大正13(1924)年10月、秋山郷電源開発の象徴ともいえる中津川第一発電所が首都圏に向けて送電を開始して今年で百周年を迎えます。
水力発電所の立地条件には雪解け水を貯える広大な原生林と、何度も発電出来る落差のある地形、まさに苗場山麓ジオパークのエリアが発電の教科書に載っているような適地でした。
苗場山麓ジオパークガイド部会では昨年から発電所工事で開削された軌道跡や船着き場跡などを巡り、今年は運用開始百周年の記念事業として新たな探索コースを考えています。
その中でも町の中心部に近い芦ヶ崎の波止場では、護岸や岸に打ち込まれた係留金具や、岩の上で焼かれた燃えカスが、高熱で溶けガラス状のコーティングによって閉じ込められた焼却跡が見つかりました。中には小さな鉄くずやステンレス製の注射針のようなものが閉じ込められて、百年前のタイムカプセルのようです。
せっかく見つけた痕跡や護岸も大水が出ると流出してしまいます。「苗場山麓の自然に親しむ会」では、一昨年の黒石の波止場の調査に続き、昨年は芦ヶ崎の波止場の現地測量を実施しました。これを機に近代化遺産の保存活動が始まることを期待します。
2024年2月10日号
この現実をどう考えたらいいのか。政治不信、いや政権不信だろう。国政、県政、市町村政、この繋がりの中で我々は政治を信頼し、この国の住人として納税義務を果たしている。だが、これほどの不信感が募ると、その義務感すら怪しくなってしまう。
政権トップが連日繰り返す言葉の羅列を聞くと、その場をしのげばいい、とする感覚が見え見えだ。これほどまでに不信感を与える政治に対し、我々は何ができるか。国政選挙はまだない、国会前でデモる、納税しない…そこまで考えてしまう、それほどの政権不信だ。羅列の言葉の垂れ流しを連日聞かされる現実は、もはや国を司る体をなくしている。
信頼されない政権は、即刻去るべきだが、ことはそう簡単ではない。このままズルズル政権を引きずりながら、来たるべきタイミングを見ているのだろうが、その無為な時間の流れは、さらに信頼感の欠如を助長させ、不信感を増幅させる。時は新年度予算が固まり、国会・県会・市町村議会で審議が始まる時期。
だが、先ずこの不信感を払拭することだ。この醜態では新年度予算が空虚に聞こえ、大切な事業が盛り込まれる予算が、なんとも軽く薄い、まさに軽薄な印象を受けてしまう。
政治と金、この関係性と付随する種々の問題は、過去の政治の歴史が物語るが、少なくとも歴史に残る政治が示すのは、そこに政権の「潔さ」がある。言葉での言い逃れが限界に来れば、政権トップは辞し、政権の大掃除をする。だが、今回の一連の政治がらみの問題に対する政権の姿勢は、これとは真逆で、言い逃れの連続ではないか。これほどの醜態を見せつけられては、もはや信頼関係は失せ、不信感ばかりが募り、この国に暮らす住人の義務さえ、怪しくなる。
事は深刻だ。国政・県政・市町村政の繋がりは大切だ。だが、その信頼感が無ければ、その関係性さえ危うい。
2024年2月10日号
全国トップブランド米『魚沼産コシヒカリ』の生産量50%余を取り扱う「JA魚沼」が今月1日に発足。魚沼エリア4JA(十日町、津南町、北魚沼、越後おぢや)が合併。県内13JAのうち、組合員数は県内3位(3月にJAえちご上越が合併・誕生すると県内4位)となるJA魚沼。本店機能と金融部と共済部は十日町、営農部は北魚沼、機械販売など行う経済部は越後おぢやが拠点となる。新JAの米販売総額は67億円。農産物販売額の4割を占める。
