の行政手法を疑問視する再選した現職2人は、前回を上回る得票を集めている。さらに選挙戦最終日、劣勢が伝わる現職の応援演説に入った桑原町長だが、その候補は惜敗している。
一方、今回の町議選では「町長の推し」が各所で見られ、感じられ、有権者には「あの候補は町長が推している」と巷間話として伝わった。有権者の視点も「町長派・非町長派」という構図で今回の選挙戦を見た有権者はいる。
だが、である。若い候補者からの言葉は、今後の津南町の歩みを示唆する感覚を受けた。「町長派、非町長派などという見た方は、津南町にとってなんの意味もなさない。なんのプラスにもならない」。とかく区別化をしたがる記者の性分からいくと、実態がそうだから、と言いたくなるが、今回の津南町議選の経過と結果を見ると、そんな区別化という低次元ではない政治意識の変化が進んでいる現実を見た思いだ。
イデオロギーの論点で町政を見たところで、それは国政・県政という流れの中でのあり様で、町政という限られたエリアの政治では、目の前に迫る山積する町政課題に立ち向かうしかないという現実がある。それには何が必要か。チーム力だろう。
津南町議会に新しい12人が誕生した。現職、元職も新しいスタートだ。桑原町政との関係性は今後の議員活動で示されるが、先人たちの言葉がある。『是々非々』。当然のことだが、低次元のレッテル張りの無意味さを考えたい。
「オール津南」で臨めるか、正念場だ。
2023年10月28日号
ケヤキは日本ではよく知られた樹木である。樹形の良さから公園や道路沿いなど身近なところに植えられることが多いお馴染さんだ。
材は耐久・耐朽性に優れ、木目が美しいことから寺社の建材や彫刻材として重宝されてきた。
知名度抜群の樹木だが、花や果実の事となるといささか事情が違ってくる。見たことがないっていう人が多く、中には「花が咲くんですか…」などという人もいる。それは花・果実ともとにかく地味で小さいためだ。
花が咲くのは春、葉の展開と同時だ。雄花と雌花があり、新小枝の下部に雄花が、上部に雌花がつく(写真左)。どちらも長さ5ミリほど。雄花は花粉を出し終えるとポロポロと落下する。
受粉を終えた雌花は秋に向けて果実を成熟させていく。10月頃に熟す果実も長さ5ミリほど、小枝ごと風に運ばれていく(写真右)。
極小の果実が千年以上の歳月をかけ、直径4~5メートルの姿にまで成長する過程は人知の及ばないドラマである。
2023年10月28日号
福島第1原発の処理水海洋放出が始まって2ヵ月になる。この間、海外の反応は放出に反対する中国、水産物輸入規制を発表したロシア、それにアメリカでも沿岸で捕れる魚などから放射性物質が見つかれば、莫大な損害賠償問題になると報道している。海は繋がっているから当然だ。
私が処理水放出について問題視しているのは2点、一つ目は原子炉建屋に流れ込む地下水を止めることを先にしないと、いつまでたっても汚染水は減らない(処理水放出は終わりがない)ということ。事故から12年、汚染水は増え続けタンクは1000基を超える。流れ込む地下水を止める壁について東電は「今、検討を始めようとしている段階」(2020年検討会議事録)とか、「恒久対策について、しっかり検討してまいります」(2021年)とか、「少し検討を始めていますけど、いつ、何をというところまで、まだちょっと」(2022年)、そして今年の検討会で今後の見通しについて、止水壁は2028年以降のイメージしかない。これって全くやる気なしの引き延ばし?増えたら捨てればいいという一番安価な方法を選んだとしか思えない。
放出して汚染水が減れば廃炉が進んだとするのだろうか? 原発から出た放射性物質はまた無主物だと言い張るのだろうか?
二つ目は関係者との約束を果たしたと言えるのかということ。政府と東電は2015年、福島県漁連に「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分もしない」と約束している。今回の放出はこの約束を反故にするもので、地元以外にも北海道のホタテなど全国の漁業に影響が及んでいる。政府の決定通り実行して東電は漁業者への責任をはたせるのか。
2017年、原子力規制委員会は東電に対して、7つの論点を提示した。その1番目が「福島第一原発の廃炉を主体的に取り組み、やり切る覚悟と実績を示すことができない事業者に、柏崎刈羽原発を運転する資格はない」というもの。今回の海洋放出を見るだけでもとてもこの組織に世界最大規模の原発を稼働させることはできない。
6月16日、福島第1原発の処理水海洋放出について、国などに再考を求める議員発議の意見書を賛成多数で可決した津南町議会に敬意を表したい。柏崎刈羽原発の30㌔圏内には十日町市も含め44万人が暮らしている。花角知事は3つの検証(事故原因・健康、生活への影響・避難の方法)について「議論を進めていく際、重要な材料となる」と述べている。
命を守るためにはっきりと意思表示する時ではないだろうか?
2023年10月28日号