初代経営管理委員会会長を務める柄澤和久氏(68、前JA十日町会長)と実務を取り仕切る代表理事理事長・大平透氏(61、前魚沼地区JA合併協議会事務局長)は25日に発足報告会見を十日町本店で開催。柄澤会長は「十日町のキノコ類、津南の高原野菜、津南と北魚沼のユリなどそれぞれのJAの特徴がある。稲作プラスアルファの複合営農を進める必要がある。それには組織基盤がゆるぎないものにしなければならない組合のため、地域のための農協のあり方を考える」。
2024年2月3日号
JR東日本職員の誤誘導により通行中の列車と乗用車が衝突する死亡事故から13年目となる今月1日、事故現場である津南町寺石の飯山線・大根原踏切に深澤祐二社長や新潟支社・白山弘子支社長、木村法雄常務ら役員7人が現地を来訪。踏切付近にある『安全誓いの碑』に献花し、冥福を祈った。
2024年2月3日号
大寒の翌日、中津川に水が出て、川岸の雪を払って下って行った。本来なら1月の20日ということは まだ春浅く集落の廻り全体が雪に埋もれている時であり、秋山では2月の12日頃が最も寒い時期で、一番荒れると云い伝えられている。
ここ数十年に渡る地球環境の変化によって気候も予測がつかなくなってしまったようだ。
昨年の冬も左程雪が降ったという記憶はない。その代わり暑い春夏秋を過ごした。今年の冬にしたって雪は、降るには降るのだが地球の気温上昇のためか例年のような冬の寒さは少ない。春夏秋冬の四季も変わってしまい暑い時期と寒い時期の二極化で1年が過ぎるのではないかと余計なことを心配してしまう。
樹木にも意志があるというレポートを見た。大木は立っているだけではなく、陽の指す方向に向けて年に1㍉でも移動している。人間と同じで目立ちたがり屋の木もあればおっとりした性格の木もあるのだろう。
師走に飯山の千曲川土手に数本、桜が恥らいながらも咲いていたし、上野の桜も花をつけているのを見た。今年の冬はちょっと違うなと感じていた頃に見た中津川大寒の日の大水だった。
そう云えば昨年は秋山で夏場に水が減って困ったことがあった。その後も水の量は増えていない。作物の生産者にしても、都市で暮らす人間にしても水が無くなることは暮らしに直結することでもある。
能登半島地震で被災した人たちが身を寄せる避難所で、水不足に苦しんでいる映像を見る。そんなことが日本中何処でも起こるのかも知れない。
平凡な暮らしがだんだん難しくなって、当たり前に感じていることが出来なくなるのじゃないだろうか。
地球環境の変化が日々の日常のなかで実感できる現実になって飛び込んで来る。小雪だった冬の付けが夏に押しかけて来ないためにも、やはり冬は寒く、雪が積もり春になって暖かい日差しが雪を融かし、水に変えて流れなければ地球のリズムが狂うことになる。地球環境を今守らなければこれからの私達の先が見えなくなってしまう。
そんな差し迫った状況でもある世界には、長くなりそうな戦争が続き、大国の権威主義的な指導者は同じように自国の正当性を主張し、自国が滅びでもすれば世界が滅んでも構わないと言わんばかりだ。
日本でも政治をつかさどる保守党議員は二世議員ばかり目立つようになって、順々と親がやって来た政治を踏襲するだけのように見える。
環境を心配する農業者や学者達の心配をよそに「な~に冬の餅代、夏の氷代を止める」と言って派閥を解散すれば裏金問題をやり過ごし、当座をしのげると思っているだけなのだろうか? 今この時、世界で起こっている問題は根が深く、こうなればしようがない国民が舵を取るしかない、次の選挙の結果でだ!
樹木に意志があると云うのなら、地球にこそ意志があって80億にも増えた人類が、戦争や開発の名目で勝手に地球を荒らし廻る行為に対して怒っているはずだ。地殻変動やエイズ、コロナなど新種のウイルスで人間に反省を求め、環境を厳しく変えて人類に猛省を促しているようだ。
私が生きて来た時代が問題で、それに加担した責任をどうしたらいいのか分らないのだ。
何となればこれからを生きる現在の文明にさらされていない新しい世代を信じて、もう少し息を詰めて暮らすしかない…。
2024年2月3日号
まさに人から人へのつながりが、いまの『ママのおやつ』を築き上げている。東京・新宿生まれと神奈川・藤沢生まれが広告代理店で出会い、アメリカで1年余り暮し、人と人のつながりから津南町の住人になり、早や26年余の歳月を刻む。仕事関係で出会った農業者などの協力でユリ栽培、コメ作り、野菜栽培など全くの未経験ながら挑む。
そんなある日、夫が言った。「一本足では、ダメになった時、どうしようもない。おまえ、お菓子作りが好きだろう」、このひと言から全てが動き出した。
ちょうど6次産業化による事業起しが全国的に始まる頃。「お菓子作りが好きだったと言っても、我が子たちの誕生ケーキを作るような家で作る程度。できる? まあ、なんとかなるかなぁ」。このポジティブさが次々と人から人につながり、「日本の洋菓子界を作り上げてきたお師匠様との出会い」が契機となり、自己研鑽を積み上げ、その師匠からは今も指導、アドバイスを受けている。
師匠からは基本から叩き込まれ、何度も壁にぶち当たりながらも、友だちや仲間たちの声掛けや笑顔に支えられ、今がある。師匠の『厳しくも優しい言葉』をいつも胸に秘める。『こんな田舎だけど、時代の最先端なものがあっていい。常にお客様と向き合い、一番良いものを作る、これだよ』。
地元産米の米粉、地元農業者の新潟地鶏の卵、ニンジン、アスパラ、カボチャ、サツマイモなど素材を積極使用している。毎月の先生来訪の日は「ドキドキ、ワクワクの時間です」。
ポジティブ満開の笑顔が、今日も出迎えてくれる。「今年9月で10年になるんですよ。ほんと、あっという間、信じられないですね」。
◆バトンタッチします。
「佐藤美保子さん」
2024年2月3日号
春を感じてしまうほど暖かな日がある今年の冬。
この地域に住むとたくさん雪が降らないでと願う一方、必要以上に少ない積雪だとなにか物足りなさを感じてしまい、心のどこかで雪を期待している自分がいます。
写真は数年前に秋山郷で撮ったものです。
妻有地域ではつららというより、雪庇の方が多く見かけますが、屋根の融雪用に水を流している所や、川の水しぶきが飛ぶあたりに見かけることがあります。
幼い頃はゲレンデに遊びに行くと親に怒られながら、小さなつららをキャンディーのようになめていたことを思い出します。
ちなみに新潟県の上越や田上町ではつららのことを「かねっこり」という方言があるらしい。この地域でもそれ以外の呼び名があるのだろうか。
また、新潟県から東北にかけて「つらら女・かね」と呼ばれる妖怪の話があるそうで、多くは冬の夜に独身男の家に女が訪ねてきて、寒いだろうとお風呂を進めると女は一向に出てこず、心配になり様子を見に行くと女の姿は消え、湯船に氷のかけらが浮かんでいたという。
2024年2月3日号
来春、十日町市長・関口芳史氏は任期満了を迎える。一昨年夏に2選を果たした津南町・桑原悠町長は昨秋の町議改選を経ていよいよ独自色を出す時期だ。栄村・宮川幹雄村長は今春4月、2期目をめざし村民の審判を受ける。この時期、自治体の新年度予算案の公表が続き、そこに市町村長の行政姿勢、政治信条が見える。注目の、如月・2月だ。
4期16年を積む関口市長は来年4月30日、任期満了を迎える。まさに、「どうする関口市長」。十日町市長の4期は市政史上最多で、当然5期となると市政史上初となる。現段階ではその去就についての言動はなく、周辺関係者からも「まだまだ合併後の新生十日町市は出来上がっていない。当然、続投だろう」、「5期となると、市民からのマンネリ感が強くなる。関口市長自身、相当自覚しているはず。ただ、じゃあ誰が…となると、いないなぁ」、などなど巷間話はこれから盛り上がるだろう。今後、市議会で次期への去就に対する質問が出るだろうが、4期出馬の時、相当なる逡巡があったようで、決断は遅れた。特に、前回4期出馬時の理由に「原発問題への取り組み」を上げた。今年、新潟県の花角知事は原発再稼働への姿勢を明確にし、「知事選」あるいは「県民投票」で信を問う場を作る予定だ。このタイミングと関口市長の去就は、相当なる深い関係性になるだろう。
津南町の桑原町長は、昨秋の町議改選で「町長与党」となり、これまでの懸案事項を前に進める好機になる。その姿勢が新年度予算案に出るだろう。特に保育園再編問題、3月町議会での施政方針表明の言葉に関心が集まる。一方の栄村。宮川村長に対抗する勢力は前回村長選で敗北した元村長・森川浩市氏の擁立に向け動いている。4年前の前回と同じ対決が濃厚だ。
今年も目が離せない自治体の動きだ。
2024年2月3日号
与党・自民派閥の政治資金パーティを巡る裏金事件で、3派閥の政治新収支報告書の不記載は総額で17億円超に上り、さらに派閥解散に踏み切るなど、「政治と金」問題が大きくクローズアップしている。現衆院議員の任期は2025年10月30日で残り1年7ヵ月余りだが、政治と金問題に一定の方向性を出した後の年内解散も予想され、候補者たちの臨戦態勢は続いている。新選挙区割りとなる「新潟5区」は立憲現職1期・梅谷守氏(50)と自民現職5期・高鳥修一氏(63)の4度目の激突が確実視される。前回選(2021年10月)の小選挙区は130票差の僅差で梅谷氏が勝利したが、今回も接戦は必至。政権与党への逆風を野党が活かせるか、派閥解散による自民の巻き返しがあるか。衆院選に向け、魚沼エリア35万3千人余の有権者の判断が問われる。
2024年1月27日号
〇…津南町議会が刷新に取り組んでいる。新たな取り組みとして毎月10日、まちなかオープンスペースだんだんで、議会と町民との懇談会「だんだんよくする 津南町議会懇談会」を行う。2月から毎月10日午前10時~午後6時(火曜と水曜の場合はだんだん開館時間の午後2~6時まで)議員2人が常時滞在、来訪する住民と直接対話。
2024年1月27日号
大正13(1924)年10月、秋山郷電源開発の象徴ともいえる中津川第一発電所が首都圏に向けて送電を開始して今年で百周年を迎えます。
水力発電所の立地条件には雪解け水を貯える広大な原生林と、何度も発電出来る落差のある地形、まさに苗場山麓ジオパークのエリアが発電の教科書に載っているような適地でした。
苗場山麓ジオパークガイド部会では昨年から発電所工事で開削された軌道跡や船着き場跡などを巡り、今年は運用開始百周年の記念事業として新たな探索コースを考えています。
その中でも町の中心部に近い芦ヶ崎の波止場では、護岸や岸に打ち込まれた係留金具や、岩の上で焼かれた燃えカスが、高熱で溶けガラス状のコーティングによって閉じ込められた焼却跡が見つかりました。中には小さな鉄くずやステンレス製の注射針のようなものが閉じ込められて、百年前のタイムカプセルのようです。
せっかく見つけた痕跡や護岸も大水が出ると流出してしまいます。「苗場山麓の自然に親しむ会」では、一昨年の黒石の波止場の調査に続き、昨年は芦ヶ崎の波止場の現地測量を実施しました。これを機に近代化遺産の保存活動が始まることを期待します。
2024年2月10日号
この現実をどう考えたらいいのか。政治不信、いや政権不信だろう。国政、県政、市町村政、この繋がりの中で我々は政治を信頼し、この国の住人として納税義務を果たしている。だが、これほどの不信感が募ると、その義務感すら怪しくなってしまう。
政権トップが連日繰り返す言葉の羅列を聞くと、その場をしのげばいい、とする感覚が見え見えだ。これほどまでに不信感を与える政治に対し、我々は何ができるか。国政選挙はまだない、国会前でデモる、納税しない…そこまで考えてしまう、それほどの政権不信だ。羅列の言葉の垂れ流しを連日聞かされる現実は、もはや国を司る体をなくしている。
信頼されない政権は、即刻去るべきだが、ことはそう簡単ではない。このままズルズル政権を引きずりながら、来たるべきタイミングを見ているのだろうが、その無為な時間の流れは、さらに信頼感の欠如を助長させ、不信感を増幅させる。時は新年度予算が固まり、国会・県会・市町村議会で審議が始まる時期。
だが、先ずこの不信感を払拭することだ。この醜態では新年度予算が空虚に聞こえ、大切な事業が盛り込まれる予算が、なんとも軽く薄い、まさに軽薄な印象を受けてしまう。
政治と金、この関係性と付随する種々の問題は、過去の政治の歴史が物語るが、少なくとも歴史に残る政治が示すのは、そこに政権の「潔さ」がある。言葉での言い逃れが限界に来れば、政権トップは辞し、政権の大掃除をする。だが、今回の一連の政治がらみの問題に対する政権の姿勢は、これとは真逆で、言い逃れの連続ではないか。これほどの醜態を見せつけられては、もはや信頼関係は失せ、不信感ばかりが募り、この国に暮らす住人の義務さえ、怪しくなる。
事は深刻だ。国政・県政・市町村政の繋がりは大切だ。だが、その信頼感が無ければ、その関係性さえ危うい。
2024年2月10日号
全国トップブランド米『魚沼産コシヒカリ』の生産量50%余を取り扱う「JA魚沼」が今月1日に発足。魚沼エリア4JA(十日町、津南町、北魚沼、越後おぢや)が合併。県内13JAのうち、組合員数は県内3位(3月にJAえちご上越が合併・誕生すると県内4位)となるJA魚沼。本店機能と金融部と共済部は十日町、営農部は北魚沼、機械販売など行う経済部は越後おぢやが拠点となる。新JAの米販売総額は67億円。農産物販売額の4割を占める。
初代経営管理委員会会長を務める柄澤和久氏(68、前JA十日町会長)と実務を取り仕切る代表理事理事長・大平透氏(61、前魚沼地区JA合併協議会事務局長)は25日に発足報告会見を十日町本店で開催。柄澤会長は「十日町のキノコ類、津南の高原野菜、津南と北魚沼のユリなどそれぞれのJAの特徴がある。稲作プラスアルファの複合営農を進める必要がある。それには組織基盤がゆるぎないものにしなければならない組合のため、地域のための農協のあり方を考える」。
2024年2月3日号
JR東日本職員の誤誘導により通行中の列車と乗用車が衝突する死亡事故から13年目となる今月1日、事故現場である津南町寺石の飯山線・大根原踏切に深澤祐二社長や新潟支社・白山弘子支社長、木村法雄常務ら役員7人が現地を来訪。踏切付近にある『安全誓いの碑』に献花し、冥福を祈った。
2024年2月3日号
大寒の翌日、中津川に水が出て、川岸の雪を払って下って行った。本来なら1月の20日ということは まだ春浅く集落の廻り全体が雪に埋もれている時であり、秋山では2月の12日頃が最も寒い時期で、一番荒れると云い伝えられている。
ここ数十年に渡る地球環境の変化によって気候も予測がつかなくなってしまったようだ。
昨年の冬も左程雪が降ったという記憶はない。その代わり暑い春夏秋を過ごした。今年の冬にしたって雪は、降るには降るのだが地球の気温上昇のためか例年のような冬の寒さは少ない。春夏秋冬の四季も変わってしまい暑い時期と寒い時期の二極化で1年が過ぎるのではないかと余計なことを心配してしまう。
樹木にも意志があるというレポートを見た。大木は立っているだけではなく、陽の指す方向に向けて年に1㍉でも移動している。人間と同じで目立ちたがり屋の木もあればおっとりした性格の木もあるのだろう。
師走に飯山の千曲川土手に数本、桜が恥らいながらも咲いていたし、上野の桜も花をつけているのを見た。今年の冬はちょっと違うなと感じていた頃に見た中津川大寒の日の大水だった。
そう云えば昨年は秋山で夏場に水が減って困ったことがあった。その後も水の量は増えていない。作物の生産者にしても、都市で暮らす人間にしても水が無くなることは暮らしに直結することでもある。
能登半島地震で被災した人たちが身を寄せる避難所で、水不足に苦しんでいる映像を見る。そんなことが日本中何処でも起こるのかも知れない。
平凡な暮らしがだんだん難しくなって、当たり前に感じていることが出来なくなるのじゃないだろうか。
地球環境の変化が日々の日常のなかで実感できる現実になって飛び込んで来る。小雪だった冬の付けが夏に押しかけて来ないためにも、やはり冬は寒く、雪が積もり春になって暖かい日差しが雪を融かし、水に変えて流れなければ地球のリズムが狂うことになる。地球環境を今守らなければこれからの私達の先が見えなくなってしまう。
そんな差し迫った状況でもある世界には、長くなりそうな戦争が続き、大国の権威主義的な指導者は同じように自国の正当性を主張し、自国が滅びでもすれば世界が滅んでも構わないと言わんばかりだ。
日本でも政治をつかさどる保守党議員は二世議員ばかり目立つようになって、順々と親がやって来た政治を踏襲するだけのように見える。
環境を心配する農業者や学者達の心配をよそに「な~に冬の餅代、夏の氷代を止める」と言って派閥を解散すれば裏金問題をやり過ごし、当座をしのげると思っているだけなのだろうか? 今この時、世界で起こっている問題は根が深く、こうなればしようがない国民が舵を取るしかない、次の選挙の結果でだ!
樹木に意志があると云うのなら、地球にこそ意志があって80億にも増えた人類が、戦争や開発の名目で勝手に地球を荒らし廻る行為に対して怒っているはずだ。地殻変動やエイズ、コロナなど新種のウイルスで人間に反省を求め、環境を厳しく変えて人類に猛省を促しているようだ。
私が生きて来た時代が問題で、それに加担した責任をどうしたらいいのか分らないのだ。
何となればこれからを生きる現在の文明にさらされていない新しい世代を信じて、もう少し息を詰めて暮らすしかない…。
2024年2月3日号
まさに人から人へのつながりが、いまの『ママのおやつ』を築き上げている。東京・新宿生まれと神奈川・藤沢生まれが広告代理店で出会い、アメリカで1年余り暮し、人と人のつながりから津南町の住人になり、早や26年余の歳月を刻む。仕事関係で出会った農業者などの協力でユリ栽培、コメ作り、野菜栽培など全くの未経験ながら挑む。
そんなある日、夫が言った。「一本足では、ダメになった時、どうしようもない。おまえ、お菓子作りが好きだろう」、このひと言から全てが動き出した。
ちょうど6次産業化による事業起しが全国的に始まる頃。「お菓子作りが好きだったと言っても、我が子たちの誕生ケーキを作るような家で作る程度。できる? まあ、なんとかなるかなぁ」。このポジティブさが次々と人から人につながり、「日本の洋菓子界を作り上げてきたお師匠様との出会い」が契機となり、自己研鑽を積み上げ、その師匠からは今も指導、アドバイスを受けている。
師匠からは基本から叩き込まれ、何度も壁にぶち当たりながらも、友だちや仲間たちの声掛けや笑顔に支えられ、今がある。師匠の『厳しくも優しい言葉』をいつも胸に秘める。『こんな田舎だけど、時代の最先端なものがあっていい。常にお客様と向き合い、一番良いものを作る、これだよ』。
地元産米の米粉、地元農業者の新潟地鶏の卵、ニンジン、アスパラ、カボチャ、サツマイモなど素材を積極使用している。毎月の先生来訪の日は「ドキドキ、ワクワクの時間です」。
ポジティブ満開の笑顔が、今日も出迎えてくれる。「今年9月で10年になるんですよ。ほんと、あっという間、信じられないですね」。
◆バトンタッチします。
「佐藤美保子さん」
2024年2月3日号
春を感じてしまうほど暖かな日がある今年の冬。
この地域に住むとたくさん雪が降らないでと願う一方、必要以上に少ない積雪だとなにか物足りなさを感じてしまい、心のどこかで雪を期待している自分がいます。
写真は数年前に秋山郷で撮ったものです。
妻有地域ではつららというより、雪庇の方が多く見かけますが、屋根の融雪用に水を流している所や、川の水しぶきが飛ぶあたりに見かけることがあります。
幼い頃はゲレンデに遊びに行くと親に怒られながら、小さなつららをキャンディーのようになめていたことを思い出します。
ちなみに新潟県の上越や田上町ではつららのことを「かねっこり」という方言があるらしい。この地域でもそれ以外の呼び名があるのだろうか。
また、新潟県から東北にかけて「つらら女・かね」と呼ばれる妖怪の話があるそうで、多くは冬の夜に独身男の家に女が訪ねてきて、寒いだろうとお風呂を進めると女は一向に出てこず、心配になり様子を見に行くと女の姿は消え、湯船に氷のかけらが浮かんでいたという。
2024年2月3日号
来春、十日町市長・関口芳史氏は任期満了を迎える。一昨年夏に2選を果たした津南町・桑原悠町長は昨秋の町議改選を経ていよいよ独自色を出す時期だ。栄村・宮川幹雄村長は今春4月、2期目をめざし村民の審判を受ける。この時期、自治体の新年度予算案の公表が続き、そこに市町村長の行政姿勢、政治信条が見える。注目の、如月・2月だ。
4期16年を積む関口市長は来年4月30日、任期満了を迎える。まさに、「どうする関口市長」。十日町市長の4期は市政史上最多で、当然5期となると市政史上初となる。現段階ではその去就についての言動はなく、周辺関係者からも「まだまだ合併後の新生十日町市は出来上がっていない。当然、続投だろう」、「5期となると、市民からのマンネリ感が強くなる。関口市長自身、相当自覚しているはず。ただ、じゃあ誰が…となると、いないなぁ」、などなど巷間話はこれから盛り上がるだろう。今後、市議会で次期への去就に対する質問が出るだろうが、4期出馬の時、相当なる逡巡があったようで、決断は遅れた。特に、前回4期出馬時の理由に「原発問題への取り組み」を上げた。今年、新潟県の花角知事は原発再稼働への姿勢を明確にし、「知事選」あるいは「県民投票」で信を問う場を作る予定だ。このタイミングと関口市長の去就は、相当なる深い関係性になるだろう。
津南町の桑原町長は、昨秋の町議改選で「町長与党」となり、これまでの懸案事項を前に進める好機になる。その姿勢が新年度予算案に出るだろう。特に保育園再編問題、3月町議会での施政方針表明の言葉に関心が集まる。一方の栄村。宮川村長に対抗する勢力は前回村長選で敗北した元村長・森川浩市氏の擁立に向け動いている。4年前の前回と同じ対決が濃厚だ。
今年も目が離せない自治体の動きだ。
2024年2月3日号
与党・自民派閥の政治資金パーティを巡る裏金事件で、3派閥の政治新収支報告書の不記載は総額で17億円超に上り、さらに派閥解散に踏み切るなど、「政治と金」問題が大きくクローズアップしている。現衆院議員の任期は2025年10月30日で残り1年7ヵ月余りだが、政治と金問題に一定の方向性を出した後の年内解散も予想され、候補者たちの臨戦態勢は続いている。新選挙区割りとなる「新潟5区」は立憲現職1期・梅谷守氏(50)と自民現職5期・高鳥修一氏(63)の4度目の激突が確実視される。前回選(2021年10月)の小選挙区は130票差の僅差で梅谷氏が勝利したが、今回も接戦は必至。政権与党への逆風を野党が活かせるか、派閥解散による自民の巻き返しがあるか。衆院選に向け、魚沼エリア35万3千人余の有権者の判断が問われる。
2024年1月27日号
〇…津南町議会が刷新に取り組んでいる。新たな取り組みとして毎月10日、まちなかオープンスペースだんだんで、議会と町民との懇談会「だんだんよくする 津南町議会懇談会」を行う。2月から毎月10日午前10時~午後6時(火曜と水曜の場合はだんだん開館時間の午後2~6時まで)議員2人が常時滞在、来訪する住民と直接対話。
2024年1月27日号